貧乏入門

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597839

感想・レビュー・書評

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  • ・使わない物を処分する事がもったいないのではなく、無駄に消費するサイクルに乗り続けることこそが、環境に負担を与えるもったいないあり方なのではにでしょうか。

    ・「ケチケチして貧乏くさい」というのは、ほんとうに貧乏な人がやっている場合とお金持ちがやっている場合がありますが、どちらにしても不幸になるという点では同じです。それは、本人が不幸せなうえに、まわりにも嫌な気分を与えます。

  • 欲の数を減らして、一点豪華じゃないけど必要なものにはきちんとお金を掛けられる生活をするということ。
    意外と欲は叶えられるなら叶えても良いのだと知った。
    著者は必要なものと欲しいものをちゃんと考え抜けるように瞑想とかを利用しているという。
    特に食事に関しては妥協せずにいるそうでオーガニックな感じでちょっと贅沢しているそうだが、それほど掛からないとのこと。
    菜食主義でもあるからかもしれないが。
    ぶっちゃけその最低限の食費を掛けられるか否かってすごい重要だと思う。

  • そもそもが貧乏であるわたしは、入門どころか、この本に書かれている生活ができる収入を得るところから始めなければならないのだった。
    働けど働けどなお我が暮らし楽にならざり。

  • 心は勝手にプログラム(情報)を変える
    苦→快→苦→快
    これをストップさせること

    お金がない貧乏人になりましょう
    という意味ではなく
    欲望による消費をやめて
    必要に応じて良質のものを買い
    その産業に投資するようなスタンスへ移行していこう
    ということ
    それを通じて欲望から自由になる
    お金にものを言わせる生活から
    お金にものを言わせない生活へ
    皮肉にも
    その結果お金があまり
    経済的に余裕が自然に増大していく

    釈迦はもともと王子だった
    若くから欲望を得てきた
    だからこそ
    どれを満たしても幸福になれない
    ということをいやというほど知っていた

    イエスムハンマド
    一の根底は憎み批判
    現世では得られない幸福だから天国に召される

  • 大部分はいつも通り面白い興味深い!

    一部ううむ。著者自信が経験した事実であるからこそ熱く言い切っているのかもしれないが、問題の原因がそれ全てであると見えるような書き方に一旦読む目が止まってしまった。結論を導くためには必要な道筋なのだろうけど。

  • みんないらないものにお金を使っている。
    だからいつも「お金が足りなくなる」。そして「もっと金が欲しい」と思う。
    それといっしょに、「お金がない自分って、みじめ。」って思ってしまう。

    お金に関する本、気にして読む。お金の呪縛から逃れたくて。
    お金を使わないでいれるなら、そんな生活してみたい。
    でも、無いくせにスーパー行っちゃうんだよね。カタログとか見ちゃうんだよね。
    さすがにデパートやコンビニには行かないけど(高いという意識があるから)、
    気持ちがふらふらしちゃう。買い物したくなる。

    冷蔵庫や保存庫が空っぽになるくらい、食べきるとか。
    服や靴もボロボロになるまで着倒すとか。
    そんな究極味わって、自分の気持ち、リセットしたいんだけど。
    現代病だ、ふらふらスーパー病。主婦の哀しき性。

    このお坊さん、(お金)持ってる前提に、モノ語ってるんだよね。
    まあ今の日本じゃ、上手くお金を使えないことで悩まされているひとが
    ほとんどで、本当にお金がないひとは、そういないのかもしれない。

    でも!でも!いらないものはいらないんだよー!
    世間体とか見栄とか、そんなことにとらわれないで、倹約な人生、
    送りたいんだよーー!!
    ものすごく質素な生活して、実は残りのお金は寄付してる。
    なんて、格好のいいひとがいるなら、勉強させてもらいたいわ。

    まぁ、そこまでは望んでないけど、お坊さんだから、期待しちゃったわ。
    私の貯蓄の目的は、子供と自分の将来のためなんですけど。
    そのために倹約したかったんですが・・・。

  • デフレに対する新しい心構えとも読めるし、お金に振り回されている今の自分に気づいたりもできた。

  • ここまで徹底できたらいいんですけどね。

  • 使うときには使う、無駄な物を断捨離し、必要な物は購入する。
    清貧と質素だと断定できる本でした。

    「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火もまた涼し」

  • 既読。
    お金がないこと、じゃなくて、モノ少なく大切に使い、贅沢をしないことを“貧乏”と・・・。微妙なタイトル、付け方がお上手ね。

著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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