いのちの輝き感じるかい―「牛が拓く牧場」から

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  • 地湧社 (2002年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784885031670

いのちの輝き感じるかい―「牛が拓く牧場」からの感想・レビュー・書評

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  • いぃ顔してんなぁ・・・。
    どこか三木のり平を彷彿とさせる、
    酪農家 斉藤 晶さんのしわだらけの笑顔が表紙の本です。

    笹と石だらけの山で、牛と牧草と雑草の生態を生かした蹄耕法による自然酪農を
    確立された酪農家 斉藤 晶さんのお話です。

    自然と闘い、適わず、自然の手伝いをする境地に至った
    斉藤さんの、飾らなくて芯の通った言葉が
    胸に“すっ”と入ってきました。

    それから全てのページにカラーで挿入された
    北海道旭川の山に拓かれた斉藤牧場の景色が
    とても美しいんです。

    ただ眺めているだけで、心が洗われるんですよ。
    本当に美しい風景です。

    とにかく癒されます。


    (以下、本文抜粋)
    ・わたしもムシャクシャするときは、ひとりで山のてっぺんの木に登りにいくんですよ
     周りを眺めながら、自分の好きなことは何か、みたいなことを考えるんです
     そうすると気持ちが晴れてくるんです

    ・やっぱりギリギリの極限状態まで行って、固定観念を捨てた人がね、
     新しいものを創り出す感じですよ ホンモノをつかんでますよ
     成績がいいんじゃないんです もの見てとらえる感性がいいんですよ

    ・知識を「憶える」っていうことは、自分本来の直感みたいなもの、感性をね
     鈍らせる作用もするんですよ

    ・恥をかいたのも、賞をもらったのも、全部忘れるんですよ
     忘れるから今とこれからのことばっかり見てるでしょ
     だから、踏み出していけるんです
     でも、頭のいい人は記憶力がよくて忘れないから、
     過去にとらわれて、おっかなくて踏み出せないんですよ

    ・勉強ってのは本当は、「憶える」ことじゃなくて、
     自分が「気づく」ことなんだよってことなんです
     だから必要ないことまで憶えなくてもいいんですよ

    ・生きがいや夢を感じたりするような生き方をしているとね
     人から見てどう言われようと、おっかないことなんて何もないんですよ
     そうかい、そうかい、考えてみりゃそうも言えるよな、
     とトボケていればいいんですよ
     そして、そういう姿勢でずっとやり続けていることがね、
     だんだん人を惹きつける魅力に変っていくんです

  • ★★★★☆
    北海道で牧場を営む斉藤さんのお話に耳をかたむける。土や緑の香気が立ち上ってきそうな写真と一緒に。
    身の回りに起きる毎日の出来事に一喜一憂せず、自然に身をゆだねた牧場経営をされています^^
    (まっきー)

  •  北海道の酪農家・斎藤さんのメッセージ。斎藤さんの牧場は、牛と自然の力を借りて作る「牛が拓く牧場」。その風景の写真も、とても美しい。心が和む本。

  • 旭川・神居の山地酪農で有名な斎藤さんの語録集・写真集。笠智衆写真集にも似た癒し系。自然を“克服”するのではなく共生することを説く斎藤さんの言葉には共感できる。開拓団として神居の傾斜地に入植し自然と格闘してきたからこそ、この“スローライフのすすめ”には説得力があるが、斎藤さんの人生観や放牧酪農の哲学を理解すればこそ、斎藤さんを神聖視するのではなく「有機」や「自然」もまたイメージ戦略の一つであると割り引いてとらえられるべきだろう。

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