NASAより宇宙に近い町工場

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 1512
感想 : 210
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597525

作品紹介・あらすじ

誰もが工夫をして「よりよく」を目指すようになれば、社会はよくなる!本業の町工場でもクリエイティブな経営方針で売上を伸ばしつつ、宇宙ロケット開発の夢を追い続ける著者が、自らの体験から「夢をかなえるには?」「仕事を楽しむには?」「明るい未来をつくるには?」を熱く語る。

感想・レビュー・書評

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  • どうせ無理という言葉をなくし、だったらこうしたらという言葉に変えたいと。
    息子がこの方の講演を聞いて感動し、私もYouTubeで講演を聞いた上で、本書を読んだ。
    赤点ばかりの子供時代でも、大好きな紙飛行機や工作が支えとなり、植松電気の社長になって、金属の仕分けをする重機の磁石の開発、夢見ていたロケットの開発。
    作者のこれまでの人生を踏まえた重みのある言葉。
    本書で、息子に少しでも灯りを灯してやりたい。

  • 「前向きになれる本。私もどうせ無理って言わないようにします」

    すごい本に出会ったな・・と思いました。
    植松さんの今まで感じてきた社会への違和感をブレずに仕事に生かしているところが心に響きました。

    この本では、自分が逆の立場だったら「もうだめだ、やめよう」と感じてしまうような出来事が紹介されます。
    でも、「あきらめないで工夫」しつづけるとこんなことが起こるよ、だから「どうせ無理」って思ってはいけないというメッセージが何回も表現や具体例を変えて紹介されます。私はこの本を読みすすめるうちに、今「無理」って思えていることを工夫して進められないかなという気持ちになりました。

    また、この会社は「女性役員比率」や、「給料の高さランキング」等に入ってくる会社ではないと思います。(そもそもそれを目指していないと思いますが)

    しかし、この会社に関わった人(見学者までも)がみんな成長を感じられる会社であることがわかり、とても魅力的に感じました。魅力的な会社=ランキングにある会社 とは必ずしもないのかもしれないなということを、よく考えなくても当たり前なのですが、再認識できました。

    昔はいろいろな条件が揃っていたから(無理していたのかもしれないですが)いい学校、いい会社、お金に心配のない人生がセットになって「勝ち組」といったような価値観が作られました。
    しかし、時代は変わったのに、その価値観に沿って人生を進められなくて苦しんでいる人がたくさんいる現状があります。
    これからは、「工夫する人」「あきらめない人」「『どうせ無理』といわない人」がお金のためではなく、夢や憧れに向かって自由に表現していくような方向性が教育や自分の人生を考える上で重要になってくることを気付かさせてもらいました。

  • 「どうせ無理」をこの世から無くす。
    そのために宇宙に、チャレンジする。

    感動しました。

    植松さんだけでなく、多くの企業家が、新しいチャレンジを日夜続けています。
    日本中で、数々のドラマが繰り広げられています。
    そのひとつひとつにスポットライトが当たってほしいです。

  • 10年以上前の本なのに、今の時代に向けて書かれたかのような。あまり変わってないんだな。
    後半は熱いメッセージの連続。できないことなんて、ない!

  • 北海道の町工場から、自腹でロケット開発に取り組む植松さんによる自伝的ビジネス書。丁寧で穏やかな語り口調の中にも、仕事や夢に対するとてつもないパワーが感じ取れます。子ども向けの講演会もしておられ、経営やビジネスだけで無く、親として教育の観点からも参考にしたいと感じました。自分の夢や可能性を信じて実践したくなる良著です。

  • TED talkを観て植松さんのファンになって、すぐにこの本を読みました。

    簡単な言葉だけど、そこに植松さんの想いが詰まっていて、心に直接響いてくる。
    前向きになれる。頑張る力をくれる。夢を持つ大切さを教えてくれる。

    今まで読んだ本の中で、一番パワーをくれた本でした。
    今後の人生、道に迷ったり躓くことがあったら読み返そうと思います。


    "成功するための秘訣とは、成功するまでやるということです。"

    "100パーセントできることは夢ではなくて、今できることをやらないでいるだけです。"

    "夢とは、好きなこと、やってみたいことです。そして仕事とは、社会や人のために役に立つことです。"

  • 読む価値あり。植松努さんのTED(プレゼン)を見てから興味がわき読みました。本当に読み応えがありますし、植松さんが言う「だったら、こうしてみたら」という考え方が世の中に浸透すると世の中が良い方向に変わるのではないでしょうか。「どーせ無理」という言葉に出会ったら、「だったら、こうしてみたら」と言い返せるようにします。

  • この本はきっとすごいと思って読んでみたら、
    やっぱりすごかった。

    「どうせ無理」よあきらめずに、
    「だったら、こうしてみたら」と夢を追いかける大切さを説く本。
    感動です。

  • 子どもが植松さんのロケット教室を受けたことがあり、この本を手に取りました。
    とても心に残るフレーズが沢山あります。
    是非一度読んでいただきたい本です。

  • どうせ無理をなくす
    だったら、こうしてみたらと考え続ける
    憧れが努力を生む
    憧れと優しさが夢を叶える
    夢はたくさんあったほうがいい

    全体的に読みやすい文書で、感情に訴えつつ論理的にもなっていて、植松さんの真っ直ぐした情熱が伝わってきた。
    後半のロケット教室のエピソードいいなぁ

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著者プロフィール

【植松 努】(うえまつ・つとむ)
 植松電機 代表取締役 1966年北海道芦別市生まれ。株式会社植松電機・代表取締役。株式会社カムイスペースワークス・代表取締役。NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)・理事。植松電機で世界水準のロケット開発、微小重力の実験、小型人工衛星開発などを進めつつ、子どもたちの夢を育てるロケット教室で年間1万人以上の子どもたちと一緒に活動している。これらの活動を通じて、人の可能性を奪う言葉である「どうせ無理」を無くし、夢を諦めない事の大切さを伝える。2010年4月より「より良くを求める社会」の実現に向けて、赤平で「住宅に関するコスト1/10、食に関するコストを1/2、教育に関するコスト0」の実験を行う「ARCプロジェクト」を開始。2014年に公開されたTEDsapporoでの「思うは招く」のスピーチは688万回再生(2023年1月6日現在)。

「2023年 『社会を変える学校、学校を変える社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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