ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (小宮一慶の養成講座) (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595828

作品紹介・あらすじ

セブン-イレブンのロゴ、最後のnが小文字なのが見えていましたか?
小金井カントリークラブの相場から、あなたは何を見ますか?
女子高生のルイ・ヴィトンから、あなたは何を見ますか?
発見力を磨くには、
まず、自分には見えていないものがある、
分かっていないことがあるという意識がとても大事です。

 同じものを見ていても、同じことを聞いていても、人によって、見えるものがこんなに違うのはなぜだろうと思ったことはありませんか?
 ああ、どうして、それにわたしも気づかなかったんだろうと悔しく思ったこと、すごいなあとただただ感心してしまったことはありませんか?
 見え方の問題という以前に、そもそも、見える量がまったく違うような気がすると……。

 この十年、さまざまな情報へのアクセスは飛躍的に容易になり、情報量による不平等はずいぶん少なくなりました。にもかかわらず、同じ情報に触れていても、そこから何を見るか、そもそも、見えるのかどうかは、相変わらず、人によって大きく異なります。
 ほとんどの人が何も見えないでいるところに、ごく一部の人は、新しいマーケットを見、新しいサービスを着想し、株価の動きを察知し、会社の売上げの動向を予測する。その秘密は何なのか?
 実は、そこには、それなりの「技」があります。「見える力」すなわち「発見力」とも言うべきスキルがあり、仕組みがあり、方法論があります。
 その「ものが見える力」を身につけていくための方法を、あのベストセラー『図解キャッシュフロー経営』等の著者が惜しみなく披露した本書は、きっと読者の世界観を大きく変えることでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 趣味にしても生活にしても仕事でも
    必要な能力
    【発見力】

    個人的に、普段この力を
    【観察眼】とか【目がある!目がない!】と言う感じで自分は使っている

    基本人間が見落としている物は
    ●自分が感心があると見えるし
    ●思い込みが強いと見えない

    例えば自分は動物好きなので
    歩いてて、遠くを飛んでる野鳥に気づき種類も分かる、トカゲがいる気配も感じる。遠くの家の窓に猫がいても気づく

    しかし興味ない人にそれを話しても一切気づかない…

    逆に言えばほとんどの男性は色っぽい女性には気づきますよね?

    簡単に言えばアンテナをはってるか、いないかだと思う。

    つまり自分の無関心な物の情報も受け入れるようにすれば もっと色々見えてくる

    気づくようになれば仮説も立てられる
    自分は良く本の感想の最後に【結局俺が何を言いたいかって言うと…】のくだりもそれなんです
    今 思い付くことで言えば…

    ●プロレスラーが他団体で交流試合するようになるとプロレス会は不景気(ドリームカードで客寄せしようとする)
    ●面倒な男は、山道をノーブレーキで走る事を誇りに思いがち
    ●面倒な男②は、車の運転でやたら小道を知っててやたら入っていくけど、到着時間はあまり変わらないか…なんなら遅くなる…
    ●有名人のスキャンダルは本人の代表作通りになる
    (例)
    ◯ゲス不倫→ロマンスがありあまる
    ◯アイドルが未成年にキス→噂のキス
    ◯アイドルが薬物で捕まる→いつでもギリギリで生きていたいと歌っている
    ◯メンバー脱退が多いアイドルグループ→グループ名が既にニュースである

    などなど
    色々見えてくる

    これが、仕事にも生かせるし
    数字選択式宝くじやサッカーくじなども適当に買うよりは当選に近づく。

    自分たちの回りには見落としてるものだらけだ…

    ※だから結局俺が何を言いたいかって言うと…
    【ブルーハワイって結局何味なの?】って事!!

  • ものごとを見ることが出来るには、まずは関心を持つことが必要。そして関心の幅が広い人こそ人よりさまざまなことが見えるようになる。
    幅を広げるには興味のない情報も取り入れるように心がける。新聞を1から順番に読んだり、テレビを見たり、興味のない雑誌にも目を通すようにする。

  • 物事に「気づく」力をどう養うかについて書かれた本。
    終始書かれていることは、興味を持つ(関心の幅を広げる)・仮説を立てる・検証するということの重要性で、これは内田和成氏の『仮説思考』で書いていることと99%同じといっていい。
    『仮説思考』とは出版時期が1年くらいはずれているものの大体同時期に出版されているため、ちょうどこのくらいの時期から仮説思考の重要性が高まってきたものと思われる。

