バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.46
  • (53)
  • (71)
  • (150)
  • (27)
  • (5)
本棚登録 : 1186
感想 : 98
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595163

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ●著者のバルタザール・グラシアンは17世紀スペインの哲学者。欧米では現在もマキャベリ「君主論」と並ぶ不朽の名著として読み継がれているそうです。
    ●内容は240個の人生訓で構成されています。簡潔明瞭な表現で理解しやすいと思います。言われなくてもという項目もありますが、一読の価値はあります。
    ●私が共感した5点をあげます。①いつも礼儀をわきまえる ②よく考える ③中身のある人間になる ④先を読む ⑤善を持っていきる
    まだまだその域に達しませんが、日々努力するしかありません。謙虚に生きたいと思います。

  • 少し評価を下げますね;
    今読むと、世知辛いって印象しか残らなくて。
    ごめんなさい、
    私は痛い目に遭うとしても、無邪気に人を信じる方を選びます。

    賢しい人になれなくても、いいや。

  • 悩んでる時に目次見て、思い当たるところを開くに適する本

  • ひとつだけ心に残ったことは、丁寧に相手に対応すること。

  • そらそうだよなあと思う

  • 誕生日にもらった本。

  •  バルタザール・グラシアンとは、400年前のイエスズ会の修道士。この人の残した言葉は、ニーチェから「ヨーロッパはいまだかつて、これほどまでに精妙にして複雑な人生の道徳律を生んだことはなかった」、ショーペンハウエルから「人生のよき手引書である」と褒め称えられた。しかし、私にはその賞賛が理解できない。確かに「正しく生きるな。賢く生きよ」などは、自分がそのように生きたいとは思えないものの、息子には教えたい言葉である。ここまで書いて気が付いた。ほとんどの言葉は、こんな感じ、つまり「自分で実践したくない生き方なのであるが、損得を考えると、愛するものには実践させたい生き方」なのである。 恥の文化の中で育ったものには、罪の文化の中で育った果実を旨いととは思えないというのが結論である。

  • 超訳ニーチェのほうが面白かったけどこちらも言葉が詰まっていた

  • 納得することばかり。「満腹より空腹を選ぶ」が心に残った。

  • 社会に出る前に一読しておくべき一冊。
    どんな風に生きていきたいのかを自分に問い直す本でもある。

著者プロフィール

グラシアン,バルタザール
1601‐1658。17世紀スペインの哲学者、神学者。キリスト教イエズス会の司祭として、各地の神学校で教鞭をとるかたわら、執筆活動を始める。その著作物は世界各国で翻訳され、森鴎外、フリードリヒ・ニーチェ、アルトゥル・ショーペンハウアー、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーをはじめ、多くの哲学者、文学者らに影響を与えた。

「2020年 『賢く生きる智恵 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

バルタザール・グラシアンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×