水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887595286
感想・レビュー・書評
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あ~~溜飲~~溜飲下がりっぱなし~~~
この手の水商売に!分かりやすい説明をしてくださっています。結果は全部偽物ですよと。
世の中には科学が解らない人がいるのはわかる。社会が解らないのといっしょです。でも、それに付け込んだ詐欺があるのは許されない。ちょっとだけ、考えてみればわかりますもんね。水は流体なんだけどと。塩素はむしろ残ってないと危ないんだよと。みなさんがちょっと考える癖をつけてくれれば…。そういうものなんだで済ませず、どうしてそうなるのと考えてくれれば…この手の水商売は減っていくと思います。
なおこの手の水商売は水商売とは異なります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023年11月読了。
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水が人の言葉を理解するなんて、信じる人はいなかろう、と思っていたら、案外多くてびっくりした。
そして、マイナスイオン発生器つきの扇風機を買った自分を省みて、深く反省。 -
今さら、水の波動だのなんだののニセ科学にだまされる人はいないだろうし、その意味では「今さら読んだ本」。
でもやはり、きちんとした科学の知識を持った人が、ニセ科学をぶった切るのは快感。
古今東西、あらゆるジャンルで「ニセもの」は無くならないだろうが、真贋を判断する指標があればだまされずにすむ。そういう意味で「よくやってくれた」という本。
だいたいムカついてたんだよ、『水からの伝言』とかのシリーズ。
「コーランを聞かせたら、ほらこんなに水の結晶がきれい」って、確かコーランの「アブー・ラハブの両手は滅びてしまえ!」という節じゃねえか。アラビア語がわからないから、コーランならなんでもいい言葉しか書いていないと思いこんだのだろう。結構激しい罵倒が書いてあるんだよ、コーランは。
水そのものについてもとても勉強になった。 -
「パイウォーター」や「クラスターの小さな水」等怪しい水商売の説明から、いまや学校教育に取り入れられて問題となっている「水に言葉をかけると内容によって結晶の形が変化する」にまで切り込んでいます。
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「水商売(水や改質機にうさんくさい科学的らしい説明をつけて法外な値段で売ること)」を真っ向から否定する本。
私自身もこの本の作者と同様の意見なので、すんなりと読めます。
しかし、相手に対して科学的な説明をしていないといっているのに、科学的な根拠を明示、もしくは実験をしていないのは残念。