ウィリアム・モリスの庭―デザインされた自然への愛

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制作 : Jill Hamilton  John Simmons  Penny Hart  鶴田 静 
  • 東洋書林 (2002年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887215788

ウィリアム・モリスの庭―デザインされた自然への愛の感想・レビュー・書評

  • モリスの多岐にわたる仕事のことや
    その熊みたいな風貌は知っていたけれど
    その人柄そのものや、デザインの根源となった自然、植物への思いのことまでは知らなかった
    この本はそれが垣間見えて面白い

    中でも、相反する両極端を内包する人柄であったという事実は面白い
    副題の「デザインされた自然」みたいな感じだろうかね


    自生の植物を活かすことに拘りましょう
    とは、多肉ばかりを殖やしている私には少し痛いお言葉
    でも確かになあ...

    後半には、彼の仕事のインスピレーションになった草花の紹介と
    その育て方と、その植物の動物にとっての存在意義なんかが書いてあって
    ちょっとした宇宙を感じられる


    レッドハウスやケルムスコットマナーは憧れです(行ったことは無いけども)
    そんな庭を目指したい方は、必携の一冊かもしれん
    しかし、上質紙のカラーのせいか、4500円と値が張ります

    また、難解な日本語の言い回し
    が判り難い
    英語ではそういう言い方するんだろうねっていう感じだけど
    なんだか読みづらい部分もしばしば

    規模のでかい植物のことも書いてあるので
    実際には全く実用向きではないけれど
    妄想庭園をぐんぐんと広げていくにはいい肥料になります
    モリスのパターンのようにね
    延々と、絡み合って
    妄想だけが広がってゆくのです

  • ウイリアム・モリスは19世紀のイギリスでアーツ・アンド・クラフツ運動の主導者として活躍した人物。植物や鳥など自然をモチーフにしたデザイン(テキスタイルなど)が知られています。

    本書は、彼が大切にした自然や庭に対する考え方、彼の生い立ちや生涯について、彼に影響を受けた人物、彼の作品に登場する植物について書かれています。

    彼は素朴な植物を特に愛でていました。自生種を大切にすることや開発前に既にある樹を生かすことなど、環境を重視する庭づくりに共感します。

    訳が直訳に近く読みづらいのが難点ですが、モリスがおしゃべりで、彼が生み出す優雅な作品とは全く異なる外観であったこと(彼は決して鏡を見ることはなく、ある時奉公人が泥棒と間違えたらしい)、自分の妻が友人と浮気していた問題から逃げたことなど、私的情報も満載です。

    彼の作品や植物の写真のほとんどはカラーで紹介されていて、興味のある人なら見るだけでも満足できると思います。

  • W・モーリスの人となり、苦悩の多かった私生活がわかる。庭に関しては、土着の植物を使うことなど、エコな考え方をしていた。本の後半には彼の好きな植物が写真入りで紹介されている。庭については、私はもっと自由にエコにこだわる必要はそこまではないかな、と思う。

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ウィリアム・モリスの庭―デザインされた自然への愛の作品紹介

素朴な花への愛情を繰り返し訴えたウィリアム・モリスのユートピアを求めて、いざ、モリスの庭へ。モリスが描いたユートピアの源。

ウィリアム・モリスの庭―デザインされた自然への愛はこんな本です

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