- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887598355
感想・レビュー・書評
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初の哲学書。すごく難しかったけど…何となく、イメージで、ニーチェは精神世界を語りたかったのかな…って。哲学書、色々読んでみたくなりました。
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ニーチェの人間認識の基本的考えは「遠近法」であるという。絵画の基本的な手法である遠近法が、人間の考え方や見方にもあるというのは興味深い。確かに、自分の関心のあること、直接利害のあることには近視眼的になり、そうではないことには距離感を置く。人によって考え方の「遠近法」が異なるから、価値判断も別のものになってくる。
また、ニーチェは、現実に起こっていることを全て受け止め、肯定することを説く。この達観した考えを持てる人間が、彼の言う「超人」ということであろう。
難解と言われるニーチェ哲学も、このシンプルな部分を押さえておけば、読み解くことができると感じた。 -
ベストセラー 『超訳ニーチェの言葉』の白鳥晴彦氏のニーチェの手軽な解説本。[超]入門とするだけあり、非常に短く読みやすい構成。
前半104頁までは「真実のニーチェ」として、「超人」、「神の死」、「力への意志」などのニーチェが提示する概念の解説を行い、後半の約30頁で「生きるためのニーチェ」として人生訓的な内容をまとめている。
ただ、やはりニーチェについて読むのであれば、もう少しずっしりしたものが読みたい。この本のターゲットユーザと少し合っていなかった模様。