幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年9月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597365

幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)の感想・レビュー・書評

  • 消費はどう変わっていくのか?

    →モノを所有する幸福を求めているのではなくて、モノを所有する先にある幸福を得るための手段として消費するようになってきた
    幸福を解くカギとして、自尊心、承認、時間密度、裁量の自由、手ごたえ実感
    3つの物語として、自分を極める物語、社会に貢献する物語、人間関係のなかにある物語

  • 婚活のワードを生み出した山田先生と電通チームの共著。

    特にフロー型の幸福、ストック型の幸福の考え方と幸福のペンタゴンモデルが面白かった。

    幸福のペンタゴンモデルに乗っとり自分の目標を。

    1,時間密度
    週末に楽しみを1つ作っておく事で平日を充実させる。
    将来の夢をもつ
    2,手応え充実
    これは特に無いかな。達成可能なマイルストーンを着実に乗り越えていく。そのくらいでしょうか。1が達成されれば必然的についてくるかと。
    3,自尊心を持つ
    これも私の場合は必然的に1が達成されればついてくるのかなと。
    4,承認
    これは難しい。私の承認は、言い換えれば評価。
    社会的影響力に置き換えて考えてしまうから、社会的影響力を持った個人からの承認もしくは、量的な面での社会的影響力がそれにあたる。ゆえに、組織内部での小さな評価とかはどうでもいいと考えてしまう。
    普段生活している中でこれを得るのは難しい。
    5,裁量の自由
    今もある程度は裁量はあると思う。けど、どちらかというと制限に阻まれた裁量権の喪失が多い。限られた時間、明確に与えられた役割、組織編成、会社という枠組みでの制限。これらを解決する必要がある。


    上記を解決すると、自分が最も幸福な生活になるんだとすると、割と見えた気がする。
    面白い本でした。

  • すでに成功したように見える人が、必ずしも幸せを感じていないように見えるのは何故でしょう。それは、高い収入や地位だけでは、尊敬されるとは限らないからではないでしょうか?誰もが住みたくなるような邸宅。高級車。高級ブランドの服やバッグに靴などに囲まれた生活も、なぜか、空しそうに見えるのは、私が僻みっぽいからでしょうか?私には、むしろ、高い収入や地位についていなくても、誰もが社会的に価値があると認める活動に自分の人生を犠牲にして打ち込んでいる人の方が、多くの人に尊敬され、その結果として本人も幸せに見えるものです。

  • 幸福の定義、その捉え方が時代とともに変わっていっていること、
    そのへんは予想通りの内容で納得もした。

    また、後半の新しい消費の形(物語)の部分では、
    確かに自分の消費行動も本書で説明されている5つでカバーできる。
    自分の消費を分析することで、自分がどのような人間か
    (どのような行動に価値を置いているか)がわかるなぁと思った。

    ただ最後に、幸福のペンタゴン・モデルのすべての要素を包含し得る活動として、
    「仕事」をあげているところは、意外。

    要するに、幸福や消費の形が変わってきていることを理解したうえで
    今の働き方を見直し、幸福を得られる仕事、働き方にシフトしていきましょうよ、
    ということが最も言いたかったことなのかなと感じた。

  • 幸福論かと思いきや、どちらかというと消費論でした。

    変にスピリッチュアルな物や宗教談義は期待してないけど、もう少し心理的な領域に踏み込んだ本かと思っただけに残念。

  • 曖昧な根拠、都合のいい解釈、論理破綻が散見されます。幸福や消費に関するモデルがいくつか提示されているのですが、これも納得感がうすい。
    ただあとがきにあるローマ帝国、ベネチア共和国滅亡の理由は興味深く、「未来に続く幸福の物語」の重要性には共感しました。

  • 自分で選んだつながりが幸福で、それを維持するための消費。っていうことかな。つながりを作り出すための消費。

  • 所々曖昧にごまかしているような部分があったように感じましたが、面白い考察でした。

  • 二年前の本ですが、その頃言われていたことが、今改めて実感として感じられるようになってきたのではないでしょうか。特別目新しい発見はなくても、よくまとまってると思います。

  • 消費を個人、心の充足からみた著作。
    今までのトレンドでははかれない物を記述に
    落とし込んでるのでちょっと平坦で冗長的。。

    でもいいと思うよ。全体的に理解。

  • 日本はGDPが高い割に幸福感が相対的に低い。なぜ?→わからず。。
    ★モノを所有する幸福を求めているのではなく、モノを所有する先にある幸福を得るための手段として消費するようになってきた。
    ★幸福の5要素。時間密度。手ごたえ実感。自尊心。承認。裁量の自由。

