強育論-The art of teaching without teaching-

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887593022

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだ中でなかなかの衝撃を受けた本

    教育者を目指す人にはぜひ読んでほしい

  • 強烈なタイトルで中古書店で目についたんで読んでみたけど、当たりでした。
    現在多くの学校で行われている面倒見を重視する教育とは対極をなす方法だが、子どもが伸びるのは間違いなくこちらだと思う。賛否は置いておいて、教育者や中学受験を子どもにさせようとしている親や子育てに悩んでる人は一度読んどいたほうがいい

  • 教育とは生きる術を身につけさせること
    全ての生き物には学習するという本能がある
    苦労しただけ成長する(強くなる):苦労しないと成長しない(強くならない)

    ------------------------------------------------------------
    ■教育とは生きる術を身につけさせること
    ・学習の前に生命力を奪ってはいけない
    ?健やかに生きるための3要素「食事」「睡眠」「運動」を削ってまでやることではない
    ・学力はよりよく生きていくために必要なこと
    ?自分に合った生き方を模索し、その分野でひたすら能力を磨いていくべき

    ■全ての生き物には学習するという本能がある
    ・学習は食事と一緒の本能なので、学習を食事と一緒のように楽しむべき
    ・好きなことを精一杯すればよい:楽しいことは努力していると感じていない、楽しくないことは努力していると勘違い
    ・謙虚であるということは自分の弱点や欠点を素直に認め受け入れるということ
    ・成長が妨げられるとストレスがたまる:一方、成長を妨げているのはほかならぬ自分
    ・問題に興味がわかない人は放置
    ?手を差し伸ばしても「相手の成長機会」をつぶすだけ
    ?手を差し伸ばしても一回きりの甘やかしとなる:次回以降は成長できない
    ?最終的には、成長できないままで終わってしまう
    ?本来の目的「生きる術の学習」は身につかない

    ■苦労しただけ成長する(強くなる)
    ・向かい風が成長させる
    ?動力を持たない飛行物体は向かい風に乗って飛ぶ
    ?追い風(小言)は生命力を奪う
    ?困っている人苦しんでいる人を助けられる人は自らも困難な局面に直面し、それを乗り越えたことがある人だけ。
    ?自分自身を厳しく律することのできない人間に他人を思いやることなんてできない
    ・聞くは一生の損
    ?頭の中を疑問符で埋める。そして、それが解けたとき喜びを感じ、学力も向上する。
    ・納得のいかない「結論」で疑問を解決させない
    ?だが前には進む。わからないまま行動する。
    ?何か一つのことをなし飛べるのにもっとも必要な資質は堪え性


    ------------------------------------------------------------
    【自信】
    ・問題に興味を持つ
    ・ひたすら考える
    ・解けても解けなくても学力は身につく
    ・自信がつく

    【向かい風を送る:ケアレスミスをなくす】
    ・問題一問解けると1点
    ・テストで10点取れると1点
    ・250点で1階級アップ
    ・これらを6年生の後半まで行う
    ・6年の後半からはテスト1問間違えるとマイナス100点
    「入試でつぶれるやつは今日ここでつぶしてやる」→相当なプレッシャー

  • 私の子育て指南の本です!

  • まずは一発「ガツーン」と頭を殴られた感じ。 「アホ」とか「バカ親」とか「おろかな親」とかちょっとカゲキ(でもないか)の言葉が並んでいますが、それが現実。 もう一回読んでよく消化しよう。1回目は「ガツーン!」と殴られた余韻が大きい。

  • 強く生きなくてはいけない、そういう思いになる本です。

  • 最高。僕の教育バイブルその1。子供は親のみえのための道具ではない。品評会にだすためのペットでもない。

  • 自分の子どもが自主性のある強い子どもに育って欲しいと願っている親は、読んでみるといいと思います。

著者プロフィール

宮本算数教室主宰。無試験先着順の入室にもかかわらず、卒業生の80%は首都圏トップ校に進学する。教室の教材を書籍化した『賢くなるパズル』シリーズが大ヒット。

「2021年 『ににんがし!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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