野生ネコの百科 最新版 (動物百科)

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  • データハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887187726

作品紹介・あらすじ

滅びゆく野生の王者。トラからヤマネコまで全38種。獲物に忍び寄り殺すことを目的に、ひたすら狩りのテクニックを進化させてきた野生のネコ類は、自然が作った最高の芸術品だ。美しく質の高い毛皮をまとっていたが故に、人間の餌食となり、野生動物を獲物とするが故に、広大な生活地を必要とし、開発のあおりをまともに受け、今や絶滅が危惧されるようになった。本書はそうした野生の王たちの記録のすべてである。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「野生ネコの百科」4

    著者 今泉忠明
    出版 データハウス

    P2より引用
    “強いものを撃つ征服感、美しいものをまと
    う虚栄心が多くのネコ類を殺した。”

     日本を代表する生物学者である著者による、
    世界中のネコ科野生動物を紹介する一冊。
     動物園で見ることが出来る種から絶滅危惧
    種まで、カラー写真とイラストに詳細な解説
    を加えて書かれています。

     上記の引用は、まえがきでの一文。
    こうして獲物を撃つことに飽きてきているか
    らでしょうか、人間同士での撃ち合いの話が
    戦争以外でもよく起こりますね。
    写真がなくイラストだけで解説されている種
    類を見ると、あまり普段気にしていない私で
    も、何だか悲しくなってしまいました。
     体は小さいですが、ペットのネコも人間に
    飼われているのではなく、居心地がいいから
    一緒にいるだけで、ネコは野生のままだそう
    です。家の中だけでしか暮らせないネコは、
    本当は辛いのかもしれないなと思いました。

    ーーーーー

  • おっきい猫が大好きなのでたまらない。
    ネコ科の動物たちについて知識がつきました。
    全身真っ白なトラの写真には感動!

  • 野生ネコの百科は、改訂版、第3版、第4版とでています。
    ネコ科のファンが多いことに驚きです。

    ペットショップにいくと、犬8、猫2の比率か、犬9、猫1の比率でしか見えないことがしばしばです。10種類以上いないところでは、犬だけの店もあります。
    猫は人気がないのかと思っていました。

    猫は、野良猫、野生猫の方が人気があるということなのでしょうか。
    アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ。
    アジアでは、トラ、ひょう、やまねこ、など
    アフリカでは、ライオン、チータ、など
    ヨーロッパでは、ピューマ、など
    アメリカでは、ジャガー、など
    の紹介がある。

    野生のネコの絶滅には、交通事故死も無視できない種類もあるかもしれない。

  • ネコ科好きにはたまらない本。地域別に詳しく解説してくれている。イラストが若干残念な印象。

  • 大きいネコから小さいネコまで、ネコ網羅&満載!

  • ネコはイエネコだけにあらず。進化を極めた一撃必殺の殺し屋たちが沢山います。ヒョウ、チータ、ジャガーなどなど。最強の肉食獣たちの勇姿がここにあります。あと、豹を描きたい人にもオススメ(笑)

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著者プロフィール

今泉 忠明(いまいずみただあき)
動物学者。日本動物科学研究所所長。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を歴任。『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)、『図解雑学 最新ネコの心理』(ナツメ社)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)『愛くるしすぎるイキモノ パンダのすべて』(廣済堂出版)など著書、監修書多数。

「2023年 『マヌルネコ 15の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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