「学び合い」入門―これで、分からない子が誰もいなくなる!

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著者 : 三崎隆
  • 大学教育出版 (2010年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887309524

「学び合い」入門―これで、分からない子が誰もいなくなる!の感想・レビュー・書評

  • 理論編 ─『学び合い』の考え方を知ろう ─
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    1
    第1章 分からない子が誰もいなくなる授業を実現しようとするときに考
    えること
    (1) 子どもたちの理解は実に多様である

    (2) 子どもたちは有能である

    (3) 効果的なのはどっち?

    (4) 教師が教えていると思っていることと、学習者が実際に学んでいる
    ことがずれている

    (5) 専門的になればなるほど教えられなくなる

    (6) 子どもたちの学びは自然発生する

    (7) 個に応じる指導は本当に子どもたちの理解を促しているのか

    (8) 興味・関心や意欲はどのようにして生まれるのか

    (9) 授業者は子どもたちがどこまで分かっているのかを把握しているか

    第2章 『学び合い』とは何か

    (1) 情報の3階層モデル

    (2) 『学び合い』の3つの考え方
    1:学者の理解の多様性と認知心理学の自動化理論(教師は知識がある故に上手に教えることができない)
    2:学校教育法の理念である、学校が学習者全員で協力し相談して学ぶところであるという学校観
    3:協同・共同作業が最も効率的であり、クラス全員がそれをできるように目指すという学校観
    →最も重要でかつ生徒に伝わりにくいのは3.学び合いの成否を左右するため、教師は常にこれを伝え、生徒に振り返りをさせる必要がある
    (3) 『学び合い』では「みんな」を大切にする

    (4) 『学び合い』は学び合いとどこが違うのか

    (5) 『学び合い』の考え方によって現れる『学び合い』の現象

    実践編 ─『学び合い』の考え方による授業を実践してみよう ─

    第3章 学習指導案(略案)を作るポイント

    (1) 本時の目標を考えるときのポイント

    (2) 評価規準を考えるときのポイント

    (3) 手立てを考えるときのポイント

    (4) 教材を考えるときのポイント

    第4章 目標を設定する

    (1) 目標設定までの手順
    1:できるだけ具体的かつ簡潔に短く
    2:目標なのか手段なのかをよく考える
    3:具体的な評価が可能な目標か?(「~を理解させる」はNG.アウトプットをさせることで評価しやすくなる)
    (2) 小学校第2学年道徳の時間の授業を具体例に

    (3) 小学校第3学年国語の授業、第5学年算数の授業、第4学年社会科
    の授業を具体例に

    (4) 目標の作り直し
    特徴的な教科・領域における目標設定のポイント
    ・答えを明確に示すことができる場合:そこに至るまでのプロセスを理由づけてアウトプットできるよう求める。例。理科 ~について、観察や実験の結果を使って、なぜろうそくの炎が燃え続けるのかを説明できる。
    ・ゴール・フリーの課題の場合:自分の考えとその考えを持つに至った背景やプロセスを一緒にアウトプットするよう求める。例。国語 ~について、なぜそのように考えるようになったのかという理由とともに、友人に理解してもらえるように自分の考えを説明できる。
    第5章 『学び合い』の考え方による授業を始める前にすること

    第6章 授業者は子どもたちの学ぶ環境を整える

    (1) 方法を委ね、学ぶことを待つ

    (2) 可視化

    (3) 時間の見通しを示す

    第7章 評価する

    第8章 実践する上で大切なこと

    学校現場からの戸惑いに応えて、『学び合い』入門のためのQ&A─
    ・教師のまとめや説明は必要か?:以下の理由から、教師によるまとめは必要ない。1学習者の理解は多様であるため、教師のまとめによる理解促進は限定的である 2教師のまとめを子どもが期待し、自発的な学び合いや行動を妨げる
    ・学び合いと放任の違い:学び合いの授業では教員が以下の活動を行っている。1学び合いの3つの考え方を子ども達と共有する 2目標を明確に伝えk、子ども達と共有する 3目標達成に向けて環境を整える 4目標が達成されたかどうかを評価する
    第9章 『学び合い』の考え方で子どもたちが変わる

    (1) 子どもたちの人間関係が変わる

    (2) 子どもたちの成績が変わる

    (3) 外国人児童や気になる子が変わる

    (4) 1回の授業で子どもたちが変わる

  • 『学び合い』の理論的実践書。
    私は、スタートブックで概略を掴んだあとに読んで、丁度いいと感じました。
    理論編では、社会的構成主義や認知心理学の研究成果にもとづいて、『学び合い』の考え方が解説されています。
    実践編では、本時の目標をつくるところから始まる学習指導案の書き方や、環境整備、評価について詳しく事例を使ってまとめられています。
    この本を読んで、『学び合い』の考え方がより深いところまで落ちた気がしています。
    『学び合い』を知りたい方、学校教育に興味のある方、教育に関わっている方には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

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