- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887217508
作品紹介・あらすじ
ひとつ、ふたつ、三つ…。何かをかぞえること、それはすなわち世界を捉え、獲得することにほかならない。古今東西、汲めど尽きせぬ愉快なトリビアとともに案内する、数をめぐる物語。
感想・レビュー・書評
-
のっけから面白い。数字がこんなに面白いとは...。1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,1,11,12,100,1000,1000000と、もうひとつの数のはなし。
わたしたちは、わずかな記号と言葉を用いることによって、どこまでもかぞえられ、どんな数にも到達できる。どれだけかぞえても、10個の数字しか使わない。1,2,3,4,5,6,7,8,9,0だけでいいのだ。
その最初の“1”を「こんなにも重要な数で、すべての始まりでありながら、実に簡素な形をしている」とか「孤独でちょっと冴えない数だと思う」とか「1は私自身」「1は区別」「1は独り身の男」等々、なるほどなぁって思わず納得の面白さでいっぱいである。数字の蘊蓄ならこの本をお薦めする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数字のウンチクがぎっしり詰まった本。英語関係の知識が多かったけど勉強になった。語源とか成り立ちとか。
-
1には、こういう意味があって・・・ああいう意味があって、だれだれがこう考えて・・・という調子が、12まで続く。その後、100、1000、1,000,000、∞もこの調子で解説。なんのひねりもオチも無くタダタダ退屈。
-
1から0までの10種類の数字で、全ての数を表現できるというのが改めてすごいことだと思う。
数そのものに関わる話だけでなく、古代文明における数、芸術における数、神話の中の数など、その数にまつわるたくさんの話が満載。 -
本当は超ひも理論の本が欲しかったのですが、
敷居が高かったので なんとなくこちらを購入。
とても面白い!
収束の彼方にも、末端にも、
個々としていくつかがやはり存在するのであって
永久に置換が 行われるかもしれない。
数字が可愛く見えてきます。
知識欲のある方だったら誰でも楽しめると思います。
おすすめです。