シナ大陸の真相―1931‐1938

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制作 : 福井 雄三 
  • 展転社 (2001年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886561886

シナ大陸の真相―1931‐1938の感想・レビュー・書評

  • 一般に支那事変については日本と中国が戦争したくらいの知識しかなく、その実態や背景などといった詳細部分があまりにも認識不足で、一様に東京裁判を踏襲するような「日本が愚かだった」などといった侵略戦争に繋がる印象しか見出せない。昨今の保守派の戦史研究の復活により以前のような捏造の戦史観によって中国が外交カードと用いることも困難になってきたのも事実。しかし、当時の日本が何故中国に権益を求め、戦線を拡大したのかは日本国内の戦史研究においても意見の分かれる部分である。
    本書は1937年にK.カール カワカミの手によりイギリスで出版され中国問題の真実を訴えた。
    支那事変に至るまでの中国問題が実に詳細に綴られ、日本が泥沼の戦線拡大に至る経緯と背景が綴られる。何故、満州の権益問題の浮上から満州事変、支那事変につながるが、そのパラダイムの中で日本がどのような行動を起こして実際にはどのような状況だったのかを非常に詳細に看破した内容。
    本書によって明らかになるのは日本の対中国のが侵略戦争ではないことが実証される。 本書の中で何度も清朝の李鴻章から蒋介石や張学良、その他の軍閥指導者の政治的及び道徳的モラルの低さが如実に明記される。この絶望の大陸にいやがうえでも関与し続けなければならないのが第二次世界対戦に巻き込まれる前の日本の実態である。日本の足を引っ張り反日運動を激化させた米国にとって中国は所詮投機の対象でしかない。どの中国の政権(蒋介石や他の軍閥)も腐敗し住民を酷使し、正式な条約を踏みにじり、なおかつ崩壊寸前である。反日テロを怒号する蒋介石や諸軍閥に対し本書で実態が綴られる日本の政府・軍部の対応は本当に冷静である。しかし日本の紳士的な対応はますます彼らを増長させるだけであった。以下では本書によって綴られた内容から満州事変から支那事変に至るまでの中国問題の背景と実態、日本側の対応を纏めた。

  • 支那事変当時、米国籍を持つ日系知識人が、日本の置かれた立場を米国で訴えた内容。「戦後」の影響を受けていないため、当時を知るには最適の一冊です。これらの演説をもってしても日米開戦に至った史実を知るだけに、複雑な心境にさせられます。

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シナ大陸の真相―1931‐1938はこんな本です

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