  • 幸福について、それに関わる消費について科学的に論じた本。消費と結びつけることで抽象的な内容がとてもわかりやすく論じられてると思う。

  • 現代社会における幸福とは何か?そして幸福に基づく新たな日本の消費スタイルを解き明かす。興味深く新しい内容。

  • ・「幸福=消費(売上げ)」という、販売サイドからみた幸福論。
    ・しかし、もし「皆が幸福(満足)になったら、消費(売上げ)は消失」する為、販売サイドは「決して消費者を満足させない(構造的に不可能)」という考えが浮かび、暗澹とした気分になった。

  • データ分析は基本なのかなぁ・・・社会学は。分析が正しいかどうかは別として・・・。幸福が最後は「仕事」にある・・・なんて、押し付けもいいところだろう。

  • 戦後~現代における「幸せ」と「消費」についての移り変わりと社会の変化がわかりました。私はブランドを買い求める時代~今にかけてを体感してるわけですが、確かに現代は人とのつながりを気にしてるというコトが言葉で認識出来ました。

  • 確かに納得させられる内容だ。
    最近、なんとなくそうかな?と思っていたことが
    書かれている。
    ちと教科書的とか?

  • 2010.07 とても良くできた本。消費が幸福を生まなくなった現在において、幸福を解く鍵は、絆、つながり、コミュニティー。消費が幸福を生む時代から、幸福が消費を生む時代へ。

  • [ 内容 ]
    実際、戦後の高度経済成長期からバブル崩壊まで、私たちの幸福とは、「物質的豊かさと幸福は関係ない」と頭ではわかりつつも、モノを買い続けることであった。
    しかし、社会の成熟と経済不安の両面から、今ようやく「物質的豊かさ」を超える幸福の物語の兆しが見えている。
    新しい幸福をもたらす消費行動が始まっている。
    わたしたちが、幸福のために、モノに代わって求めているものとは!?

    [ 目次 ]
    第1章 戦後消費モデルの変化と幸福の物語(物質的豊かさと幸福との関係;消費社会の「物語」、二つの段階;消費不安の時代;脱・消費社会の幸福)
    第2章 幸福が見えれば消費が見える(なぜ今、幸福ブームなのか;幸福を解く鍵は何か?;幸福のペンダゴン・モデルの考え方;消費の物語に代わる新しい幸福の物語)
    第3章 「自分を極める物語」の幸福と消費(「揺れ」が消費を創造する;手ごたえ消費;新しい萌芽)
    第4章 「社会に貢献する物語」の幸福と消費
    第5章 「人間関係のなかにある物語」の幸福と消費
    第6章 究極の消費としての仕事
    終章 つながりと幸福の弁証法的関係

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 仕事で急遽、これからの日本社会における「幸せ」研究をすることになって、今年出た、山田昌弘氏&電通チームハピネス著「幸福の方程式」を読了したのだが、これがなかなか面白い。消費なき幸せ探求の時代に、ブランドはどうあるべきかについて考えさせれられた。示唆に富む記述を引用しておく。
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    新しい「幸せの物語」は、モノを買うことによってモノの向こう側にある幸福を手に入れるのではなくて、幸福そのものを直接得る、という回路だ。そのとき消費は、幸福のストーリーに必要な商品を買うことではなく、幸福のストーリーをサポートするためのものとなる。

    「○○したい(車に乗りたい)人」はかつての物語に乗って、消費に喜びを見出せる人。「○○できれば(車に乗れれば)いい人」はもはやその物語を失って、従来の消費生活から離れようとしている人です。この両者の差、心の温度を引いた差が、社会で失われた消費の喜び(=幸福感)ではないでしょうか。

    ダニエル・カーネマン教授によると、幸福にはフローの幸福とストックの幸福がある。前者は、自分に好ましい刺激を受けたときに刹那的に感じる幸福。後者は、一定の期間安定している幸福感。多くの思想家が説いていることを要約すると、フローの幸福よりもストックの幸福を重視せよということになる。

    ストックの幸福に注目すると、幸福感は、今まで生きてきた人生の時間の中で、あるいは1日24時間の中で、夢中になれる時間がどれだけあったかという割合によって決まると考えられます。「幸福の濃さ」という感覚でとらえた幸福を解く鍵を、「時間密度」と名づけてみました。

    マーケティングには、「ラダリング」という(商品ニーズ~価値観に梯子登りする)分析の手法がある。しかし最近は、この手法では扱いにくい商品、それほど欲しくないけど買わざるを得ない、はしごが上に伸びていかない商品が増えている。つまりはしご登りではなく、はしご下りになりつつあるのだ。

    オバマ大統領の選挙活動は、著名アーティストや俳優が自主参加したが、その理由は「自分たちがアーティストとしてやりたかったことを、彼が政治でやっていたからだ」と答えている。つまり、社会に人々の連帯を作り、社会をよい方向に変えていくという同じ目標を持っていたからだ、といっている。

