主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント

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制作 : 伊藤 守  花塚 恵 
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年9月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597440

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主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメントの感想・レビュー・書評

  • 今週(2017.10)の中頃に、今年初めに親会社のCEOに就任された方が日本オフィスを訪問されます。その彼が本社において、推奨している本の訳本がこの本になります。日本以外のオフィスでは英語で読まれているようですが、日本語訳が出ていてラッキーでした。

    タイトルの副題として、「オズの魔法使い」に学ぶ組織作り、とあります。最初にそのお話の解説があり、、少女ドロシーをリーダとして、かかし・木こり・ライオンという各々特徴を持ったメンバーで、あるミッション(魔女を倒して、元の家に戻る)を達成する、となっています。日本の「桃太郎」に似ていると思いました。

    この本では、良い組織をつくるためには、組織を構成する一人ひとりが、当事者意識を持つ・目標が達成されるまでけして諦めない・ラインの下(マイナス思考、責任回避、他人事のように考える)に陥らない、ということが強調されています。

    意識を変えれば、考え方が変わり、言葉も変わり、行動も変わる、と言われますが、社会人になってからずっと言われてきた「変革」を実現させるために、これからの変動の時代を生き抜いていきたいものです。

    以下は気になったポイントです。

    ・どの理論もモデルも肝心なことを言い忘れている、それは、成果はその達成の責任を引き受けて、初めて生まれるものである(p2)

    ・オズの魔法使いから得られる教訓は、立ち止まってはいけない、自分の置かれている状況を他人のせいにしてはいけない、魔法使いが魔法をかけてくれるのを待っていてはいけない、自分の抱える問題がいつか消えると期待してはいけない、である(p24)

    ・優良企業が平凡な企業になりさがったのは、悪い状況の根源が自分たちにあると認めようとしなかったから、言い逃れをする傾向にあった(p27)

    ・一人ひとりが自覚しない限り、組織の成功は長続きしない(p31)

    ・ドロシーたちが最後に気づいたように、自分の置かれた状況を乗り越えて望む結果を手に入れられるパワーや能力は、あなた自身の中にある。それを見つけるまでの旅路は長いかもしれないが、最後には自分の持つ力に気づくはず(p32)

    ・アカウンタビリティのステップは、現実を見つめる、当事者意識を持つ、解決策を見出す、行動に移す、の4つのステップがある(p38)

    ・アカウンタビリティに対する命題として、ライン上の行動を身につけて求める結果を得るために、自分にはほかに何ができる?をかかげる。これを常に問い続ける(p43)

    ・ライン下に落ちるのは、責任を受けいれるよりも言い訳をするほうがはるかに楽だから(p47)

    ・アカウンタビリティが高ければ、失敗を恐れる気持ちを克服することができる。ライン上にのぼって精一杯良い結果を出そうと努力しない限り、成功はないと気づくから(p77)

    ・アカウンタビリティの定義とは、現状を打破し、求める成果を達成するまで、自分が問題の当事者であると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識。すなわち、自分の意志で現実を見つめ、問題に当事者として取り組み、解決策を見出し、その解決策を実行しようとする意識、である。これには、現状を乗り越えて、求める結果を得るために、他に何ができるか?を常に自分に問い続ける姿勢も含む(p91)

    ・与えらえた職務を果たすだけでなく、組織としての目標達成も個人の責任の一部だと各自が受け止めるようになれば、通常業務を超えた部分にも責任を感じるようになる。(p99)

    ・当事者意識とは、現状と自分の行いとの関連性を見出す力であり、自分の行動で自分の未来を切り開く力である。これができないと当事者意識を持つことも、解決策を見出すこともできない(p151)

    ・ライン下にあえて降りるならば、絶対に長く留まらないと固く心に決めておく必要がある(p174)

    ・解決策を見出す6つの方法、1)解決したいという気持ちを忘れない、2)集中する、3)視点を変える、4)新たな関わりを築く、5)率先して行動する、6)意識し続ける(p181)

    ・会社の目標にどう貢献できるか考えるようになるかは、「君にできることは何か?」と社員に問いかけること(p197)

    ・リーダーとしてできるのは、コーチであり、励ましであり、教示である。そしてフィードバックを提供し、場合によっては戒め、愛情を持って接し、正しい方向へと導くこと、絶対に強制はいけない(p221)

