のはらうた 5: くどうなおことのはらみんな

著者 :
  • 童話屋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470835

感想・レビュー・書評

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  • ずっと ずっと 大好き。

  • 低学年の時、はじめて読んで、中学年になってからもたくさん読んでいます。ストーリーも詩も楽しみたいと思っている人におすすめです。ぜひ一度読んでみてくださいね。

  • 海のみんなに続いて、今作は「あまのがわあずさ」さんや「ながれぼしとしひこ」くんも参加です。
    世界の全てが「のはらのなかま」。
    地面も海も、空までものはら。

    おおわしひろしくんの詩、いまの「いま」はひとりぼっちがキーワード。

    “ああ きみは まるで
    「ひかる ひとりぼっち」だ”

    と、わたぐもに言われた、おおわしひろしくんは気付く。

    “ぼくのまわりを ながれるじかんは
    はじまりもなく おわりもなく
    ほんじつ ただいま
    いまの「いま」だけ!

    あさひを あびて つばさ ひからせ
    ひとりぼっちは さびしいが
    ひとりぼっちは ほこらしい”

    と続く。

    最後に、彼はその気持ちを同じく唯一無二の存在と共有する。
    ひとりぼっちは、決してマイナスな出来事ではないということを、誇らしく謳う。

    ながれぼしとしひこくんの

    “ぼくは いっしゅんの
    かがやく くらやみだ”

    というフレーズも好き。

    無限にある一瞬の中を駆け抜ける、輝く暗闇。
    ああ、なんて美しくて広大なイメージの豊穣。

  • 5巻ともなると、それぞれのキャラクターが定まってきている気がします。
    それは言わば、工藤さんの発想に枠をはめているようなものですよね。
    フリーの状態ではなく、「こんなキャラはどんなこと思うだろうか」と条件付けした状態で言葉を紡いでいる。
    それは、可能性を狭めているのだろうか、それとも、枠を通すことで、より焦点を絞った発想ができるようになるのだろうか。

  • かわいらしくてパワーをもらえるしぜんの声がつまっています。

  • 「のはらうた」は、いつもやさしい気持ちにしてくれます。

    「しんこきゅう したら
      こころの なかまで
       そらいろに なりました」

    そんな散歩がしたくなります。

  • ≪県立図書館≫

    生き物たちの目線が感じられるかのような、
    命を信頼するかのような
    あたたかい詩ばかりだった。

  • 第46回 平成20年

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著者プロフィール

台湾生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。『てつがくのライオン』(絵・佐野洋子)で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている。『ねこはしる』『まるごと好きです』など、多くの詩集・絵本・エッセイがある。

「2020年 『女声(同声)合唱とピアノのための いのちへのオマージュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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