    今日の幸福につながる消費の2つ目の物語は、「社会に貢献する物語」だ。それは、社会や自分の生活にサステナブルな視点を持ち込み、「自分が生活すればするほど社会が良くなっていく」という実感を楽しめる、ギルティ・フリーな生き方を意味する。

    わたしたちはまだ、人口が減少し始めていることのインパクトも充分に理解していない。2020年頃になると、年間で70万人も人口が減少、つまり毎年、島根県と同じ程度の人口が減っていく時代が確実にくるというのに。

  • うさんくさいタイトルだけど、非常によく調べられた良書だと思う。幸福のペンタゴンモデルは面白い。

  • 日本人の消費の変化を、人間にとっての幸福とは何かという壮大な課題と結びつけながら分かりやすく整理した野心的な本。
    こういう本は、ビジネスのあり方だけでなく、個人の生き方を考える際にも役立つと思います。宮台真司「14歳からの社会学」と併せ読むと理解が深まるのではないでしょうか。

  • これからの流行を知る参考になる本。
    幸福って何だろう? 
    時代とともに変わる幸福の定義。その流れをみると、これからが見える。
    これからの生き方を見直したり、これからのマーケティングを考える上で、とても参考になった。

  • GDPがある一定まで増えた後は、お金と人間が感じる幸福は比例しなくなってくる。ブータンとか確か幸福度は高いはず。では、幸福とは何かという話。人に認められること。自分の時間を自由に裁量できること。手ごたえが感じられること。などが挙げられていた。私はギルティフリーのことが詳しく知りたくて読んだのだけれど、その点はそんなに書いてなかったので残念。読んでも、読まなくても良かったかな。

  • みなさんもご存知「パラサイトシングル」や「婚活」など
    現代人の人間関係を社会学的に読み解いている山田昌弘さんが
    電通の社内横断的組織である「チームハピネス」と一緒にまとめあげた本です。

    人々の幸福のあり方が変わって来たということは
    消費のカタチ自体が変化しているということであり
    私たちもそんな時代の変化を理解しておくために参考になるかと思います。

    「物質的豊かさ=幸福ではない」
    今までは、家庭を築き、家族の幸福のために
    モノを所有すること自体が幸福でした…

    ところが、今は個人の幸福を求める傾向が強く、
    モノを所有する先にある幸福を得るための手段として消費する
    というスタイルに変わってきているのです。

    そんな商品を買うことに代わる新しい幸福の物語を
    3つの視点で、この本の中では整理されています。

    1:「自分を極める物語」
    ①自分の強い衝動を満たすための「はまる」消費
     ②豊かさを実現するための「手ごたえ」消費

    2:「社会に貢献する物語」
    ③社会がサステナブルであるように循環する気持ちよさを満たしてくれる
       「ギルティ・フリー」な消費

      ④生活に循環する要素を持ち込む「サステナブル」な消費

    3:「人間関係のなかにある物語」
    ⑤つながりを強めるための「与える」消費


    この新しい消費スタイルが見ていくと
    「なるほど…」と思う現象が実際に色々とあります。

    たとえば…
    ①商品の差異の「揺れ」がポイントとなっている「オタク消費」
    ②育てる手ごたえを消費する=「家庭菜園」
    ③社会・企業・消費者みんなにとってWinWinの関係になる「バイブリッドカー」
    ④今の社会を維持するために必要な「リサイクル」
    ⑤「つながり」を消費する「ボランティア旅行」
    など。

    この時期、年末恒例のヒット商品ランキングが発表されていますが
    近年、このランキングにも変化が生じていると言われています。

    今までのランキングでは、誰が見ても「なるほど!」という商品でしたが
    最近は、あまり見聞きしたことのない商品もちらほら…。

    それは、自分の得たい幸福の物語があって、
    その商品は直接は与えてくれないが、
    幸福を得るのに役立ちそうな道具として購入する
    という「道具消費」だそうです。

    このように、私たちが日頃、注目しているトレンド情報の背景には
    微妙な消費者心理や行動の変化が生じているのですね。

    単に「○○が流行っている」という現象だけではなく、
    その背景にある本質を「なぜ…なぜ…なぜ…」と
    探っていくことが大切だと思います。

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幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)の作品紹介

実際、戦後の高度経済成長期からバブル崩壊まで、私たちの幸福とは、「物質的豊かさと幸福は関係ない」と頭ではわかりつつも、モノを買い続けることであった。しかし、社会の成熟と経済不安の両面から、今ようやく「物質的豊かさ」を超える幸福の物語の兆しが見えている。新しい幸福をもたらす消費行動が始まっている。わたしたちが、幸福のために、モノに代わって求めているものとは!?

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