ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 2264
感想 : 227
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596214

感想・レビュー・書評

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  • 数字の感覚がないことが悩みでした。
    この本、数字力を得るためのヒントが書かれています。
    が、基本数字嫌いの自分にとっては
    そこまでやれたら苦労してないのよ〜.
    という感想で終わりました。笑
    また忘れた頃に読んでもいいかな。

  • 数字に弱い私。仕事でもよく数字を覚えていませんでした。この本の冒頭で、数字に弱いビジネスマンや経営者はできない人が多い、というのを読んでガビーン!!!となり、一気に読み切りました。
    数字に興味があるかどうかは、そのコンテンツに興味があるかどうかということ。詳細の数字に興味がなくても、概略が掴めて意味がわかっていればいいのですね。
    自分の会社の利益額/社員数×労働分配率(50-60%)=自分の給料、とういう計算式、面白かったです。確かに・・・。仕組みがわかるためには数字を知ることが大切ですね。
    読んで納得、考えて納得。今後も数字の意味を考えていきたいと思わせてくれた良書でした。
    いただきものの本でしたが、贈っていただいた方に感謝!数字が苦手なので、自分では決して買わなかったでしょう。人にお勧め本をいただくのっていいなと思いました。

  • 小宮一慶のビジネスマンのための「数学力養成講座」を読みました。
    フェルミ推定関連の内容となっています。

    本当?っといったところでは、GDPと日本人の平均年収

    Amazonの書評にも記載されていましたが、

    日本のGDPはおよそ500兆円といわれていて、そのうちの人件費は約6割なので、人件費、つまり、私たちの給料に相当する額は300兆円
    日本の人口が1.3億人で、働いているのはその半分で6000万人。
    だから、6000万人で割ると、500万円が私たちの給料相当額。

    ほんとか?てネットで調べてみたいところですが、それをやらないずぼらな私。

    また、勉強になる点として、数字の見方の基本
    (1)全体の数字をつかむ
    (2)大きな数字を間違わない
    (3)ビッグフィギュアをみる
    (4)大切な小さい数字にはこだわる
    (5)定義を正確に知る
    (6)時系列でみる
    (7)他と比較する
    でした。

    どうも、数字って弱いんだよね。覚えられない。会話の中で具体的な数字をあげて会話できる人って格好いいですよね。

    ということで、数学力養成講座でした。しかし、まずは、なによりも、関心を持つことが重要だそうです。

    あと、日本経済新聞の数字の見方も解説されています。
    なるほど、日経ってそうやって見るのかって思っちゃいました(^^;;

  • 数字が苦手で、ものすごいコンプレックスがあったので、手に取った一冊。

    数字に対する気持ちが少し、和らぎました。
    小宮さんの説明はわかりやすかったです。
    私の課題はむしろ、苦手だと思い込んでいる自分の意識を緩和することかも。
    継続して数字と向き合う環境を作れたら、数字苦手な自分から卒業できるのではないかと思えるようになった一冊でした。

    まずは、身近なところで、数字に強くて、数字を活用されている方を探すことから始めていこうと思います。

  • 著者である小宮さんの本は、昔読み漁っていた。ミクロからマクロまで数字で物事をとらえることができるようになる...と思うが、個人的にはあまり響かなかった。

  • 言わんとすることは理解できる。演習と書いてあるところに解答もしくは考え方を書いていないのは問題ありだと思う。

  • 有効な経営戦略を考察する上で前提条件となるのは、自社のビジネス環境要因をどこまで解像度高く把握していくか、である。本書では特に日本経済の状態把握に役立つ指標が例示されている。それらの数字を定期的にアップデートする習慣にまで噛み砕いてくれている。

