- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886223357
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
鉱物を愛し日本における鉱物の扱いを憂う堀秀道が、あちこちに書いた文章をぎゅっと集めた一冊。
宮沢賢治に関しては、キャッチーなタイトルのために冒頭に引っ張って来られただけかな。
宝石や「パワーストーン」ではなくて、鉱物に興味のある人はぜひ読んでみて欲しい。
読みやすいところだけ一部でも、面白いと思えばぜひ全部。 -
間にいろいろ手を出したせいで読むのが遅くなりましたが、読了。なんでも鑑定団の鑑定士も務める著者があちらこちらで書いた鉱物にまつわるコラムをまとめた本です。この本で初めて東京国際ミネラルフェアについて知って、行ってきたのはいい思い出です。他の方も書いている通り、賢治については数ページのみ。鉱物に興味のある方には面白いと思います。
-
この本は雑誌等に掲載されたエッセイ集みたいなものなので,宮沢賢治は最初の数ページしか出てこない。。。
だが,いろいろな石の話があり面白い。バラの石はコーラで修復できるとか!かなり古い話もあるし,重複している話もあるが,筆者の石への愛が感じられる。
ただ本文中の写真が白黒なのは残念。さらには,一部のマナーの悪い採掘者のために出入り禁止や採掘禁止のところが増えているのも残念。 -
他の方のレビューにあるように宮沢賢治は最初のちょっとしか関係なかった!でも石の話たくさんでよいと思う。まだパラパラと読んだところだけど、全部しっかり読みたい。
-
宮沢賢治に触れたのは1章だけなので、賢治ファンには面白いかどうかはわからないが、鉱物採集の初心者は鉱物図鑑片手に読んでおくと、とても役立つと思う。以前雑誌に寄稿したり、連載したものの原稿を集めた本なので、多少の内容重複がみられたり、歴史を感じずにはいられないが、逆に今に比べ自由に採掘ができた頃を知ることができ、うらやましく思う。一部の心ない採掘者の為に、今があるのかと思うと悲しくもある。
-
著者の、色々な雑誌や機関誌などに寄せた鉱石にまつわるエッセイを一冊にまとめたもの
宮沢賢治の石好きに関するエッセイは最初に数ページ出てきて、それで終わり。でも誕生石やらミネラルショーのことやら色々書かれていて面白い。月でも火星でも地球でも、構成される元素が同じ組み合わせなら、「まるで見たこともない」ような石ができることはない、とのこと。なるほど、全宇宙共通の趣味になり得るわけか!
それにしても、本文中の鉱石の写真が白黒だったのが惜しいなー