    ・自分の力の及ばないこと、自分にできることは切り離して考えないといけない(p222)

    ・ライン上にいる人の特徴、1)定期的に丁寧に報告、2)自分の行動を振り返り、結果を出すためにできることを探そうとする、3)報告を求められればきちんと対応、4)状況を自分のこととしてとらえる、5)フィードバックに感謝する(p236)

    ・アドバイスをするのが大事、「こうすればいい」と指示を出したり、相手に代わって期待に沿う成果を出してしまったりしては、相手の責任を奪うことになる、これは避ける。方向性を示す、ヒントをだすのにとどめる(p267)

    ・権限をください、と叫ぶのではなく、目標を達成するために他に何ができるか?と考える(p285)

    ・明確な目標、ライン上に上ると決意した社員、その社員を徹底してサポートするリーダー、この3つが揃って初めて、アカウンタビリティの高い企業への一歩が踏み出せる(p305)

    ・アカウンタビリティの高い人は、1)人にリクエストができる、2)ノーと言える、3)言いにいい相手でも意見が言える、4)相手に自分からフィードバックを伝えることができる、5)自分に対してもフィードバックさせることができる(p318)

    2017年10月15日作成

  • 私ばっかりって思ってるようじゃダメだな

  • 2015/02/18 19:06

    会社の上司から薦められて読んだ。

    アカウンタビリティについての説明と、どうやってそれを高めていくか、その効果が解説されている。
    個人のレベルから組織全体までを対象に幅広く書かれているが、全体を通して役に立つ内容だった。

    つい何か不都合なことや困難なことがあったときに、被害者であるように振舞ってしまうことがあるので、そういったところは改めたい。

    また、他に何かできることはないか?と質問する、というのは活用していきたい。他人を傷付けずに、現状を改めようという意思を伝えやすくできそうだ。

  • 感想:ブックオフで偶然発見し、購入。
    オズの魔法使いのストーリーに絡め、人が主体的に動くをテーマに、アカウンタビリティの大切さを語った本。

    オズに絡めて語るとかアイデアは好き。
    だが、内容が読んでいてもいまいちしっくりこなかった。
    なんというか書いてあることが当たり前すぎるというか。

    印象的だったのはアカウンタビリティという言葉の捉え方。「責任」って、失敗した時に追求される、ネガティブなイメージがあるけど、そうではない。成功するためにも必要なものなんだってことを説いているのは斬新だった。

    もう少しコンパクトに書いてほしい。

  • 良書。ライン下に落ちないように常に自分を律すること。

  • 組織論ではなく、自己啓発本としても、自己啓発を促進するコーチ本としても読めるのでは。

  • アカウンタビリティに基づくマネジメント。
    オズの魔法使いから責任の所在と意識について筆者の考えを展開。
    ラインの上・下での意識の違い、いかにライン上に意識を変革させていくか、アカウンタビリティから進むべき方向を提示している。
    現実を見つめ被害者意識から抜け出し、自分・組織がなにができるかと考え方を変えることで強い組織になっていける具体論。

  • プロのコーチからのオススメ。事例が多く読みごたえがあったが、海外事例ばかりで、最後は疲れた…。
    ライン上の行動を意識したい。

  • アカウンタビリティを持ち、「現実を見つめ」「当事者意識を持ち」「解決策を見出し」「行動に移す」行動を取り続けられる状態と、責任を押し付け合い、言い逃れをし、様子見で解決をのぞみ先送りする態度を取る状態、それらを分ける1本の細い線(ライン)。個人としても、組織としても、ライン下の行動から脱却して、ライン上に登ることの重要性を説くこの本は、今の私にはかなり耳の痛い提言をしてくれました。

    仕事が辛い、人間関係が辛い、自分の置かれた環境に理不尽さを感じる、そして被害者意識をもって悶々としているだけの自分に気が付きました。

    ライン上の態度を取り、環境を変えられるのは自分次第だということ。
    いろいろ考えさせられました。


    「自分に他に何ができる?」

    の問いかけは、忘れないようにしたいと思いました。

  • オズの魔法使いに登場するキャラクターを例に、主体性(アカウンタビリティ)について学ぶ。
    主体性とはなにか、主体性の効果、主体性の伸ばし方、組織への適用