    引き続き興味の幅を広げつつ、仮説を立てる癖を身に着けていこうと思う。

  • 見ようと意識しなければ見えない事があると。
    自分が解ってる、知っていると思っていたこともまだまだ見る場所、見方を変えたら新しい発見があるのだと思うとワクワクした。
    そしてそれは訓練で身につけることができると。
    とても読みやすく、分かりやすく面白く読めた。
    社会人、ビジネスでぜひ身につけたいスキルである。
    そしてそれは日常でもきっと役に立ち、出来たら新たなステージに行けるのではないかと思う。

  • お父さんが進めていた人の本
    お父さんの口癖がたくさんつまってて笑った笑

    現代の多くの情報から関心をもつ幅を広げ
    仮説をたてて疑問に着目し検証する
    pointをしぼって物事をみつめていくこと



    一見このことは自分の思い込み先入観で動きすぎなのではと思ったけど、
    まず、関心をもった時点でなにかの始まりだと考えられるようになった。



    大切な言葉

    情報は技術やメディアのみならず五感で感じとること
    思い込みをしない
    →気にするくせをつけると物事が見えてくる人の目は関心することにしか目がいかないからだ。

    分かる
    →分かることと分からないことが分けてある!ということだ

    疑問を持つには常識をもって行動
    上から順番にニュースなどを見ていく

    消えたものからも学べる
    なんで消えたのか?どんな時代からこんな時代へ変わったと気づける

    頭を鍛えるとは?
    記憶力で勝負せずに引き出しから結びつけるそして気づくこと
    この引き出しを増やすために知識のある勉強をしなければならないここに記憶力を使うこと。

  • "セブンイレブンのロゴの最後のNが小文字であることを知っていますか?"という入りは非常によかったです。
    人は関心があるものしか見ていないので、関心の範囲を広げて、他の人が見えないものを見えるようにする、というコンセプトの内容です。
    内容は納得感できますが、購入するほどではありません。細谷功さんの"地頭力を鍛える"の方がより、実践的です。

  • はじめに、のコンビニの看板の話がとても面白かった。たしかに人は見ているようで見ていない。

    見える力は日々養っているつもりだが、ネット社会になって、自分が選択したものだけを読んでるから、興味のうすいものにも関心の幅を広げていこうと思いました。

  • ◇目次
    ○はじめに:発見力=ものが見える力
    ○第1章:見えているようで、何も見えていない
    ○第2章:関心と仮説でものが見える
    ○第3章:たとえば、こんなふうに見えてくる
    ○第4章:見える力を養う方法
    ○第5章:ものが見える10の小さなヒント
    ○あとがき

    著者日く、一つ対象に関心を持ってものを見つめてみること、その観観察の中で気づいたものについて先入観を捨て、仮説を立てて調べてみることで異なった視点に気付かされる、これが「ものが見える力」と考えています。
    この「ものが見える力」を養成するためには、普段から多くのものを見たり読んだり、五感で触れたりすることで、関心の幅を広げ、点から線へ、線から面へと繋げていくことで初めて「ものが見える」としています。
    また、関心を持った対象について打ち込む「ヲタク」になることで(問題解決)、初めて課題も見えてくると書いています。

    以前読んだ池上彰さんのいう「教養力」にも通じるお話だと思います。要は、考えたり解決したりするときに、いかに引出しを多く持ち、それを活用できる(比較検討できる)かが大事なんだと感じました。

    著者のマクロ経済や心理学のお話とかも面白かったので、今までは
    大して関心を向けてこなかった社会科学系の情報とかにも触れてみて、人生の中での気付き(「ものの見える力」)を養っていこうと思いました。



  • 小宮氏の養成講座シリーズ。
    毎度、似たり寄ったりな内容ではあるが、基本の確認って大事ね。

    あらゆる物事に興味を持つ、疑問に思う、そして検証すること。そして、継続。
    広がる視野。
    字面にすると簡単だが、中々、習慣化させるってのが、凡人には難しい。

    初心にかえり、素直にまいりましょう。

  • 気づくためのきっかけを与えてくれる本。普段から「なんでだろう?」に対して、「まあいいか」と思いがちなわたしにとっては、いいきっかけになりました。もっと考えなければ。知らなければ。と思わせてくれました。すっきりとした語り口で読みやすく、良書だと思います。

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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