増補改訂版 家族で語る食卓の放射能汚染

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  • 同時代社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886836960

感想・レビュー・書評

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  • タイトルほど食品の問題にウエイトを置いた内容ではないが、放射線のメカニズム、生物に与える影響、食品からの内部被曝とその影響の考えかた、被曝量の計算のしかたなどを根気良く解説。正しい知識を身につけて欲しいという著者の姿勢を感じる。

  • 震災による福島原発事故を機に 手に取った本です。 入門書としてざっと放射線のリスクについて考えるのに適している。 具体的な対策をするところまではいかない。

  • きくまこさんがおすすめしていたので、興味が出てきて購入。
    平易な表現で書かれており、煽っている文章も少ないのでいい本だと感じました。図が古臭いのは昔の本を震災後すぐに改定したためでしょう。
    ささっと読みたい人は、1章の安斎先生の経歴、4章の食品への対応を読めばよいと思います。時間があれば3章の人体影響も。2章の放射能の説明は飛ばしても問題ないと思います。

著者プロフィール

1940年生まれ。東京大学理科1類に入学。1962年、工学部原子力工学科第1期生、続いて、大学院修士・博士課程を修了して1969年工学博士。同年、東京大学医学部放射線健康管理学教室(文部教官助手)となり、1986年、立命館大学経済学部教授、88年、国際関係学部教授。1992年、立命館大学国際平和ミュージアムの設立とともに館長代理(館長は、故・加藤周一氏)、1995年より館長、2008年より名誉館長。2006年4月より、立命館大学特命教授・名誉教授。2011年3月に退職し、4月、Anzai Science & Peace Office(略称:ASAP)を創設、科学教育および平和創造に関する多様な活動に取り組む新たな体制をスタート。専門は、放射線防護学、平和学。
著書に、『放射線技師のための数学』『放射線技師のための物理学』(放射線取扱技術研修会)、『日本の原子力発電』(新日本出版社)、『原発と環境』(ダイヤモンド社)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『地球非核宣言』(水曜社)、『中性子爆弾と核放射線』(連合出版)、『クイズ反核・平和』『科学と非科学の間』『放射能そこが知りたい』『原発そこが知りたい』(かもがわ出版)、『「がん当たりくじ」の話─国境なき放射能汚染』(有斐閣)、『語り伝えるヒロシマ・ナガサキ』全5巻(新日本出版社、第7回学校図書館出版賞)、『語り伝える沖縄』全5巻(同、第9回学校図書館出版賞)、『語り伝える空襲』全5巻(同、第11回学校図書館出版賞)、『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞社)、『霊はあるか』(講談社)、『だます心 だまされる心』(岩波書店)、『だましの心理学』(PHP研究所)、『放射線と放射能』(ナツメ社)、『日本から発信する平和学』(法律文化社、池尾靖志氏と共編著)など多数。

「2011年 『家族で語る食卓の放射能汚染』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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