どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 (小宮一慶の養成講座) (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596979

感想・レビュー・書評

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  • 社長力について知りたくて読書。

    著者は、CSをまず高め、その次にESを高める。この順番が逆になるとうまくいかないと述べている。2日前に読んだ渡邉 美樹氏の本の内容を思い出す。

    ワタミはどうなのであろうか。渡邉 美樹氏は著書でも繰り返し、お客さまのためにと述べている。CS重視と読み取れる。しかし、昨今の批判はESに関係すると思われる。そうするとCSとESのバランスが悪いのであろうか。

    経済は幸せになるための道具。お金も、コンピューターもインターネットなど全てに該当すると思う。道具に振り回されるようになると本末転倒。私は、はっと氣づくと、道具に振り回されていると感じることも少なくない。

    「欲はエンジン、理性はハンドルやブレーキ」(p208)

    基本、原理原則を繰り返し、繰り返し、徹底していることがセブン-イレブンの最大の強み。小さな行動をどれだけ多く積み重ねることができるかが、経営。

    最後のJR渋谷駅のエピソードは、日本らしいリーダシップの姿だと感じる。

    読書時間:約50分

    本書は韓国のブックオフ(新村店)で購入しています。

    • だいさん
      CSとES
      ブラのナントかカップですか?
      CSとES
      ブラのナントかカップですか?
      2013/06/29
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      ブラですか?
      だいさん、
      ブラですか?
      2013/06/30
  • 覚えておこうと思ったことをつらつら。
    ・和気藹藹よりも切磋琢磨する環境を選ぶこと
    ・目標はメジャラブルであること
    ・価格よりもサービスで勝負
    ・「ほかの人がやるよりも自分がやったほうがお客様が得をする」といえる人材になる→なれる最高の自分になる→お客様第一(あなたは特別)
    ・従業員満足度よりも顧客満足度を重視する
    ・売上と利益の考え方→売り上げはお客様との接点、利益は工夫の度合い

  • 別に社長さんとはカンケーないですが。
    良い経営者の方が何を考え、実践されているか知れてよかったです。
    アマタで理解するより、小さな実践。
    大きなリスクより、小さなリスクテイク。
    お金儲けより良い仕事!
    あ、「お客様第一」を忘れてた・・・。(なんてならないように・・・)

  • 敬愛する社長が読まれていたので、真似して読了。

    何点も心に残るモノがあったが、そのうちのいくつか記録として残す。

    以下、引用
    ■「目標」よりも「目的」
    目的というのは、究極的に行き着くところ、あるいはあるべき姿、存在意義
    例)人生の目的が「家族を幸せにする」ということなら、「今年は家族を温泉に連れて行く」というのは目標

    ■ダメな会社を見分ける方法は実に簡単。「お客さま志向」が徹底されているかどうか。
    このことは電話一本かけてみれば分かる。
    「会議中です」と平気で応対している会社、これはダメな会社。
    「そのどこが悪いのか?」と思った人は、「内部志向」にかなり洗脳されている。

    ■差別化を具体化するのは「Q,P,S」
    ①Quality 品質
    ②Price 価格
    ③Service サービス

    引用終了

    以下、感想
    ・目標と目的のはき違えは、会社でも家庭でもよく起きていることだよなー。意識的に改善する必要があると思いました。
    ・電話対応、これは多くの会社で言えることですなぁ。
    ・QPSという切り口は、この本で初めて知った。4Pだと、売り手発想の切り口だよなぁ。買い手側の気にする点は、QPSなんだな!

    非常に勉強になりました。

  • いい本だった、「理解は偶然、誤解は当然。経営は実践であり、行動だ」に尽きると思う。視線を低くして解釈してくれているので、分かりやすい。

  • 小宮さんが経営を行う社長にとって必要な心構えについて、述べた本。大事な考え方発想がてんこもりで良著である。
    キーワード三つ
    ①下請けより自立し、選択権を常にもてるような環境にすること
    ②最も大事なことは企業の方向付けを行うこと=やること、やらないことを決めること→経営
    ③小さなリスクをとり続けること
    以下、新規事項
    ・内部思考より外部思考を意識する。
    ・リレーションシップマーケティング 一生のお客様になってもらうこと
    ・QPS 質、価格、その他で決まるが、その他がますます重要になってきている。
    ・社長の仕事は企業の方向付け、資源最適配分、人を動かすこと。
    ・未来予測よりも現在過去分析。
     現在過去を知ることは経営者の義務
    ・目標より目的。目的を共有することで目標(利益)がついてくる。
    ・本音と建前を一致させること。建前ではなく、それを本音にする。行動する。
    ・新規事業よりも既存事業の徹底追及。
     機会の追求として新規事業も大事ではあるが、優先順位は既存事業にある。
    ・大きなリスクが生じる前に小さなリスクをとり続ける。
    ・シェアを常に考えること。→選択権を持ち続けることにつながる。
    ・流動比率120%(流動資産/流動負債)手元流動性1
    ・ROAを重視すべき。ROEよりも。
    ・固定費をふやさずに、今ある設備を活用する。増し分の活用
    ・必要売上、利益は経費から逆算する。管理会計
    ・犬のリールのように、好調なときはゆるめ、有事の際にはしぼめる。
    ・意識改革も小さな行動、習慣にブレイクダウンしたり、メジャラブルなものにすることが重要。
    ・感謝の気持ちを忘れないこと。
    ・経営において、ひと、もの、かねの再分配が仕事であるが、私利私欲が入ってしまうため、わかっていても簡単にはできないものを、それをいかに整理して実現していくかが大事。

  • 経営者視点とは?


    常に顧客のために行動すること
    そこには信念が必要

  • 小宮さんの本はどの本読んでも
    主張が一貫しているので理解しやすい。

    この本は、コンパクトだし価格も安いしお得感あり。

  • キオスクで買ったら、著者の一連の著作の内容がまとまっていて、意外に良かった本。チェックリストもついており、ひととおり手帳などに控えておけば便利に使える。

    1 ストラテジー力
    2 マーケティング力
    3 ヒューマンリソースマネジメント力
    4 会計力
    5 リーダーシップと人間力

    「銀行とかかわる時間を短くすること」
    →お金を借りてでも他社と似た商品を提供すればやっていけた・・・
    →銀行に目を向ける暇があったらお客様と向き合う

    「よい会社、悪い会社などない。よい社長、悪い社長しかいない」

    名言となりそうなポイントが充実。

  • 読書が趣味・習慣付いたのは、大学生になってから。
    好きな著者のひとり、小宮一慶さんの本です。

    読む度に、いつも繰り返し勉強させていただいています。

    ・「価格で勝負」よりも「サービスで勝負」(82P)
    ・「客観的一番」よりも「主観的一番」(86P)

    Quality, Price, Service.
    「お客さまは、製品の不具合は少しなら許してくれるが、サービスの悪さは決して許してくれない」
    「A=あたり前のことを、B=ばかになって、C=ちゃんとやる」

    鍵は、小さな違いをたくさんつくる。紙一重の積み重ね。

    本作で小宮さんは、ご本人の好きなたとえ話をしてくださっています。
    『紙も一枚だけの差なら、0.1ミリくらいで違いは分かりません。ですが、コピー用紙の束を見ればお分かりのように、五百枚、千枚と積み重なれば非常に大きな差になります。』

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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