版画のはらうた V

  • 童話屋
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887471191

作品紹介・あらすじ

しあわせが♪ 歌ってる♪

のはらむらの みんなは
きげんがよくて
しんせつで
なみだもろくて ひかえめです

版画シリーズは、本巻からさかのぼること20年前に生まれました。

「のはらむらのみんなは としをとりませんね」
「まったくだ わたしたちも おかげで げんきですね」

おなじみの、かまきりりゅうじ・こぶたはなこ・ふくろうげんぞうなどの詩に、"ほてさん"こと、ほてはまたかしさんの版画がついて、相変わらずゴキゲンな一冊になりました。新作版画3点を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 工藤直子さんの愛溢れる詩集。

    今回『版画のはらうた5』が出来たのをお知らせしてくれたのは、元気いっぱいこうしたろうくんです。工藤さんものはらに寝転んでのんびり読んでいるようです。では、私もご一緒に。

    1番好きな詩は、あじさいみきさんの「もらいなき」。もらい泣きをしているあじさいみきさんを思うと私までもらい泣きしそう。「さびしいいろもうれしいいろもぜんぶわたし」わかる気がする。やっぱり私は紫陽花が好きだ。
    あと、こぶたはなこさんの「いろんなたべかた」にすごく共感。

  • 「のはら村のみんなは、だれもが詩人です。へびいちのすけくんも、こぶたはなこさんも、こねずみしゅんくんも。さびしがりやのみのむしせつこさんも、ちょっぴりいばりんぼうのかまきりりゅうじくんも、みんな詩を作ります。
     のはら村では、川も、池も、雲も、木もうたいます。
     どの詩を読んでも、(あ、わたしににている)(ふふ、だれかさんみたい)と、そんな風に思えて、友だちになれそうな気がしてきます。
     やさしいきもちになれる詩、ゆうきがわいてくる詩、なんだかたのしくなってくる詩、気に入った詩があったら、声に出して読んでみましょう。もう、あなたものはら村の仲間です。」
    (『どの本よもうかな 3・4年生』国土社 の紹介より)

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著者プロフィール

訳者 くどうなおこ
台湾生まれ。詩人・作家。『てつがくのライオン』で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞、『ともだちは緑のにおい』で芸術選奨新人賞、『のはらうたV』で野間児童文芸賞を受賞。2004年に巌谷小波文芸賞を受賞。絵本の翻訳に『だんまりこおろぎ』『ゆっくりがいっぱい』『月夜のみみずく』などがある。

「2020年 『英語でもよめる できるかな? あたまからつまさきまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

くどうなおこの作品

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