すてきなひとりぼっち

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著者 : 谷川俊太郎
  • 童話屋 (2008年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470842

すてきなひとりぼっちの感想・レビュー・書評

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  • 教科書にもたくさんの作品が登場し、いくつもの詩が合唱曲としても使われている谷川俊太郎さん。
    童話屋さんが、千以上もの谷川さんの作品の中から50編選び、まとめたもの。
    表題作になっている一編のイメージだろうか、ブルーの装丁も美しい。

    季節感ゼロで、観念的で、詩としては理屈っぽくて、時として「どうして子どもたちはこの詩が好きなのかな?」と疑問を抱いたりする。
    だが、若いということはそういうことなのだ。自分もそうだったもの。
    暑さ寒さを感じるだけで、季節を愛でる気持ちなど毛頭なかった。
    自分の脳内の思考を完璧なもののように、大いなる勘違いをしていた。
    そして、それらを軽く凌駕するほど、谷川さんの詩は親しみやすく優しい。
    うんうん、そうだ、と膝を叩いたり、うわぁ、そうなんだよね、それを言いたかったんだよと頷いたり。
    「??これは何の比喩だろう?」などと考え込むことも皆無である。
    まるで自身の心の歩みのように感じられる詩を書くひととして、谷川さんはこれからも若い人の傍にい続けてくれることだろう。

    有名な「朝のリレー」も載っている。
    私はやはり「すてきなひとりぼっち」が好き。
    寝る前にひとつ、ふたつ、読んで、朝にひとつ読んで、そんな毎日。

  • 著者はもう
    言葉なんかを追いかけてはいないんだな、と感じた。

    生まれた時からすでにあった思いと、

    生まれる以前にあったであろう思い(出)を

    目で確認してみる為に。

    (あなたはどう?)と、
    他の誰かの意識との接触を試みたいが為に。

    そのコミュニケーションツールとして
    言葉を選ぶより他が無かっただけ。

    だからこそ、
    (詩)として形を成した著者の言葉は
    私達の心に深く染み入る。

    初めからあったものが
    元の場所に還っていくあの時の様に。


    >詩は言葉を超える事が出来ない。
     言葉を超える事が出来るのは人間だけ

  • 綺麗な言葉だけを集めても、綺麗な詩が出来るとは限らない。

    美味しいものばかり混ぜても格別な美味しさには届かないのと同じ。

    そこに入れるべきスパイスを、この人はよく知っていると思う。

  • 誰もいなくならないと思う
    死んだ祖父は僕の背中のつばさ

    朝のリレー

    ぼくもういかなきゃなんない

    だがほほえみのわけは
    たずねることができない

    じゃあね
    ひとりぼっちはこわいけど
    きみにはきみの明日がある

  • 谷川俊太郎さんの詩を読んでいると、いま、この瞬間の尊さ、生きることの素晴らしさに気付かされます。

    ”ぼくはぼく”に比べるとぐっと大人っぽく、私はどちらかと言えば”すてきなひとりぼっち”のほうが好きです。

  • たまたま手に取った詩集。イマイチ詩の楽しみ方が分からない。
    読んでいるとフワフワした気持ちになった。心の清涼剤のよう。生まれてきたことのありがたさ、死ぬことへのこころの整理の仕方、愛する者への気持ちなんてものが表現されている。
    人生を達観しているからこそ書けるものなのかな。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #谷川俊太郎
    #すてきなひとりぼっち
    #2016年110冊目

  • 2009.10 6-2
    2014.06 6-2

  • この詩を読むと、すっと心が落ち着きます。無意識のうちに声に出して読んでしまいます。手元に置いておきたい一冊。よるのやみにほろぶあおは/あさのひかりによみがえるあお。

  • 1日を優しく彩ってくれるような詩集。朝は新しい気持ちに、夜は穏やかな気持ちになれそう。

  • 何編か、遠い昔に暗誦した詩がありました。「谷川さんには代表作がない」なるほど。すてきです。

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