マジョガリガリ

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著者 : 森達也
  • エフエム東京 (2009年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887452114

マジョガリガリの感想・レビュー・書評

  • 森達也の本を読むと、自分が今、視野が狭くなっている、ということを、いつも感じさせられる。

    そして、憤りや、哀しみや、寂しさを感じ、感情というものを取り戻すことができる。

    しっかり生きなければ、と、主体的にならなければ、と、疑問を持って生きなければ、と、世界は変われるはずだ、と思う。

    “人はひとりでは生きられない。でも世の中には、群れと少しだけ距離を置いて生きることを選択した人がいる。いつのまにかそんなポジションに身を置いてしまった人がいる。意図的にせよそうでないにせよ、群れの動きから少しだけ離れた視点に立つと、群れ全体の暴走がなんとなくわかる。
    でもやっぱりひとりは不安だ。他の多くと異なる動きをすれば、KYだの自己責任だのと罵声や冷笑の標的になる。帰属したいとの本能が時おり疼く。そして走り出す。周囲と同じ速度で。同じ向きに。帰属する。契約する。縛られる。規定される。限定される。この引き換えに安心をもらう。”(P114)

    こうなりたんくない。と思う。だけど、帰属する安心、楽さに抗うのはいつも難しい。
    だから、いつも、私はなんとか旅に出て、その帰属から、縛られることから、決められることから、逃れようとするのだと思う。


    “自分に自信がないから他人の意見や感想にすぐ影響されてしまうんです。そしてあとからうじうじと後悔する。だからなるべくひとりで作業する。つよいからではなく弱いから。”(P166)
    激しく共感。
    強いのではなく、弱いからこそ、すぐに影響され、すぐに犯されることをわかっているからこそ、強く拒否する。それが私です。


    “子どもには「だめ」ではなく「なぜ?」と問うやり方で通して、最後は「おまえ次第だ」と尻をたたいていかせるようにしてきた。”(P182)

    誰に対しても、こうありたい。と思う。

  • 2009年発行だが、掲載された対話の話題は現在さらに悪化してるように思える。
    絶望したり、諦めないで、考え続けることが大切。

  • まわりと同じなら安心で少しでも違うのは不安。その気持ちは分かる。大きな流れの中で、自分だけ立ち止まっていたら踏み潰されるか、はじき飛ばされるかもしれない。
    でも、少しだけ群から離れた視点に立てば‥
    「私」と同じような「個」が、それなりにたくさんいるんじゃないか?
    2015年の夏はそんな「個」が必要に応じて集まり、様々な場所で動き出したのを目撃したような気がする。それが希望の灯。

  • ラジオ番組での対談を起こしたもの。
    分量的にはちょっと物足りない。
    進むに従って濃くなっていく追記になっている文章を読むと、
    著者の背景とかが分かってくる。
    エコというテーマは私の苦手なところだが、
    短いなりにそれぞれの対談者のいろいろな考え方を
    まとめて知ることが出来たのは良かったかな。
    辛酸なめ子さんの文章(というか言葉)を読むのは初めての気がするが
    ちょっとキモチノワルイ考え方をする人だなあと。

  • 対話形式のラジオ文章化。さまざまな方面の人との会話によって、著者の倫理観、ものの見方が伝わってくる。

  • TOKYO FM で放送していた(現在進行形かも?)『森の朝ごはん』という番組の書籍化ですね。
    放送には48人出演していたんですが、本書にはそのうち20人が登場。良く知ってる人から、「この人、誰?」って人まで多彩です。
    本書の題も出演者の糸井氏の案みたいです。意味は「魔女狩り」狩り
    さすが糸井さん、いい題つけます。これこそ森さんをあらわす、いい言葉です。
    内容は著名人相手に、森さんがバッサリと・・・・・・なんてことはなく、いつもの森節がところかしこに。そして、新しい発見もあり面白かった。っま、ファンがそういうのはあたりえですが。
    個人的には「宇梶剛士さん」の回が結構、印象てきでしたね。

  • 対談?ぽいのはどうかしら~と思ったのですが、
    面白かった!!!

  • 2005年〜2007年にTOKYO FMで放送された「森の朝ごはん」から一部を書籍化したもの。パーソナリティは森達也さん。多様なゲストと興味深いテーマ。どの回にも共通する「警鐘」。森さんの本を読むといつも頭の中で鐘が鳴ります。タイトルの「マジョガリガリ」とは漢字で「魔女狩り、狩り」。大衆が一極に集中している時、端から「その魔女狩り、おかしくない?」と見てみること。脳科学者の茂木さん、井筒監督、俳優の宇梶剛士さん、南こうせつさん、糸井重里さん…著名な方の普段は聞けない考え方。表紙イラストのしまおまほさん、AKBのプロモーションを撮った蜷川実花さん、東京島の桐野さん…個人的にあまり知らなかった人の鋭い考え方。思っていたことを言葉にしてくれていたり、考えもしなかったことに驚かされたり、納得したり、怖くなったり…とても面白く、興味深い本でした。

  • 今はドキュメンタリーの監督といっていいのかわからないけど、
    森さんのラジオ対談が本になったもの。
    出てくる人たちのアウトローっぷりがよいです。
    普段の生活では「わがまま」って一括されそうな人々ですが、
    信念が通っていてすがすがしい。

  • 「いのちの食べかた」「世界を信じるためのメソッド 僕らの時代のメディア・リテラシー」を読んで、森達也さんという人に興味を持った。
    そう言えば、反戦とか平和って、いつの間にか言えない雰囲気になってるよね。こんな私も少数派なのだろうか・・・。

  • 森氏のラジオ番組を起こしたものの後に短い彼の文章をつけたものこのラジオ番組は知らなかったが(TOKYOな上に早朝らしいからね)この本にまとめられているゲストはほとんど知っている人ばかりというのに惹かれて読んでみたマジョガリガリ→魔女狩り狩り「そもそも魔女狩りっておかしくね?」みたいなことらしいけど内容もまぁそういう感じ全体的に短いので テーマによってはもっと読みたい!と感じる個人的には 南こうせつさんの平和に対する思いにズガーンときたニコニコしてるおっちゃんだと思ってたからすべての人の考え方に賛同できるわけではもちろんないけどみんなが同じ方向だけを見るほうが怖いから違うことを言う人は大切だそして自分の頭で考えることはとても大切なことだ

  • 面白かったところ:テーマと人選。中西準子さんと環境リスク学について、しまおまほさんとテレビについて、アーサー・ビナードさんと投票と第五福竜丸について、の3つの回が特に印象に残った。

    微妙だったところ:ひとつひとつの話が短くてちょっと物足りない。ラジオでの対談と著者の文章が交互に配置されているのだが、著者の考えより対談の続きをもっと読みたいなぁと思った箇所がいくつかあった。

  • 2010.1.8 図書館。
    単純な2項対立形式、二元論。マスメディアの一辺倒な報道姿勢、 それに対する民衆の妄信、いやそれを求めてるから報道するのか。俯瞰的な視点が大事だなと強く思う。

  • 二極化の危険性。

  • 人選は偏っているけど、面白く読めた。

  • どれもおもしろい。それぞれ短いのが惜しい。
    日本人は何かひとつのことを大きな声で説得されると、それについていってしまうのかなって(p.21)
    ほんまにそうよな。

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