イエス登場!: 気合の入ったキリスト教入門;II (ドン・ボスコ新書 気合の入ったキリスト教入門 2)

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  • ドン・ボスコ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886265616

作品紹介・あらすじ

キリスト教とは何を問題にしてきたのか?どこに根本的な解決を求めようとしてきたのか?…その力動性は「人となった神」、ナザレの人、イエス・キリストの振る舞いと言葉の中に現れている。キリスト教はそう考えています。

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教徒を茶化す目的で書かれたとしか思えない「入門書」が多いなかで、このようなカトリックの司祭による平易な言葉で書かれた本書があるのは、とてもうれしい。第二部の本書では「福音書」が主なテーマになっている。図解なども多くとてもわかりやすく、面白く読めた。

  •  著者は、月刊誌「カトリック生活」でひときわ異彩を放つ連載「〝キリスト者〟と〝思想〟の交差点」を執筆中の来住神父。まず、その経歴がユニーク。司法試験に挫折し、電気企業に就職後、イタリア旅行でカトリックに目覚め、洗礼を受けて御受難修道会に入会。司祭叙階後は、宗教講話、祈りの指導、教理教育へと活躍の場を変えながら現在に至る。

     本シリーズは、キリスト教信者でない人のために「キリスト教とは何を問題にしてきたのか? どこに根本的な解決を求めようとしてきたのか? その力動性が、読後に何らかの形で胸に残ってほしいと思って」書いたという。神父の身でありながら、キリスト教をあくまで「客観的に提示する」ことに徹する。

     本文中に(笑)やジョークが頻出するのはご愛嬌。ページ下部に細々と記された注釈や余談を読むのも楽しいし、合間に挿入される仮想の話し相手「A君」との対話も小気味いい。

     特にこの2巻は図解を交えながらイエスの言動や教義、時代背景などについてわかりやすく解説する。キリスト教学校で、こんな聖書の授業を受けたかった。著者の書いた『スラムダンク宣教学』が世に出ることを熱望する。(松ちゃん)

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著者プロフィール

1951年生まれ。東京大学法学部卒。1981年にカトリックの洗礼を受け、御受難修道会に入会。1989年に司祭叙階。「祈りの学校」を主宰。著者に『「ふしぎなキリスト教」と対話する』『気合の入ったキリスト教入門』「目からウロコシリーズ」など。

「2016年 『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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