NASAより宇宙に近い町工場

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著者 : 植松努
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597525

NASAより宇宙に近い町工場の感想・レビュー・書評

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  • 読む価値あり。植松努さんのTED(プレゼン)を見てから興味がわき読みました。本当に読み応えがありますし、植松さんが言う「だったら、こうしてみたら」という考え方が世の中に浸透すると世の中が良い方向に変わるのではないでしょうか。「どーせ無理」という言葉に出会ったら、「だったら、こうしてみたら」と言い返せるようにします。

  • 帯によると、講演の書き起こしのようです。
    だから同じ話が何回か繰り返し出てきますが、それだけに熱いのです。

    著者(?)の植松努さんは、北海道にある赤平市という、小さな市で会社を経営しています。
    炭鉱がさびれてから景気が悪くなり、財政再建団体目前の市ですが、そこで社員20人の会社をやっています。
    リサイクルに使うパワーショベルにつけるマグネットを製造するのが仕事です。
    そしてもう一つ。
    宇宙開発をしています。

    植松さんは小学校6年生の時に卒業文集の「ぼくの夢、わたしの夢」というところに「自分の作った潜水艦で世界の海を旅したい」と書いて、先生に呼び出しを食らいます。
    ほかの子どもはちゃんと職業のことを書いているのに、こんな、できもしない、かなわない夢を書いていていいのか?

    中学校の進路相談の時間に、先生から「将来どうするんだ?」と聞かれたので、「飛行機、ロケットの仕事がしたいです」と胸を張って答えたら、「芦別に生まれた段階で無理だ」と言われたそうです。
    飛行機やロケットの仕事をするためには東大に入らなければいけない。おまえの頭では入れるわけがない。芦別という街から東大へ行った人間は一人もいない。

    自分の興味のあることを、独学で一生懸命学んでいた植松さんは、どうしても学校の成績の方に支障をきたしていたんですね。
    次々と否定的なことを言われますが、国立の大学に入ります。
    そうしたら、今まで独自に勉強してきたことが全部大学の勉強に結び付いたんですね。
    そして。

    大学の先生たちにかわいがられたようですが、やっぱり「お前はこの大学に来た段階で、残念だけど飛行機の仕事は無理だ」と言われてしまいます。
    その大学は国立の工業系大学の中で、当時偏差値が一番低かったからです。

    けれど植松さんは、名古屋で飛行機を作る仕事に就きました。
    「風立ちぬ」の堀越治郎さんがいた会社です。

    これだけでも元気が出ませんか?

    いろいろあって地元に戻り、父の経営する植松電機で働き始めますが、取引先の一言で株式会社にします。
    経営方針は「稼働率を下げる。なるべく売らない。なるべくつくらない」
    そのためには、どんなことがあっても壊れない製品を作る。
    そして、時間を余らせて、新しいことに使う。

    で、宇宙開発です。
    ロケットを作ります。
    材料はホームセンターや通信販売で簡単に手に入るのだそうです。
    液体燃料を使わない、爆発しない(しにくい)ロケットなので、家の隣で実験ができます。

    今、地球の周りには人工衛星の残骸などの宇宙ゴミがたくさん散乱しています。
    それを回収するロケットがいつかは必要になります。
    それには、人工衛星のような技術も必要になります。
    だから人工衛星も作りました。
    実際に宇宙に行ったその人工衛星は、世界で初めて宇宙にごみを残さなかった人工衛星になりました。
    国内ではニュースになりませんでしたが、世界的に高く評価されているそうです。

    宇宙で動くかどうかの実験をするために、真空施設が必要ということになりました。
    国の施設のレンタル料は、1日600万円もします。
    なので、廃材を利用して自分で作ったら20万円でできました。

    世界で3つ目の無重力の実験施設もここにあります。
    あとの二か所はドイツと岐阜県にあるんですって。
    ほかの二か所は試験をするたびに費用がかかりますが、ここはただで使わせてくれます。
    だから世界中から知識や技術を持った人たちが、ここに実験に来ます。
    それが植松電機の財産になるのです。

    どうしよう。
    こんなに描いても全然面白さが伝えられない。

    成功の秘訣は成功するまで続けること。
    楽をすると「無能」になる。楽をしないで努力しよう。
    失敗を生かして改良する。

    植松さんの行動を通した大切なことが、たくさん書いてあります。
    ひとりでも多くの人に読んでほしいなあと思います。←いや、力入り過ぎ

  • 読みやすい。

    ものは人からうまれる限り何でもできる。
    すべてのものは最初は手づくり

    確かに理想論かもしれないけど植松氏が身をもって証明してくれている。


    自分で学ぶ。
    楽をしないで努力を楽しむ
    お金よりも知恵と経験

    暇な分学ぶ

    成功するまでやる
    しんどいからビジネスがうまれる
    ニッチは自分でつくるもの

    だったら、こうしてみたら

  • 考え方がとても参考になる。なんでも自分で作っちゃえばいいのですね。普通は考え方によって変えられる。これは自分が子供を将来育てる事になったら、意識することの一つにしたい。他にも手元のメモに多々。

  • ・成功するための秘訣は、成功するまでやるということ。
    ・「ニッチを狙え」というがニッチは探すものではなく、自分で作るもの
    ・顧客満足とは「すごいね」と御客様と唸らせ/成長させること。御客様のチヤホヤすることではない。
    ・これから必要なのは「諦めない人」「工夫する人」。口癖は「だったらこうしてみたら」
    ・間違ったらやり直す、わからなければ調べる。それが問題解決能力。
    ・自信剥奪は連鎖する。心の優しい人に濃縮される。
    ・楽しんで努力する。「楽」と「楽しい」は全く違う。
    ・「一生懸命」という言葉で正当化される。「全力を尽くすこと」。楽をしないこと。
    ・人生最後に勝つのは「どれだけやったか」。「どれだけもらったか」ではない。
    ・全ての人には世界を変える可能性を持っている。人の役に立つ可能性がある
    ・夢とは大好きなこと、やってみたいこと。仕事とは社会や人のために役立つこと

