- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886213525
作品紹介・あらすじ
悪法のイメージをもって世に語られる「生類憐み令」は、世界史上にも例をみない動物愛護の政策でもあった。法令の実相と歴史事象を冷徹に分析し、社会悪是正の一端としてなされたこの政策の真意に迫る。
感想・レビュー・書評
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カテゴリ:図書館企画展示
2015年度第5回図書館企画展示
「大学生に読んでほしい本」 第3弾!
本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。
深井雅海教授(史学科)からのおすすめ図書を展示しています。
展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
開催期間:2016年1月6日(水) ~ 2016年3月4日(金)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
五代将軍徳川綱吉によって発令された生類憐みの令は、人命よりも動物の保護を優先とした悪法として知られています。そして、その発令原因は、跡継ぎに恵まれなかった綱吉が、僧の隆光より、「子供がほしければ生類憐みを心掛け、とくに綱吉が戌年生まれであるので犬を大事にするよう」に進言されたからとされています。しかし、現在の歴史学ではこの説は否定されています。では、発令の意図は何だったのか。本書をご覧下さい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<閲覧スタッフより>
「生類憐みの令」の時期はいまだ定かとなっていませんが、江戸幕府五代将軍徳川綱吉が発した政策といわれています。犬をこよなく愛した綱吉は殺生や虐待を禁じたほか、行き過ぎた動物愛護法を行ったことにより、悪法であると称されました。この政策をどう考えるか…?歴史的評価として細かく分析されています。現代の動物愛護についての原点を見つめ直すきっかけにもなります。
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所在記号:210.52||ネミ
資料番号:10177965
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