上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 2881
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596900

感想・レビュー・書評

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  • 幸せの基準を自分自身で決めているか?
    安定志向になっていないか?
    お金が行動の基準になっていないか?
    やりたいことをどうやって見つけるか?
    失敗を恐れていないか?

    全部今の私にグサグサくる問いかけだった。
    特に、家庭環境に恵まれて塾にも通わせてもらってお受験して大学行って就職もしやすくなる…っていうレールに乗った人ほど安定志向で失敗を恐れるっていうのも納得だったなぁ。

    最後にオススメの16冊が載ってたから全部メモした!読書が成功体験への近道◎

  • 社会人2年目のこのタイミングで出会って良かったと心から思える一冊。同時に、もっとたくさんの本を読みたいとも思いました。
    こういった内容を小説で読んだのは初めてだったので新鮮でしたが、スートーリーを通して生きていく上で大切なことをわかりやすく知ることができました。
    この本と出会えた私はさらに幸せになれそうだな、、、と読み終えて確信しました。

  • 現状の不満を脱するには常識にとらわれず、自分の価値観を持って行動しようと述べられています。多くの人はやりたいことはわからない中で、この本では(自分がやりたいことは、一生かけて真剣に取り組み、工夫を重ねた経験があることの中からしか生まれない)ということは共感できました。他にも常識の破り方が4つ記述されているので気になる方は読んでみて下さい!お金とは?幸せとは?失敗とは?

  • 喜多川さんの発想が面白い
    大好きな本の一つになった

  • 『上京物語』喜多川泰さん

    喜多川泰さんの本はいつもスラスラと読みやすい。
    今回も、沢山のことを学んだ。本を読み続けよう。
    祐介の気持ち、生き方、現実そうだなと思うし、自分自身も周りと比べ、勝手に傷つくこともある。
    だが、自分の常識は自分で作ること、周りと比べないこと、挑戦し続けること、やりたいことをやり続けること。心と身体を鍛えること等、本から学ぶ事が多い。世の中の役に立ち、他の人も幸せにできる勉強をしよう。



    〈以下、本文より〉
    「必死になって何かをやろうとすると、それが自分にとって楽しいことに変わるんだ。」
    「幸せの基準は、自分自身が決めるものだ。」
    「他の人が持っていても、自分の人生に必要なければ追い求めない。逆に誰も待っていないものであっても、自分の人生に必要ならば、なんとしてでも手に入れる。そういった自分なりの価値観を持つ必要がある。」
    「他人なんかと比べなくても、昨日の自分よりも一歩でも前進しようと努力しているとき、人は幸せを感じるようにできているんだ。」
    「安定も幸せと同じように、あくまでも心の状態だ。本当の安定というのは、自分の力で変えられることを。変えようと努力しているときに得られる心の状態のこというんだ。」
    「成功するというのは、いまこの瞬間からでも、やりたいことを始められる人なんだよ。」
    「人生を動かす行動の基準が違う。お金を基準にして生きる人生が、いかに自分らしい、すばらしい人生から遠ざかってしまうか。」
    「成功の代価は時間の投資。」
    「一生自分の好きやことをやって生きていく強さが欲しければ、人間の持つ1番の武器である頭を鍛え続けなければならない。」
    「心というのは日々の生活の中で作られ、変わっていゆく。だから、昨日まで弱々しく、悲観的で、後悔ばかりしていた心の持ち主であっても、
    どんなことも恐れないで毎日をいきいきと生きる心に、
    常に前向きなことだけを考える心に、
    自分の夢に向かって、常に努力を続ける強い意志を生む心に、
    いつも笑顔を絶やさない、明るい心に、
    全ての人に愛を与える美しい心に変わることができるんだよ。」
    「自分が一生かけてやりたいと思えることは、時間をかけて、真剣に取り組み、工夫を重ねた経験のあることからしか生まれてこない。」
    「やりたいことというのは、自分が世の中の人の役に立てると自信が持てること、それを通じて人を幸せにできると思えるものの中にこそあるんだ。」
    「やりたいと感じることは、お金を払ってでもやっていく。それを続けることによって、自分の生きがいが見つかる。」
    「失敗を恐れず、挑戦していく勇気。」
    「受験の勝者は、必ずしも人生の勝者になれるとは限らない。」
    「誰よりも多く成功を手にした人は、誰よりもたくさん挑戦した人でしかない。同時に、誰よりもたくさん失敗を経験してきている。」
    「挑戦したことによって手に入る経験はすべてが財産だということが分かる。その経験が、お前を成功の道へと導いてくれるんだ。」
    「大切なのは、予想通りの結果を手に入れることじゃない。挑戦する勇気を持ち続けることだ。」
    「思うようにいかない出来事は、何もなければ退屈な人生に、感動や感謝を与えてくれる退屈しのぎのための道具。普通の人が失敗と呼んでいる出来事こそが、人生に感動や感謝、新しい出会いといった、幸せな人生を送る上で必要なすべてを、運んでくれるんだ。」
    「自分を作ることが許されたこの百年間に、なにをするか?」
    「他人に合わせて生きるのではなく、自分で決めたルールに従って生きてもらいたい。」

