- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885917899
作品紹介・あらすじ
漫画家小林よしのりが「新ゴーマニズム宣言」(『SAPIO』連載)で展開した「慰安婦」問題の解釈を徹底解剖、
実際の漫画を引用しわかりやすく反証していく待望の書。あわせて最新の研究成果をふまえ、議論の論点を整理、
国内外での動向を紹介する。
4月26日の最高裁決定により「漫画引用は適法」と確定。しかし、引用中ただ一点、絵の配置を変えたことが著作
権侵害に当たるとされた。よって、その引用部分を原典どおりに改訂し、新装改訂版として緊急出版。
感想・レビュー・書評
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文章の引用は著作権侵害に当たらないが、漫画家が命を削って描いている図像を悪意で転写することは許されるのか、という裁判。
被告側一審勝訴には、判例ではなく「目的への思量」(韓国の言いがかりへ不当な政治的配慮)があったといわれる。
2002年判決確定「引用は適法だが、出版は差し止め」を勝訴と言って良いものか。
「上杉聡はドロボーだ!」というのに何のはばかりも要らない!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良く分からんなぁこの本は・・・ってのが最初の感想。
読んでいくに従って、「・・・で?」となってくる。
著者の目的がよく分からない、と言うか結局どうしたいのか分からない。
いや、わからないと言うのは違うなぁ・・・「著者の自己満足」とか「著者が自分の考えに酔っている」という感じかな。
結局、首尾一貫よしりんを否定して終わり。否定するのは別に全然構わないと思う。
だが、この本の問題は、
史実を検証するとかと言ったことはなされていない。著者の思う正論をよしりんにぶつけているだけな感じ。「正論」は所詮「論」でしかない。しっかりと調べている(はず)のよしりんと比べれば説得力がどうも無い。
要は、とにかく否定、否定、否定・・・
学生時代、某厚生局長が言った言葉を思い出した。(鮮明に憶えてる)
「否定は誰でもできるんじゃ」と。
まさにそんな本。
特にこの本に対して思い入れが出なかったので
星☆と言うことで・・・