- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596740
感想・レビュー・書評
-
「仕事=人生」だっていいじゃないか! ―
http://www.d21.co.jp/products/isbn9784887596740 ,
http://www.bramante.biz/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事と自分の生活をバランスさせるのは大事なことだとは思いますが、より良い仕事を効率よく行ない、また自分を成長させるためには、特に若いうちには無理をしてでも仕事に打ち込む時期があっても良いと思います。
この本の著者である田島女史は、まだ若く度重なる転職によって確実にキャリアをアップさせてきていているので、新しい環境になるたびに仕事に全力を尽くしてきたようです。
私も4年前に転職をしたのですが、似たような業界に転職した私でさえも、新しい環境に慣れるまではかなり仕事や自己啓発等、力を注いできましたので、この本に共感できる部分もありました。
以下は気になったポイントです。
・目標のための行動に結びついていること、これが「ただの思い出話」か「濃い経験」かの決定的な違い(p38)
・「ワークライフアンバランス」とは、この中身をどれだけ濃くできるかという考え方(p49)
・その人がどんな苦労や失敗をして、それをどう乗り越えたかを聞くことで、その人が身につけてきた仕事力を知ることができる(p53)
・苦労話をするときには、個人的な気持ちではなく、業務における障害をどう克服したかを焦点にする(p55)
・身につけるべき術とは、1)会議において絶妙なタイミングで意見を挟む術、2)意見が合わないあいてでも、言い争いをせずに自分の意見を通す話し方、3)客からの皮肉なコメントに対して、うまく切り返す話術、である(p74)
・ビジネスとは、そもそも目的と目標の上に成り立っているので、「やる理由と意味」を常に考える必要がある(p89)
・目的と目標に「動機」が加われば、人間はもっと動くことが出来るようになる(p107)
・目の前に与えられた仕事を面白くするルールとは、1)学ぶべきことはすべて現場、2)まず目の前の仕事を完璧に、3)仕事は「ハマって」やる(p117)
・難しい仕事に取り組むときには、「今の自分に足りないものを把握、どうして補うか」と考えて、「先に成功のプランを立てる」(p123)、「これなら絶対にできる自分目線の目標」に噛み砕く(p124)
・初めての仕事は、自分のやり方だけでなく、経験者や、その分野のスペシャリストを巻き込む(p135)
・多くの人は、失敗が結果だと考えるが、成功者はプロセスだと考える=諦めずにやり続ける(p137)
・失敗をして叱られているときは、言い訳せず、まず最後まで相手の話を聞くのがポイント、会話は「スミマセン」から、事実に基づき失敗の原因を説明(p139)
・人に動いてもらうためには、まず自分が動く(p158)
・自分の個性や強みを活かしたキャリアプランを最初につくっても、そのプラン通りすべて事が運ぶことはめったに無いことを認識しておく(p201)
・どんな仕事でも「気の持ちよう」と「ものの見方」を変えることで、面白い仕事や「やりがいのある仕事」に変わる(p207)
・やりたい仕事は、実際に働いて、その経験と実績の中から「生まれて」くるもの(p207)
・よく知っている不満な現在の方が、見知らぬ未来よりましだと考える人は意外に多い、その特効薬として「もう二度と帰れないと思えば、未来に立ち向かうのはたやすい」(p219)
・自分の仕事に打ち込んで、他人が評価できるものを身につけて、次の自分のやりたいことを目指す道を切り拓くしかない(p223)
2010/10/17作成 -
仕事120%で頑張る時期があってもいいという主張でした。それは私も良くわかる。ここまで仕事にはまれる作者は幸せなんだろうなと思います。
ワークライフアンバランスとは言っているけれど、仕事に対する姿勢はワークライフバランスと同じで、限られた時間で集中してやる!でした。
仕事一辺倒にならなくても、仕事に対する姿勢は真似できる内容がいっぱいありました。
個人的には真新しい内容では無かったのと、今の自分が仕事のみにのめり込めない環境にあるので、大分冷静に読んでしまいました。 -
ワークライフ「アン」バランス。タイトルが目についたので中古90円で購入。
マイクロソフト日本法人元営業部長が自身の仕事への思いや仕事術について記載。
バランスの良い生活をするのも理想だが、若いうちは仕事100%でにとことん打ち込むのもよいじゃないか!とのご意見。確かにそういう時期はあってもよいのかもしれないな、もっと頑張らないとな、と思わされましたが「そこまでやったら体壊すかもしれないのでたまには休んでください」とつっこみたくなるような所も結構ありました(^^;)しかしここまで仕事が大大大好き!と思えたらそれはそれで幸せなんだろうな~と羨ましく思ったりして。 -
仕事ばっかりに打ち込む、アンバランスな時期があってもいいじゃないか、という内容。佐々木かをりさんがワークとライフを分けないで、どちらも楽しめばいいと、どこかで書いてらしたのを思い出した。
-
著者初の自己啓発本のようで空回り感が否めない。言っている内容も繰り返しが多く、最後まで読み進めるべきか悩まされた一冊。
-
何でもスマートに最短経路で向かえればいいのですが、時に作業や思考方法で“ちからわざ”を使わなければならない。
私も、根が体育会系なのか、しばらく考えていい方法が思い浮かばなかったら、えいやー!で“ちからわざ”に走りがちなんですね。
そうやって、なるべく時間をかけずに定時までにキチンと終わらせる“ワークライフベストバランス”が理想型なんですが、
筆者のように、とにかくやってみる、走ってみるワークライフ“アン”バランスは自分には共感できる部分はあります。
アクセル全開でアドレナリンぶっ放しながら「やってみたら何とかなるな!」みたいな。
ベストエフォートではないのかもしれませんが。
■とにかく何かひとつのことにのめりこむことによって、バランス/アンバランスの作用が働いて、結果的に自分のとってのベストバランスが見つかる。
1人分の身体と体で、どうやって2人分の仕事をこなすかということについて知恵を絞るべき。所与である1日24時間の中身をいかに濃くするか。
「日常業務や書類整理といったことを仕組み化し・・結果的に多くの時間と労力を新しい仕事に費やす」
(Ref.『最小の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術』)
「仕組み化する」と「アンバランスに働くこと」→「知恵を絞って生産性を上げる」という共通項目
■量をこなして初めてつかめる仕事の勘所が量的なものをこなすことで質に向上する。
■社会人1、2年の実務経験では、転職において「価値」と認められることは少ない。一からまた出直しという「ゼロリセット」
「自分のやりたいことじゃないから」といった漠然とした姿勢で環境を変えることに期待しても、ゼロリセットの繰り返しになってしまう。
■「キャリア」とは与えられた環境や仕事を通じて得られた経験や学びによって身についた仕事力の積み重ね