  • 本の作りが普通のものと異なるので、より身近に考えることができた。

    前半の失敗例に対し、後半で、ではどうすればいいのか、どういう考え方をすればいいかが書かれているため惹き込まれた。

    また、自分の間違いに気づきやすく、記憶にのこりやすかった。

    最後におすすめの本が載っているので全て読もうと思った。

  • 父親から息子に宛てた小説の物語と斬新!
    喜多川さんの小説は内容も面白いが、自己啓発の内容も非常に勉強になる。
    参考になった点としては以下。
    1.他人と比較しても不幸になるだけだ。昨日の自分 
     と比較して成長を実感することで幸せになれる。
    2.今ある安定がいつまでも続くとは限らない。
     例えばこのままいつまでも同じ仕事が続けられる 
     わけはない。本当の安定というのは、自分の力で
     変えられることを、変えようと努力しているとき 
     に得られる心の状態のことをいう。
    3.やりたいことは、そこら辺にあるものからふっと
     わいてくるものではない。自分がやったことのあ
     るものの中からしか生まれてこない。やらずにわ
     かる人なんていない。自分が一生をかけてやりた
     いと思えることは、 時間をかけて、真剣に取り組
     み、 工夫を重ねた経験があることの中からしか生
     まれてこない。
    4.失敗を恐れずに挑戦する勇気が大切だ。
     失敗しないことが成功ではない。成功するという
     のは、数多く失敗しているということでしかな
     い。成功率そのものが飛び抜けて優れている人が
     いるというわけではない。みんな同じ。つまり、
     誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりもた
     くさん挑戦した人でしかない。
     普通の人が失敗と呼んでいる出来事こそが、人生
     に感動や感謝、新しい出会いといった、幸せな人
     生を送る上で必要なものすべてを運んでくれる。
     決して、手に入れた物質によって幸せになるわけ
     ではない。人生におけるただ一つの失敗は、やり
     たいことがたくさんあったにもかかわらず、結果
     を恐れて動けないまま、人生を終えること。つま
     り、何の挑戦もせずに一度しかない人生を終わっ
     てしまうことこそが失敗だ。

  • 「お金」という基準が当たり前のように存在している社会。お金の歴史と本質に関する知識があれば、お金に人生の基準を置くことの危うさに気づくことができるだろう。
    お金は必要であるが、お金を人生の中心に据えてはならない。(という個人的な意見)


    自己啓発本といえばそうだが、それ以上にお金について教えてくれる本。
    特に、車のローンや住宅ローンによって徐々に身動きが取れなくなっていく姿がリアルに描かれている。
    こう考えるといい・こうあるといい、というよりも、
    この社会の基準である(とされている)お金について勉強しなければ、その無知によって自由が奪われるぞ!
    という教訓。ある意味自己啓発本。

    お金が基準とされている社会では、お金の使い方を正しく理解することだけが、社会の基準・常識の枠から抜け出すための唯一の手段である。(という個人的な意見)

    お金が基準の社会で働く=お金を稼ぐ=時間の切り売り
    とすれば、
    “時間”を投資して頭と心を鍛えることが、正しいお金の使い方である。


    最後に、
    『この手はどこからきたのか?いつからここにあるのか?』と、自問自答を促されるシーン。
    本書を頭から読んだ後に自問自答してみると、
    「この自分の手は、決して自分自身のものではない」
    と感じてしまった。
    借り物でしかないこの手、身体。
    借り物の身体によって生かされている、自分の意思。
    期間限定で生かされることを許された意思。自由な意思をもって何をするか。


    …しんどい。

  • 成功とはお金持ちになることではない。
    幸せとは人との比較で決まるものではない。
    そんな誰もがどこか心の中で闘っているものを教えてくれる父からの手紙。

    自分の幸せってなんだろうなと哲学的なことをよく考える自分には良い本だった

  • 自分の常識が変わった気がします。

    前半は読んでいるのがあまり心地よくなかったのですが、後半からの内容が考えさせられるような内容だったのでとても良かったです。

    自分がいかに世の中の常識に縛られているかを気づくことができました。

    この本は大学生の方に是非読んでいただきたい本です。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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