まちの居場所: まちの居場所をみつける/つくる

制作 : 日本建築学会 
  • 東洋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885959394

作品紹介・あらすじ

「まちの居場所」は、私的な場所でもなく、形式ばった場所でもなく、人が思い思いに居合わせられる場所。そして、新たに地縁を結びなおす場所。建築、都市計画、まちづくり、福祉…人間らしい空間づくりに臨むすべての人に、「場所」への視点を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 場所のあるじ

    プライベートは会話が空間で閉じる。
    パブリックは会話が成立しない。
    セミパブリックは観客にも情報が共有される対話がある。

    自宅と職場、学校の間にある場所 サードプレイス

  • 事例がたくさん載っていて、活用できる本。

    p.26
    「週に1回とか、月に何回というのでは、行ってみようと思った時に行けないし、自由に出入りしてもらえいない。いつ行っても開いてるという安心感が一つの目的で毎日やっておりました。」(ひがしまち街角広場・赤井さん)

    p.45
    「まちの居場所」にも主は存在する。いや、「まちの居場所」は「主」とセットでしか語り得ないと言った方がよい。−中略−「主」なりのやりかたで「まちの居場所」を作りあげていく。−中略−同時に「主」はやって来た人々との出会いによって変えられていく柔らか存在でもある。

    p.60-64
    新宿シューレの空間づくり→ぴあぴあルームの参考になる。
    evernoteに保存。

    p.70
    野田氏は、プロジェクト立ち上がりの組織や空間の状態を「初期設定」と呼んでいる。そして、いかに初期設定での「リスクヘッジ」を行うかがデザインのポイントだという。入居者の個性による作り込みを容認しながら、バナーフラッグや入口脇のスリット窓で見せ方を調整したり、賃貸の契約期間に幅を持たせることで、要所要所で組織デザインを再構成できるハンドリングを確保したり、入居者選定の段階でキーパーソンで担保をとるなど。

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著者プロフィール

日本建築学会福祉施設小委員会(主査:森 一彦) 執筆者:森 一彦(大阪市立大学)、三浦 研(大阪市立大学)、松原 茂樹(大阪大学)、加藤 悠介(豊田高専)、古賀 誉章(東京大学)、井上 由起子(日本社会事業大学専門職大学院)、山田 あすか(東京電機大学)、室崎 千重(福祉のまちづくり研究所)、絹川 麻理(福祉のまちづくり研究所)、藤田 大輔(岐阜高専)、松浦 正悟(大和ハウス)、松田 雄二(東京理科大学)、橘 弘志(実践女子大学)、厳 爽(宮城学院女子大学)、黒木 宏一(新潟工科大学)、佐伯 博章(地域総合設計)、倉斗 綾子(千葉工業大学)、古賀 政好、小林 陽、北後 明彦(神戸大学)

「2012年 『空き家・空きビルの福祉転用』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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