原子力に未来はあるか (エネルギーフォーラム新書)

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著者 : 入江一友
  • エネルギーフォーラム (2011年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885553950

原子力に未来はあるか (エネルギーフォーラム新書)の感想・レビュー・書評

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  •  評価できるものではないので、評価はなし。

    原発は本当に必要なの?
    反原発ということは簡単だけど、廃炉にするだけでも数兆円かかるといわれる原子炉を即刻停止させてどうするのか?
    ただ、思考停止に陥って反原発と唱えたくないので、
    客観的に原子力を論じている本を探してたどり着いた著書。

    具体的なデータが多く、客観的な立場で論じているように見える。
    (原子力関係者であれば、肩を持つのは当然として)

    今の原子力はエネルギー対比でみれば、石油、石炭、天然ガスに次いで4位。電気供給エネルギーとしてみれば、20%ほどの役割を担っているそうだ。しかも、エネルギーは転用できず、電気にしか使えない。

    使い勝手の悪い資源をこれほど押し進めてきたのは、原子力の平和利用という幻想と原子力のもつ莫大な利権関係ではなかろうか。

    しかし、エネルギーの安全保障という側面もある。
    オイルショックの悲劇が再びおこらないように一つの資源に頼り切らない方針を進めてきた。

    石油
    100%輸入といって過言ではない。しかも情勢の安定しない中東が大半。今日本を支えるエネルギーが海外から輸入できなくなったら、日本は終わる。

    石炭
    ほぼ輸入。オーストラリア6割やインドネシア。
    可採年数は118年と言われるが、年々短くなっている。22世紀までしか筆者は22世紀まで、持つと言っているが、22生起までしか、もたない資源は持続可能なエネルギーだろうか?

    天然ガス
    マレーシア、オーストラリア、インドネシアで約20%ずつ。

    原子力
    ウラン鉱石の輸入が必要。輸入がストップしても高エネルギーであるため、既存の備蓄で2年はもつ。
    プルトニウムの分離回収が可能
    ウラン238をプルトニウム239を生成。より高性能。
    ただし、開発の目処はたっていても、実現はまだ。

    エネルギーの安全保障という点では、原子力は一定の期待がある。

    安全性
    1ギガワットあたりの死亡者数を比較すると、石油、石炭よりも低い。
    採掘時の死亡者数が多いからだ。
    絶対安全などありえない。しかし、その他のエネルギーが必ずしも安全であるとも言い切れないのだ。

    経済性
    原子力はコスト的に火力と遜色がない。

    問題
    放射性廃棄物がでる、この処理方法が見つかっていないままに
    使い続けるのは、いくらなんでも論旨が破綻していやしないか?

  • (推薦者コメント)
    これから暑い暑い夏がやってくる。脱原発は本当に可能なのか。いや、脱原発をして日本の節電はそれに間に合うものなのか。冷静に考える本。

  • 巷には我田引水のデータに基づかない反原発の本が溢れていて,図書館にもそんな本しかないが,データに基づいた本書は,客観的な記述である。本書と反原発本の両方を読んで,正しい判断をすべきであろう。

    1月に購入してから,積んであったのだが,出張の行き帰りに読もうと思って3月24日から読み始めて,25日に読了

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