進学塾不要論-中学受験は自宅でできる

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595569

作品紹介・あらすじ

<進学塾に通った子どもの九割は悪影響を受けている! >
中学受験熱が高まるなか、大手の難関校受験対策を売り物にした塾に通うことによって、多くの子どもが「勉強ができなくなる」「伸びる可能性をつぶしてしまう」「精神を病む」「人間形成を阻害される」など、さまざまな悪影響を受けています。学校の勉強ができていないのに、進学塾に通わせれば難関校に合格できるというのはまったくの幻想です。
17年の指導歴を持ち、進学塾を知り尽くした著者が「進学塾の裏側」から、「家庭で子どもを伸ばす方法」まで、目からウロコの中学受験の真実を伝える一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 進学塾→エム・アクセス(M.access)

    思考力算数練習帳シリーズ
    天才ドリル

  • 2007年5月刊行。

     京都の小規模塾の講師たる著者が進学塾(主として大手中学受験対応塾)の問題点について指摘したもの。

     詰め込みすべき領域とそれ以外とを明快に切り分けており、非常に参考になる。のみならず、大手進学塾の問題点にも明快に切り込み、著者の属性を割り引いても十分参考になった。
     
     著者の言うように、中学受験に進学塾は不可欠だが、これは劇薬であるということを十分認識する必要があろう。
     塾の学習進度・深度に余裕でついていける人を除き、進学塾に任せて大丈夫とゆめゆめ思わない方がよいということがよくわかる書籍だ。

  • 趣旨には概ね賛同するが、現実問題としては、中学受験を考える場合、進学塾を利用せざるを得ないのではないかと思う。(進学塾を使わないという)わざわざ不利な選択肢を選ぶのではなく、(限界を認識しつつ)うまく活用することがポイントと思われる。

  • 進学塾不要論というより家庭教育復権論に近い。団塊世代、戦後民主主義教育の鬼っ子たちが今日の教育現場崩壊の主役であるということをちゃんと言っているところは良し。ただ、認知工学というのはいかにも胡散臭い。古いことを新しく言おうとするにはもうちょっと芸?が要る。

  • 進学塾に通っていたけど成績が伸びなかった、かえって悪くなった、という話はなかなか耳に入ってきません。
    子供たちは必死に頑張っているのに、その努力が報いられないようでは気の毒でなりません。
    全ての塾がこの本の内容どおりとは言わないでも、そこそこ該当するのかもしれないと思ってしまいます。
    やや極端かも、と感じる面もありましたが、一読の価値ありかもしれません。

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著者プロフィール

 1989年、京都の中心部、四条烏丸で教室開校。大手進学塾の狭間で難関中学・高校受験指導を行う。その中で、学習スタイルのみならず精神にも問題をもつ多くの子どもを目の当たりにし、それが進学塾の過剰な詰め込みによって起こっている事実を解明。以来、子どもが将来にわたってよりよく伸びるための学習指導を研究し続け、独自の問題集を開発している。「考えること」に重点を置いた作りは指導者の間でも高い評価を受け、現在、小学校や大手個別指導塾などでも採用されている。

「2007年 『考える力を育てる天才ドリルナンバーマトリックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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