  • ・ 成功は目新しい流行やパラダイム、プロセスやプログラムから生まれるものではく、望む結果に対する責任を自らすべて引き受ける覚悟によって生まれるのだという事実だ。被害者意識を免罪符にしていないか?
    ・ 企業の破滅の仕方はゆでガエルと同じだ。徐々に、そして突然に破滅する。
    ・ アカウンタビリティーの4つのステップ「現実を見つめる」「当事者意識を持つ」「解決策を見出す」「行動に移す」
    ・ 「被害者意識」が蔓延している。
    ・ 人が主体性をなくすのは、責任を受け入れるよりも言い訳をするほうがはるかに楽だからだ。
    ・ なんとなくマズイと思ってはいたけど、まあいいか・・と先送りにし続けた結果、取り返しのつかない事態になってしまうことは往々にしてよくある。
    <主体性をなくしていないか?気付くための質問(YES/NOで回答)>
    ・ 自分の置かれた状況のせいで身動きできないと感じる。
    ・ 自分のコントロールが及ばない部分があると感じる。
    ・ 他人を責めている自分がいる。
    ・ 問題について話し合うとき、できないことばかりに目を向けている。
    ・ 自分に責任のある事柄を確かめたくない
    ・ 自分は不当に扱われているが、自分の力ではどうにもできない、と思っている
    ・ 自分では変えられないこと(上司、株主、経済動向、法律、過去、他人について話すことが多い。
    ・ 何をしていいかわからないことを理由に何もしていない
    ・ こんなことを口にしている。「それは私の仕事ではない。」「誰かが彼に言わないと」「とりあえず様子を見よう」「どうして欲しいのか言ってください」「私ならそんな風にしない」
    <被害者意識の悪循環に陥ると起こる六つの言動>
    ・ 無視する/否定する(=問題を先延ばしする)
    「それを知らないんじゃない。知っていると思っていることが事実じゃないだけさ」(マーク・トウェイン)
    ・ 「自分の仕事ではない。」
    ・ この言葉を口にするのは、何かしなければ成果を得られないと気付いているが、巻き込まれたくないとの思いがある証拠である。この態度をとる人は、十分な見返りもないのに余計な労力の思えることから逃れる道を探しているのだ。「なぜ、『余計な』責任まで引き受けないといけないんだ」と思いながら。
    ・ 責任の押し付け合い
    ・ 混乱「何をすればいいか教えて欲しい」
    ・ 混乱の状態が過ぎると、「何をすればいいか教えてさえもらえれば、その通りにやる」という態度になる。これは、自分以外の人間に責任転換しているだけだ。
    ・ ライン上にのぼれば、「こうしたいと思っていますが、どうでしょうか?」という態度に変わる。それこそが、結果を得るための自発的な態度だ。
    ・ 様子を見ている間に、ライバルはどんどん先に進んでいき、取り返しのつかない差がついてしまう。常に革新を繰り返すために、「どうしたらもっと~できるか?」と考えて行動しなければならない。
    ・ 「アレキサンダー大王の話を知っているかい?彼が軍隊を率いてインドの海岸に到達したとき、彼は船を燃やすように命じた。突拍子もない命令に部下がためらっていると、アレキサンダーは『我々はここの住民の船で帰国する。それができなければ国に帰れないと思え』と言い放った。つまり、船を燃やすことで、絶対に征服するという意識を全員に植え付けたんだ。退路があると、選択肢のひとつに数えてしまうからね。退路を断てば、勝利だけが唯一の目標となる。」
    ・ 他人とうまくいかないのを相手の責任にしていないか?距離を置いたのは、自分のほうではなかったか?他人が問題を解決してくれると思っていなかったか?
    ・ 人間だから、ライン下に落ちることも、被害者意識に陥ることもある。だが、それは克服することができる。ライン上にのぼって精一杯良い結果を出そうと努力しない限り、成功はないと気付くからだ。
    ・ 「アカウンタビリティー(責任)」とは、失敗して初めて問われるものではない。
    ・ 言い訳に貴重な時間と労力を費やしてはいけない。
    ・ 「アカウンタビリティー(責任)」が、失敗をしたときに問われるものになってしまうと、悪い業績を正当化することが目的となり、結果を出すためにすべきことを考えなくなってしまう。
    ・ 犯人探しゲームが始まれば、いずれ言い訳作りゲームも始まる。
    ・ 「アカウンタビリティー(責任)」とは、「現状を打破し、求める成果を達成するまで、自分が問題の当事者であると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識。すなわち、自分の意志で、現実を見つめ、問題に当事者として取り組み、解決策を見出し、その解決策を実行しようとする意識」
    ・ 「ジョイント・アカウンタビリティー(責任の共有)」とは、「ひとつのボールを落とさないよう全員が協力し合って働くこと。ボールが落ちたときは、それを拾おうと全員が飛びつくことだ」(野球のイメージ)
    ・ 「だが、選手と選手の間にボールが落ちると、誰もが立ち尽くしてしまう。そして『お前が捕るべきだった』と他人を責めはじめてしまう。」(ポテンヒット)
    ・ 与えられた職務を果たすだけでなく、組織としての目標達成も個人の責任の一部だと各自が受け止めるようになれば、通常業務を越えた部分にも責任を感じるようになる。会社の利益、顧客からの苦情、情報の共有、プロジェクトの〆切、コミュニケーション、販売など、会社全体の成功に関係することに対して、社員一人ひとりが責任を感じるようになるのだ。(98ページのスライド)
    ・ オフサイト研修でのボーリングのイメージ。上手な人が苦手な人に教える姿、チームの勝利のために、皆ががんばる姿。会社も同じでありたい。
    ロジャー・コナーズ/トム・スミス/グレイグ・ヒックマン/ディスカバー21
    2009 年 10 月 14 日作成

