ロシアの旧秘密都市 (ユーラシア・ブックレット No. 153)

著者 :
  • 東洋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885959264

作品紹介・あらすじ

ソ連時代に地図に表されなかった秘密都市。そのヴェールの向こう側をさまざまな資料で明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • <要約>
    ソヴィエトの旧秘密都市とは、地図にも載らない、外部からは入るのが難しい、隔離された都市のこと。
    しかし、整備されたインフラが必要なため、意外とモスクワやサンクトペテルブルク近郊の、高速道路や鉄道沿線にも分布している。
    スターリン時代から建設が始まり、建設には囚人が使われた。
    結果的に強制収容所跡にできることが多かった。
    設立当初は、建設に駆り出された囚人が住民としてそのまま定住させられていたが、次第に、モスクワ大学卒業した若い学生たち、つまりホワイトカラーが移住させられた。
    都市内では宇宙開発、兵器開発、核開発、化学兵器開発等が行われていた。
    有名なアンドレイ・サハロフも旧秘密都市出身。

    <コメント>
    みつからんように、都市ごと秘匿しようという発想がさすがソ連。
    でも、衛星が発達した今ではきっと無理なんだろうなー
    私はあまり武器・兵器に興味がないので、さらっと読み飛ばした部分も多かったけど、ミリタリーマニアなら脳が沸騰しそうに楽しそうな個所もあったと思う。

  • トムスク7位は聞いたことあったが、かくも多くの「秘密都市(閉鎖都市)」があったとは・・・
    それにしても「秘密都市」「アルザマス16」「中型機械製作省」「製品」「シベリア化学コンビナート」「ガガーリン名称宇宙飛行士訓練センター」いちいち燃える!!

  • 難しいところは飛ばし読みになってしまいましたが、面白かったです。

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