    つまりこれらの数字を土台にして「フェルミ推定」の取っ掛かりを得よう、ということである。

    本書には次作があるのでそちらにも目を通そうと思う。何事も習慣が大事である。その習慣があるからこそ、必要な時にパッと記憶から情報を取り出せるのである。

  • 常に数字で考える習慣を持たなければならない、

    それにしても、知らない数字が多すぎるので勉強が必要。

  • 把握力、具体化力、目標達成力をつけるためには数字力が必要である。具体化することにより、説得力があがり新たな発想が生まれるとのことである。確かに数字に置き換える力が私は弱い。
    ○仕事があまりできない社員には、共通点がある。それは、数字の桁を間違えること。数字を示さないで漠然とした言い方をする。
    ○「数値化」=「具体化」が「目標達成力」を高める。できるかぎり数値化し、定量化して、分析する。
    ○もし仮に、すべてがうまい具合にベストの条件が整ったら、いくら達成できるか。これがストレッチ予算。
    ○数字で把握し、環境や原因と結果(数字)を関連づけ、数字を改善し、つくっていく。
    ○個別の数字を把握する(ステップ1)ことによって、現状を客観的にかつ正確に把握し、どの数字が変わればどこの数字に影響するかの関連を知る(ステップ2)ことや、具体化された目標からプロセスを逆算して、目標達成のための具体案を立て、場合によっては、目標値を上方修正する(ステップ3)ことも可能。
    ○必要な数字のほとんどは、目の前にある。数字を把握する力の前提としてまず必要なことは、「関心」をもつこと。
    ○漠然としたことばが出てきた、さらに深く考える癖がついているかどうかが、頭がよくなるかどうかを大きく左右する。記憶に頼ってはいけない。深く考える癖をつける。
    ○付加価値(仕入れたものと売り上げとの差額)に占める人件費の割合を、「労働分配率」という。労働分配率の平均は約60パーセント。
    ○基本的な個別の数字を、その定義といっしょに把握していること。付加価値率は、「付加価値÷売上高」。
    ○まず、関心、数字の定義を知る、数字と数字の関連づけができる、基本的な個別の数字を把握する、未知の数字を推論する。
    ○ビジネスマンにとって、定義を知り、個別の数字を知り、数字と数字を関連づけて、市場の動きや売り上げの推論ができることが大事。
    ○数値化するということは、物事の究極的な具体化です。そして、何であれ、具体化されたことしか実行されない。
    ○常に数値化して考える癖をつける。数値化⇒具体的なギャップに気づく(責任)⇒具体的方法を考える⇒達成の意欲⇒目標達成!
    ○自分でやれると思えるには、数値化とプロセスの具体化を、自分で考えることが必要です。
    ○その数字は、全体の中でどの程度の割合を持つものなのか?その数字が属する全体の数字はどのくらいなのか?を考える。全体の数字をつかむことによって、数字の持つ意味を知り、問題の本質を的確に捉えることができる。
    ○まず、大きな数字を捉える。小さな数字にとらわれて大きな数字を間違わない。細かいところを見すぎると、全体を見失う。全体と個別のバランスを見つつも、大きなところは絶対に外さない。
    ○個別の数字についても、大きな位の数を間違うな。
    ○その状況に応じて、もっとも相手の判断に即した数字を言う。
    ○人時生産性→働く人一人当たり一時間当たりの付加価値額。
    ○定義を曖昧なまま数字を扱うのはとても危険。定義を正確に知ることによりはじめて数字がよく分かるようになる。それを知らないと、数字のトリックに引っかかってしまって損したり、漠然としかものを考えられなくて、判断を間違える。
    ○売上原価は、仕入れたもののうち、売れた分だけの原価の数字です。数字を見るには、まずは、その数字の定義をきちんと知っている必要がある。定義を覚えるのではなく、「理解して知る」こと。
    ○多くの数字は、他社や別の国のデータと比べることによって、より多くの意味を持つ。
    ○私たちは、数字を主観的に、自分なりの感覚で見ている。⇒その感覚は、それまでの経験・見分の範囲内のものとなる。⇒したがって、経験・見聞を広げることにより数字感覚は磨かれる。⇒日頃から数字に注意し、自分の感覚と比べながら、物を見る。(思いこみに注意。)
    ○自分自身が「常識」だと考えていることを疑う。
    ○平均ではなく個別の数字を見る。
    ○数字は客観的に見えても、解釈には主観が入る(バイアスがかかる)。⇒バイアスの原因には、見え方、常識、名前、思い込みがある。⇒一見、統計的に処理されていると思うことでも、間違いが生じる。⇒自分はバイアスをかけながら数字を見ていると思うこと!
    ○給料から逆算すると、中堅企業で一人当たりの年間付加価値額が1,000万円、大企業で1,500万円から2,000万円、中小企業で最低600万円から700万円ぐらいないと会社は持たない。借入総額が年間の付加価値額を超えると資金繰りがしんどくなる。
    ○主な数字を覚えておくことにより基準を持つことができる。何か基準になるような数字を一つか二つ知っているだけで、世の中全体が見えやすくなる。自分たちのパフォーマンスが良いのか悪いのかということが分かるようになる。
    ○数字を定点観測していくことによって、自社、市場、業界全体、世の中全体の勢いや流れを自然につかむことができる。他の数字や事柄と関連づけながら定点観測することにより、自分なりの基準ができる。基準ができると数字を見て意味づけができる。ただし、数字だけでなく、現場でも定点観測することが必要。
    ○すべてをいつも数字と結び付けて考える思考パターンを持つ。数字、それも自分の実績にあった数字、根拠を伴う数字を使って、話をできるか、思考ができるかが重要。

  • 数字を押さえておく必要性が深く理解できました。
    また、定点観測という言葉が印象に残りました。
    毎日必ず決めた数字の動きを観察する事で、世の中の動きが手に取るように分かるようになるそうです。

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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