  • わかった、わかったよ!
    って本をとじた。

  • 以前知人に紹介されて気になっていた本。当事者意識を持ち、前向きに物事に取り組む個人と組織のあり方について、「オズの魔法使い」のストーリーとキャラクターをモチーフに解説。内容に真新しさはないが、ビジネスの基本スキルである自責思考とコーチングの基礎についてわかりやすく説明されており、この手の本にしては取っつきやすく好感が持てる。数々の実例紹介と、オズの魔法使いのフレームワークの賜物。

  • ・アカウンタビリティライン
    ・当事者意識を持つ→行動する
    ・自分を被害者だと思い続ける限り、何も変わらない
    ・ライン上を目指す
    ・ライン下に落ちたら戻るのにとても時間がかかる
    ・アカウンタビリティは自分の担当だけに留まらない
    ・「他に何ができるか?」と常に意識することが大切。

  • この本との出会いから本格的にコーチングを学び始める。田端

  • スキルやノウハウではなく、心構えの大事さを痛感した良書。実例がたくさん紹介されていたのもGOODです。

  • 「自分が動く」ことに関しては、
    入社2,3年目あたりに学んだことが盛り込まれていた印象。
    上司によく教えてもらったり、気づかせてもらったなと
    ちょっぴり懐かしくなった。
    この頃に気づいていなかったら、今のような
    プロデュースやプランニングの仕事に従事できていなかっただろうなぁ。

    社外での活動を通じて、あるとき、会社に感謝する部分に気づけて、
    気分的にスッキリした時があったのだけど、
    まさにその時が「ライン上」に上れたときだったのだろうなと思った。
    危機感を持つだけじゃなくて、これに気づけたのは本当によかった。

    「主体的に動けるように促す」に関してはまだまだ要勉強!
    本の中で登場したフレーズやシーンを思い浮かべつつ、
    自分の言葉でアプローチできるように精進しなくっちゃ。

    後半の部分で、自分が気づいて得たものを
    周囲の人や、さらに組織に対しても当てはめてみたくなるはずである
    という点が登場する。
    この「良さを実感→誰かにもそれを伝えたくなる」が
    今の潮流とフィット感が高い要素のように感じるなぁ。
    (もともと関係性の中で生活する田舎では既にあったものなんだけど、
     都会はネットによってオープン化が進み、今その波がだいぶ一般化してきた印象がするので)
    ちなみに、有名なマズローの欲求段階説における、6段階目の
    自己超越欲求(自分の中で完結しないシェアの欲求のようなもの)が、
    まさにこの点にリンクするような気が・・・。
    人がもともと持っているこの要素が引き出せる環境であったり
    コミュニケーションであったりになるかどうか、が肝なんだろうな。