  • どうせ無理、という言葉をこの世からなくす、夢をあきらめない、補助金がなくても全額自腹でやっていく

    とても前向きな言葉がそこには並んでいて、事も無げに書いてあるから、ホントに?と思うことがあるけど、植松さんは全て実践してきているんですよね。

    本の舞台は北海道の赤平にある植松電機で、昔炭鉱で栄えたけど、今は過疎化が進んでいる町。北海道に住んでいて車で通ったことがあって、どうしてこんなところに?って感じで植松電機の工場があります。
    違和感を感じるのは巨大な無重力実験棟。何故なら宇宙開発をしている会社だから。
    普通数十~数百万する無重力実験を、植松電機ではタダ同然で提供する。何故なら投資を経験と知恵と人脈で回収することが出来るから。

    現在はアークプロジェクトという教育プログラムを同じ赤平の施設内に立ち上げて、「住むためのコストを10分の一にし、食うためのコストを半分にし、学ぶためのコストをタダにする」という欧米で実践しされている理想をいかに日本に持ち込むかという夢に向かって日々取り組んでいるという。

    刺さる言葉が幾つかあったのでピックアップ
    ・大量生産、消費の時代から節約した方が豊かになる社会へ
    ・楽をすると無能にしかなれない
    ・給料分だけ働いていると、給料分の人間で終わる
    ・諦められるのはいつでもできるから、最後に回せばいい
    ・感動すると夢が見つかる

    植松電機で開発しているポリエチレン燃料ロケットは、確かに推進力では制限があるかもしれないけど、安全性、環境親和性と今の小型化の流れを見ると、芽があるように感じました。

    とにかく前向きになれる本で、エンジニアの人に読んで欲しい一冊。是非直接お話を聞いてみたい!

  • 久しぶりに元気になる本に出会えました!

    著者は北海道にある植松電機という町工場の社長さん。
    この世界から「どうせ無理」という言葉を無くすために、宇宙開発を始めます。

    ―人にとって一番つらくて悲しいことは、可能性が失われることです。だから、言葉で人の可能性を奪うということも、殺人と同じくらい罪深いことなんです。「そんなもん、できるわけないよ」とか「やってもムダだ」とか「どうせ無理だ」というのは、人の心を確実に殺す言葉です。

    大人は子供にいつのまにか「あきらめかた」を教えてしまうんですね。
    「だったら、こうしてみたら」と一つのことを追求していく力、粘り強さを年齢とともに失っていっていることに気付かされました。

    子供のときは何でもできるような気持ちだったはずなのに。仕事に疲れていたときなのでとても励みになりました。
    それから、実家で大学受験を控えた弟、それを支える両親にぜひ読んでほしいと伝えました。

    この先いつか、自分に子供ができたときにはもう一度この本を開きたいと思います。

  • 夢と仕事は両立できるのか?
    ほぼ100%の人が心にグサっと来る言葉に満ちている。そこでフンと鼻で笑うかハッとするかで大きく分かれるだろう。
    エネルギー(情熱)は人から人に伝わるが、書物を通じても、効率は悪いが確かに伝わるものがある。
    凄く良いことを言っているだけに、万一作者が何かの宗教にはまっている人だったりしたらものすごく悲しい。

  • 最近読んだ中でもっとも元気をもらった本。

    北海道の小さな町工場でありながら、宇宙ロケット開発に取り組んでいる
    植松電気の社長さんのお話。
    2004年から開発始めたにもかかわらず、最近ではNASAからも視察が着ているほど。そして社員には宇宙工学を修めたわけではなく前職は焼肉やさん、なんて人もいるから、驚きです。

    第1章 僕たちの宇宙開発
    第2章 「よりよく」を求める社会を作ろう
    第3章 「夢」ってなんだろう?
    第4章 教えてくれる人がいないなら自分で学べばいい
    第5章 楽をしないで努力を楽しもう
    第6章 他のどこにもない経営方針
    第7章 あきらめないで世界を変えよう
    第8章 未来の社会をつくるために

    功なり名遂げたビジネスマンものの本にある上から教えるような口調ではなく
    子供たちでもわかるようなやさしい語り口でありながら、宇宙開発と社会に対するその熱いハートが
    全編にあふれているのがわかります。

    大量生産はそれをしてくれる国にまかせ、日本は0から1を生み出す仕事をするべきではないか、というのが心に残りました。

  • モチベーション上げにとても良い本。
    どうせ無理だ、ではなく、ではどうしようか?
    とか、プランB、プランCとか出来る方法を探すということ。
    何故無理だと思ってしまうのかを考えると意外と抜け道があったりする。
    夢は1つでなくて複数あった方が良いとか。

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NASAより宇宙に近い町工場の作品紹介

誰もが工夫をして「よりよく」を目指すようになれば、社会はよくなる!本業の町工場でもクリエイティブな経営方針で売上を伸ばしつつ、宇宙ロケット開発の夢を追い続ける著者が、自らの体験から「夢をかなえるには?」「仕事を楽しむには?」「明るい未来をつくるには?」を熱く語る。

NASAより宇宙に近い町工場のKindle版

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