あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))

  • 182人登録
  • 3.85評価
    • (20)
    • (23)
    • (22)
    • (1)
    • (2)
  • 28レビュー
  • 童話屋 (2001年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470156

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
村上 春樹
あさの あつこ
有効な右矢印 無効な右矢印

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • <まえがき>
    五十年前、知久は青かった。だが子どもたち、いまぼくたちが住んでいる地球は、ガガーリンが見た青よりも、心なし、くすんで見えないか。▽ここ百年、資源の浪費と戦争の惨禍で地球はへとへとだ。もうこの辺で止めないと、千年はおろか百年だって地球はもちそうにない。▽ぼくたちにできることは、三つある。一つは、浪費の抑制。……二つめは大自然と共生すること。……三つめは、世界中の国の七十億の人間が、民族や宗教やイデオロギーの対立を超えて、平和に共存する道を探ることだ。……▽この「あたらしい憲法のはなし」は、「日本国憲法」が公布された翌年に、文部省が作った中学一年用の社会科の教科書を復刊したものだ。「日本国憲法」には、人が正しく生きる道が書かれている。人はだれも差別されずに平等であり、自由であり、幸せに一生を送る権利があると説いている。民主主義と国際平和主義が、この小さな地球の上で人類が生き残ることのできる唯一の道だということを、この教科書からぜひ学んでほしい。……

    ――――
    戦後すぐに刊行された教科書で、戦前の教育とは異なる内容を教えるべく、苦心して作られたことがうかがえる文章になっています。
    また、少し古い文体ではありますが、言い回しが「きれい」であると感じました(中には現在では「不適切」と言われるような単語もありますが)。
    憲法についてだけでなく、戦前・戦中に行われてこなかった「民主主義」について、参政権等も含めて重点的に書かれており、これからの国の体制を解説する内容になっています(それぞれの憲法の条文を説明するものではありません)。
    掲載されている図面(三権分立や選挙の構図を解説)も、現在の教科書に掲載されているものよりは「わかりにくい」ものです。
    ただ、1947年にこの本が出された、ということの意義をしっかりと受け止め、「史料」として読むことの大切さを感じるものです。

  • 文科省が昭和の20年代に出した、中学生用の教科書です。
    わかりやすくて、名文です。
    童話屋さんから出版されています。
    一冊は買っておこう!

    2017/08/28 更新

  • 薄く安く文字が大きく読みやすい。
    しかも中身の素晴らしいこと。
    平易な語りかける口調で書かれた憲法の解説書、昭和22年中学1年生用の社会の教科書の復刻版。

    私たちは日本の国民で、憲法の下で暮らしているのだけれど、そんなことを常日頃気にかけている人はいないだろう。

    しかし、国がどのような考え方で何を大切にしているのか…というのは、やはり理解していなければいけないのだな…と、これを読んで思い知らされた。

    昭和22年、これを読んだ中学生はきっと日本の国を誇りに思ったのじゃないかしら…
    そして、あのような驚異的経済成長をなしとげたのではないかしら…

    そんなことを感じました。

    居眠りとヤジと怒号の国会中継にうんざりして、選挙に行かなくなって数年が経過しましたが…次の選挙は投票にいこう。と思わせられました。

  • 日本国憲法の全文を通読したのは、とってもいい大人(おやじ)になってから。我が市だけに適用されている松江国際文化観光都市建設法は第95条の定めによるものなんだ。憲法を尊重して守る義務があるのは国民じゃなく、天皇、大臣、議員、裁判官ほか公務員なんだ。基本的に国民の権利が定められ、国民の義務については保護する子女に普通教育を受けさせること、勤労、納税の三つ。これは就職試験のとき覚えた。学校で習ったのは間違えないけど、どの程度の教えであったっけか。憲法制定の直後に中学1年生に向けて文部省が発行したこの本は優れもの。改憲論が強まる現在でも、いや現在だからこそ必読だと思うものの、現政権下で文科省がこれを推奨することは決してないか。