    「主体的に動く」に一部内容がリンクする本として
    理念浸透の物語を描いた「感じるマネジメント」があると思う。
    だいぶテイストが違うけど、
    自分のこととしてとらえる、という
    主に、アカウンタビリティの2つ目のフェーズの試行錯誤が描かれている本。
    ここがないと人は動かないので、
    教育や業務の遂行、もちろんマーケティングで・・・
    様々な場面で本当に大切な要素だなと、改めて感じた。

    ちょっとこの部分、深堀してみたいかも。


    本をくださったNさん、ありがとうございましたm(_ _)m

  • 実用書であるが、姿勢を説いている本。英語圏の本の例にもれず実例が説得力を増している。
    自分がどうあるべきか、成功の根っこにあるのはなにか?という問いに対して答えている本だから、ハウツーというよりは事実をして語らしめる啓発本。哲学色は強くない。重くもないのでお勧め。

  • 被害者意識や他責を廃し、自分こそが問題解決の当事者として、最後まで主体的に関わっていくこと。そのために、景気や規制、ライバル企業の動向など、自分では変えることのできないことを言い訳にせず、現状を正直に認め、何ができるかを考え、リスクがあっても実行すること。
    こうした原則は、だれでもわかってはいるものの、自分の話になると、いつの間にか環境のせいにしてしまいがちだ。何でも自由にできる環境はありえない。何らかの制限がある中で、工夫をしながら成果に向かって進んでいく。そのとき、達成までの道のりが、あまりにも遠く、不可能に見えると、人は歩くのをあきらめて、道の悪さを嘆くことになる。だが、止まって不平を言っていても、目標は近くならない。自分の足で歩いていくしかないのだ。
    頑張っているつもりでも、気づかないうちに、立ち止まって不満を言うことにエネルギーを使っているだけになってしまっていないだろうか。
    この本の良いところは、たとえ優秀な人材でも、こうした被害者意識(ラインの下と位置づける)に落ち込んでしまうことはあるものなのだと、認めてくれているところだ。落ち込んでいることに早く気づければ、主体性を持った自分(ラインの上と位置づける)をとりもどすことができると教えてくれる。そのための考え方の仕掛けとして、オズの魔法使いの登場人物をわかりやすいメタファーとして用いるわけだ。主体性を取り戻すプロセスを5つの段階に表示しているのも、日常で使いやすい。
    「人のせいにするな」と小言を言うより、ラインの上にとどまることで生まれる成果や達成感をイメージにして伝え、プロセスを明示してセルフチェックできるようにサポートする方が、効果的である。

  • 【09/10/26】
    アカウンタビリティとは今日説明責任だとか会計用語に使われていると聞きます.それだけではないよーっていうのがこの本を読むことでわかりました.《オズの魔法使い》のストーリーになぞらえてアカウンタビリティの重要性を説いていっています.常日頃、存在している被害者意識を払拭し、いかに主体的に動いていけるようになるかを教えてくれます.また主体的に動いた結果,企業の例を挙げて、具体的に教えてくれています.例え我が身にネガティブな事が発生して、ずっと被害者になっていても、一向に物事は進まない.その問題の当事者であると考え、自分の意志で,現実をしっかり見つめ,解決策を見いだし,実際に行動に移すことが大切なのである.

  • ■概要
    書評メルマガで知り、惹かれて購入しました。

    成果を出すために必要な要因"アカウンタビリティ"と、成功を妨げる要因"被害者意識"について
     記述されています。

    どのような優れたビジネスパーソン、組織、企業でも、必ず"被害者意識"に捉われるときがあるそうです。
     そのときに、
     ?被害者意識のまま、言い訳や責任転嫁を繰り返し、ズルズル負のスパイラルに陥ってしまうか。
     ?現実を見つめ、当事者意識を持ち、解決策を考え、行動にうつすか。
     によって大きな差が出るため、?の状態の人は早く気づいて?の状態に行きましょう。
     と詠っている書籍です。

    原題は"The Oz Principle"の通り、"オズの魔法使い"の内容が引用されながら
     記述が進んでいるのですが、オズの魔法使いの話を知らない私としては、
     その部分だけは腹落ちすることが出来ませんでした。

    ただ、アメリカで50万部売れたということも頷ける良書だと思いました。

    ■仕事に役立つ点
    これまでの人生を振りかえってみて、自分にも当てはまることも多く、
    自らの働き方においても、組織についても"当事者意識"を大事にしたいと
    思います。


    <あし>

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