I met a boy.父の日に、バンビ公園で。

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596818

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  • 小さな勇気と、明日がんばる元気が
    湧いてくる自己啓発ファンタジー

    会社で落ちこぼれの主人公の家に
    届いた一通の手紙

    そして、公園で不思議な少年と出会う

    まわりを変えるのは難しい
    自分が変わることは出来る

    僕の人生は他のどこかにあるのではなく
    今、ここにある

    もっとかっこいい自分でありたい
    だから、変わろう


  • 子供の頃に亡くなったお父さんを思う。

  • いつのまにか社会に染まってしまった大人。
    本当の自分らしく生きるために、勇気が湧いてくる本。
    どんな人生でも、今ここから変えていける。

    『自分の中にある答えを見つけてあげることが大事。話を聞いてあげて、それで相づちを打っているうちに、多くの場合、自然と答えが出てくる』

  • 著者は1980年生まれ。佐賀県武雄市出身。横浜国立大学卒。

    「君、名前はなんて言うの?」
    「へへへ・・・内緒」

    ある日郵便受けに投函された一枚の手紙。
    バンビ公園にて待ち合わせをする旨が書かれた一枚の謎の手紙。

    そこにいたのは、一人の少年。
    白いTシャツに、ベージュの半ズボン、アシックスのランニングシューズ、野球帽といった格好。
    その少年と就職活動は大苦戦、努めたIT企業では鳴かず飛ばずとくすぶった生活を送る27歳の主人公とが繰り広げるひとつの物語。

    謎の少年と主人公との出会いにより何かが主人公の中で変わりつつある・・・。

    本の帯には「あなたの明日が変わる本」のメッセージ。
    確かに何かを変えたいと何かしら思っている自分達にはぴったりの一冊。押し付けがましくなく、今の自分の問題を考えさせる気づかせるようなそんなコーチング的な物語。

    難しい理論・言葉は一切出てこない。理屈というより気持ちで背中をぐいっと押してくれるような温かいストーリーに引込まれていった自分がいた。

  • 就職活動で36連敗後、ようやく入ったIT企業に勤めて5年目の27歳が主人公。そんな彼がバンビ公園で小学5年生の時の自分に会う。
    野球選手を夢見てキラキラした目をした昔の自分から父親が教えてくれた大切なことに気付かされる。
    就職活動を控える学生や、働き始めて何となく今の自分に疑問をもつ社会人にオススメします。

  • 『I met a boy.父の日に、バンビ公園で。(松尾健史)』を読みました。

    小学5年生だった頃の自分に対して、今の自分の生き方は誇れるか?胸を張れるか?そんな問いかけの物語でした。成幸者になるためには、自分に誇りを持つことがどれだけ重要であるか、結局それは、自分に後ろめたい行動がないか?の問いかけでもあるのですよね。

    そして人は、きっかけによって一瞬で変われるもの、それを表現してくれています。環境や人を変えるより、自分を変える事の重要性を説いています。

    物語の中で、本をプレゼントする話がありますが、あれは紛れもなく「手紙屋」ですね。この辺に、喜多川泰さんを尊敬する気持ちが垣間見られました。

    目新しさはないのですが、とても面白く興味深い視点で描かれていて、すーと心に入ってくる作品でした。目新しさも大事ですが、新しい視点の発見もまた大事ですね。

    松尾健史さんの処女作、これからの活躍が楽しみです。ありがとうございます。

    ★★★★

    以下、本書で共感した箇所です。

    ☆page.41

     自分が不幸だとは一切思いませんでしたね・・・自分に対して誇りを持つことができたから、じゃないですかね

    ☆page.161

     世界が変わるのを待つよりも、自分が変わるほうが早いし、自由で楽かもな。そういえば、昔読んだ本にこう書いてあったな。『攻めるのはいつも自由だけど、守るのは不自由だ』って

    ☆page.162

     だれかのうれしそうな顔を見るのは、あるいは自分のうれしそうな顔を見るよりも幸せな気分になれるのかもしれない。

    ☆page.173

     変わることを望んだ僕には、二つの選択肢があった。

     一つは、今いる場所、この会社、この机、この人間関係の中で、僕自身が変わること。もう一つは、別の場所、別の会社、別の机、別の人間関係の中へ移動して、僕自身が変わること。

    ☆page.184

     睡眠時間は短くなったけれど、全然疲れていなかった。なぜか?簡単だ。僕の中の少年に胸を張れているから、だ。

    ☆page.193

     あと十年たてば、僕は三十八歳だ。たとえばそのとき、お酒を酌み交わしながら、お互いに「今の自分が人生で最高だ」と言えたら、「まだまだやりたいことがたくさんあるんだよ」とキラキラと少年のような笑顔で言えたらいいなと思う。

  • 今ある自分を悲観したり人のせいにするのではなく、自分が変わりたいのなら、環境を変えるか、自分を変えるか。環境をかえて万が一自分を変えられるのかもしれないけど、主人公は自分が変わる事を選んだ。
    今の自分を脱するには自分次第だと言う事がよくわかった。
    自分が前向きに何かしたくなる本だ。

  • 子供のころの自分と対面する、といった内容が面白かったですね。もし自分も子供のころの自分と対面しても恥ずかしくないような生き方をしたいと心掛けたいと思います。

  • 少年時代の自分を想像し、その自分がかっこいいと思うような大人であることを考えさせられた

  • この本を読み終え、ふと国語辞典を手に取った。

    自信:自分の能力・価値などを信じること
        自分の正しさを信じて疑わないこと

    知っているようで、知らなかった。

    自信という言葉の意味を心の奥にしっかり刻んだとき、
    自分の事を誇れるようになりたいという自分の姿がみえた。

著者プロフィール

1980年、佐賀県武雄市生まれ。
横浜国立大学卒。
まったく新しい塾の在り方を追求している横浜市の学習塾「聡明舎」で、
中高生の指導にあたっている。

2008年に『I met a boy. 父の日に、バンビ公園で。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)で作家としての活動を開始。独特のファンタジー自己啓発小説として、注目を浴びる。
続く『ブレイクスルー』(現代書林)では、若者たちの現状突破ストーリーを爽快に描き、幅広い読者層からの支持を得る。
『ブレイクスルー』の出版以降、執筆活動だけでなく、
「一歩踏み出す勇気」をテーマとした講演活動を行うなど活動の幅を広げている。


「2016年 『君が勇気をくれた 九回裏のフルスイング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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