  • みなさんは、憲法をちゃんと読んだことがありますか。私には今までそんな経験はありませんでした。朝日の天声人語で紹介されていて、本屋で面出しになっていて、しかも安かったので、2冊とも買ってしまいました。だいたいお役所でもらう書類とか年末調整の書類なんかは、記入の仕方など説明があるのだけれど、何のことだかさっぱり分かりません。本当に読むのがいやになります。ひょっとすると、わざと読みにくくして、税金を多く払わそうとたくらんでいるのではないかとかんぐりたくなるほどです。もう少しうまく文章が書けないものなのでしょうか。私は憲法も同じようなものだろうと思っていました。でも実際に読んでみると、すごくコンパクトに重要なことがまとめられていて、文章も読みやすく仕上がっています。今から50年以上も前に書かれたものとは思えません。ただしもちろん、難しい言葉は出てくるので、子どもには読みにくいと思います。そこで登場するのが「あたらしい憲法のはなし」です。こちらは、中学1年生用に憲法を読みくだいたものなので、とても読みやすくなっています。これを読むと、本当に憲法にはいいことが書かれていると思います。憲法がしっかり守られていれば、世の中もっと暮らしやすくなるのではないかとも思えます。憲法にはエッセンスしか書かれておらず、細かいところでは解釈の仕方がずいぶん違ってきます。そのために、いろいろよくないことも起こってしまうのでしょう。憲法を改めるという話が国会でよく出てきますが、つくられた過程がどのようなものだったか詳しくは知りませんが、私は基本的にこのまま変えなくていいように思います。みなさんも一度読んで考えてみて下さい。自分の国のことです、自分の生活のことです、しっかり考えてみましょう。私自身若いころは政治に無関心でした。選挙をさぼったこともたびたび。ところが30才を越えたころから、自分も社会のことを何か考えないといけない、できることがあれば何かしていきたい、と思うようになりました。政治についても全く興味がなかったのですが、市議会議員の方と少し知り合いになって、その方の仕事ぶりを拝見していると、政治がすごく身近に感じられるようになってきました。何か自分にもできるのではないかと思えるようになってきました。幸い、今年から日曜が休みになって、朝のテレビ番組が見られるようになったので(おもにサンデープロジェクト、早い時間は無理)ちょっと社会、政治のことも分かるようになってきた気がしています。田原さんの話のもって行き方には本当に感心させられます。朝まで生テレビはもうしんどいのでよう見ませんが。

  • 今から70年くらい前の文章だけど『良いこと言ってる!』が率直か感想でした。内容は今この日本情勢の中で読むと一層感慨深い。

  • 日本人であれば知っておくべき事が書いてある本。

    この本は、日本国憲法の思想を伝えている本である。堅苦しい条文を分かりやすく解説してくれている感じである。

    なので、新しい発見がある訳ではない。

    書かれている解説が、あくまで当時の思いであって、今の現実に即しているかどうかは別であると思う。ただ、この日本国憲法が公布されている以上、この憲法に則って国が動いているわけであり、この思想を無視して過ごす事は論理的ではないと思う。
    変えるにしろ、残すにしろ、当時の考えと自分が考えるあるべき姿のギャップを感じて、行動に起こせればいいと思う。

    そんな事を考えさせてくれたという点で、★は3.5くらいかな。

  • [ 内容 ]
    「日本国憲法」公布の翌年に文部省が作った中学1年用の社会科の教科書。
    人はだれも差別されずに平等であり、自由であり、幸せに一生を送る権利があると説く「日本国憲法」をわかりやすく説明。
    実務教科書47年刊の再刊。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • GHQの残骸。

  • 憲法論議が盛り上がりつつあります。
    国の大枠を決める決定的に大事な法規です。今ここで、
    改めて大戦の反省にたった現在の憲法について、読み直し
    てみましょう。これは、戦後数年間文部省が作った中学
    1年用の社会科の教科書を復刊したものです。保健医療
    福祉の原点とも云えるものです。

    九州看護福祉大学 学長 二塚 信

全28件中 1 - 10件を表示

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))に関連するまとめ

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))を本棚に「積読」で登録しているひと

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))はこんな本です

ツイートする