経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887598362

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り経理のことが知らない人にわかりやすい内容となっている。ストーリー仕立てでエッセンスを伝えてくれる。この本を読んでから専門書を読むと良さそう。

  • 国税庁などで税務調査などを行い会計に精通した著者が架空のアート商会という会社を舞台にしてビジネスマンが身に付けておくべき会計の知識を書いた一冊。

    非常に解りやすくて、会計や数字に苦手意識がある人も抵抗なく読めると感じました。
    簿記などの勉強では決して見えない会社の経営の視点からみる会計というものが本書を読んで理解できました。
    管理会計→財務会計→税務会計の流れと違いや実務でも使う会議費と交際費の区別などは本書で深く理解することができました。
    あと、著者が専門としていた税務会計については詳しく書かれており、知識の部分はもちろん日本の税制の問題点などもわかり、非常に勉強になりました。
    また、輩出利益、重要指数など著者が使っている独特の表現も出てきて、普段難しく捉えがちな会計のスキルの理解も進みました。

    著者がもともと在籍していた国税庁での経験を踏まえての税務調査のこと、そしてあとがきには本書が分かりやすく、実践的であるようにしたいことが伝わってくる著者のエピソードも書かれていたりと今までの会計の解説本とはまた違った一面も感じることができました。
    本書は会社の経営のための手段としての会計の本質が理解できる一冊だと感じました。

  • 利益は差額概念。利益は目に見えません。常に、売り上げと経費の差額によって計算されるものです。利益と手元にあるキャッシュとは違うのです。p.66

    粗利は多ければよいというのは間違いありませんが、その粗利でまかなわなければならない費用を知っておくべきです。簡単に算出するには、会社全体の「販売費及び一般管理費」を営業職(売り上げ予算を持っている職種)の人数で割ってひとりあたりの費用を出す。

    「すべての取引は、「資産」「負債」「純資産(資本)」「費用」「収益」の5つの要素のうちのどれかで成り立っています。」(中略)「現金が増えた」「減った」だけではダメなのです。その原因も帳簿に記さなければなりません。これは複式簿記の基本的な考え方です。複式簿記は、すべての取引を2つの側面からとらえて、「資産」「負債」「純資産(資本)」「費用」「収益」の5つに分類します。「仕訳」とは、これら5つのうち2つを組み合わせて取引を記録することです。p.130

    売上高に対する営業利益の比率(売上高営業利益率)を見れば、本業の効率性がわかります。p.136

    B/Sは、「この会社はちゃんとお金を払ってくれるか?」を見るのに役立ちます。(中略)流動資産より流動負債のほうが大きかったら危険!と思っておきましょう。p.137

    会計の世界には、「会計は意見をあらわし、現金は真実をあらわす」という格言があります。

    営業活動によるキャッシュフローのプラスと、投資活動によるキャッシュフローのマイナスを合計してプラスになっていれば理想的です。p.178

  • とても分かりやすく、基本だけど大切なことでした。
    簿記とるよりも大切かも。
    会社で言われることの意味が分かった。
    Kindle Unlimited

  • 入社したての営業さんに読んでほしい本でした。

    印象に残ったのはあとがき。
    著者の家庭環境と努力に心動かされました。

    勉強って必要だ。

  • 会計知識の必要性を感じ日商簿記2級の資格を取得したものの「経理以外の人」なので仕事で使う機会が無く、せっかく得た簿記の知識が錆付いて忘れ去られていくのが嫌で、何かいい本は無いかと探していて出会った本。ストーリー仕立てで会計の基本の部分を本当にやさしくわかりやすく教えてくれる。ストーリーもおもしろいし「経理以外の人」には是非お勧めしたい本。逆に著者も語っているが「経理の人」には簡単で当たり前の話なのでお勧めしない。勉強の本でこんなにスッキリ面白い本は初めてかもしれない。

  • まさに題名の通り。
    「経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本」

    専門用語なんかも全然出てこないし、
    主人公も何も知らない奴だし、
    多分考え方の基礎という感じなのかな。

    「使える」の部分はまだ疑問符がつきますけど。

  • 初学者におすすめ。
    全く会計書の読み方を知らなかったので、架空の事例を交えながら説明されていて分かりやすかった。

    これきっかけにして仕事にも反映していきたいと思う。

  • ストーリー形式で理解のしやすい本だった。

    会計、数字アレルギーの人でも読みやすいと思います。

  • 管理会計、財務会計、税務会計など会計の体系をわかりやすく書いてある。

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著者プロフィール

久保憂希也(くぼ・ゆきや)
株式会社KACHIEL代表取締役社長
1977年、和歌山県和歌山市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部入学。2001年、国税専門官第31期として東京国税局に入局。飲食店・医療業・士業・ 芸能人・風俗等の税務調査や、外国人課税事務、確定申告関連事務を担当。 2005年、東証一部上場企業に入社。新規事業・経営企画・事業戦略・M&A・事業提携を担当。在籍した4年弱の間に13のプロジェクトを成し遂げる。2007年、会社全体の営業利益の3分の1(約63億円)を計上する子会社の取締役に就任。グループ全体26社・3,000人の部下を統率する。2008年に独立し、経営全般に関するコンサルティング事業を行う株式会社InspireConsultingを設立。2016年、株式会社KACHIELの代表取締役社長に就任。
著書に『「数字」で考えれば、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA)、『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

「2022年 『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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