ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)

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著者 : 立入勝義
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887598928

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ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)の感想・レビュー・書評

  • ソーシャルメディア。日本には真のソーシャルメディアと呼べるものが現れておらず、北米など外国のソーシャルメディアが日本に入る際に日本風にアレンジ、あるいは日本人が使いやすいようにカスタマイズされたものになっていますので、はっきりとした姿が見えづらいところがあると思います。
    つい最近の話ですと、twitterに日本語ハッシュタグが導入されたとき、1週間もしないうちに大喜利のお題に使われていました。同じテーマの話題をまとめるキーワードとして使うという本質を、日本人の文化に合わせてアレンジしてしまった事例だといえます。
    また、日本ではメディア(情報媒体)というとマスメディアのことであり、個人で情報を発信している人も、マスメディアを経由した情報の存在に(その情報に肯定的であっても、否定的であっても)頼っているのが現状です。マスが取り上げないような情報を個人が取り上げ、継続して流していくような仕組みは、まだほとんど育っていないといわざるを得ないでしょう。

    本書第3章冒頭、「日本でソーシャルメディアが立ち上がらない10の理由」は、必読です。ソーシャルメディアに限らず、日本の情報やサービスがガラパゴス化している理由としても、当を得ています。そして10も理由を挙げておきながら、無理に絞り出してこじつけたような部分がなく、日本がガラパゴス化するのはそれなりの根が深い問題だということがわかります。
    あと2つ付け足すとすれば、「周囲の反応や空気を読み、自分の意見ではなく空気に流された意見を表明してしまう、横並び体質」と「他人の情報でもうけを得るのはまかりならんとする、マネタイズ意識のゆがみ」があげられるかと思います。
    これらは歴史的に日本人が持ってきた性質だという考え方も強いのですが、明治時代の新聞には多くの意見記事が投稿され、あるいは自分の意見を発信するための新聞が多数創刊されたといわれています。メディアは新聞ですが、かなりの部分で現在のソーシャルメディアに近いものを作りつつあったのでしょう。それを考えると、現在の私たちができない理由はないのかもしれません。

    ウィキペディアの話も出てきています。私自身、この点を取り上げた筆者のブログを見て、ツイッターにコメントしたことで筆者との意見交換を少し行うことができたのですが、ウィキペディアはソーシャルメディアとしては異質だというのは間違いないでしょう。というのも、ソーシャルメディアの主たる目的が個人による情報伝達であるのに対し、ウィキペディアはそもそもが百科事典プロジェクトであり、いわゆる報道メディアとは一線を画しているべきものだからです。
    日本語版ウィキペディアでは、細部にわたって統一したルール作りを好む傾向にあり、また宣伝や売名行為を極端に嫌います。ルールとして何が宣伝であるかを定義できないので、「特筆性」という概念を持ちだして宣伝行為の排除を進めているのですが、ここ1年くらいでしょうか、特筆性の概念が暴走しつつあるようにも見えます。(このあたりは、以前にも私のブログで紹介していますので、そちらを参照ください。)
    http://pub.ne.jp/tamago915/?entry_id=3521220
    ウィキペディアの場合、個人の集合知による情報伝達手段、つまりはソーシャルメディアの中に含まれることには間違いないのですが、セルフブランディングの手段としては使えないでしょうし、マネタイズなんてもってのほかということで、やはり百科事典プロジェクトとして考えておくほうがよさそうです。

    最後に、日本がグローバル化しない、できない理由として、日本人一人一人が抵抗勢力となっているという指摘がされていることをあげておきます。つまり、旧弊に固執し、多様化を受け入れず、「日本らしさ」という言葉の陰に隠れて... 続きを読む

  • ソーシャルメディアの特性を一番良く表しているのが、ツイッターやフェイスブックだと思います。
    勿論、まだブログも健在です。
    この3つが、ソーシャルメディアの代表格です。

    ソーシャルメディア先進国のアメリカでは、日本よりもこれらのメディアが社会に大きな影響を与えています。

    この本は、アメリカのソーシャルメディアの動向と、今後の日本での未来予想図についてが、主な論点です。
    日本は、これからソーシャルメディアが大きな影響力を持つ社会になるのでしょうか?


    詳しくは書評ブログで!
    http://ameblo.jp/nori-shohyo/entry-10837113858.html

  • 図書館で気ままに手にとったやつ 7割方読んだ。 ダメだこりゃ。薄っぺらい。

  • Cf. "The ROI of Social Media is Sill Zero" (2010, 10/14) p241

    Alexis Tsotsis 'The Revolution May or May Not Be Tweeted' p245

    ジャーナリズム界の金言「夜討ち朝駆け」p252

    ソーシャル翻訳「コニャック」p299

  • ・Facebookもソーシャルメディアの1つとしてソーシャルメディア全体について触れられていた本でしたが、海外在住日本人ブロガーの視点から見た日本の状況が書かれていて面白かったです。

  • テレビでもラジオでも新聞でもない、ソーシャルメディアという新しい勢力。

    それは未来を考えるにあたって、とても重要な役割を持つという事が改めて解る本。

    ソーシャルメディアの普及を通じて、日本のガラパゴス化の深刻さを実感できる。

  • SNSってのは元々どうなんだろうか。
    FBはアメリカの上流社交クラブのような感じだったのに、よく日本に根付いたな。

  • ソーシャルメディアの動向に関して綴った1冊。

    2011年1月なので若干古いかと思ったものの、著者の予測通り、Facebookが日本でも台頭してきた今、読む価値があった。

  • 好きなことを書け、とにかく続けろ。

  • ソーシャルメディアとはなんぞやと、プレゼンする機会をいただき、参考資料資料として購入した一冊。いま現在のスナップショットとして、様々な事例やトレンドが散りばめられており、非常に満足しています。ネタ帳として非常に優秀な一冊でお勧めです!

  • 文化論でもなく、かといってノウハウ本にもなっていない。
    現状報告?レベル。
    唯一興味を持てたのは海外ブロガーのインタビュー部分くらい。
    もう少し具体的に踏み込んで建設的な方法論に言及するか、文化論からアプローチするかのどちらかに絞ったほうがマシ。
    あと、英語を勉強しろというアドバイスは、当たり前だしナンセンス。

  • ソーシャルメディアの未来がわかる。
    フェイスブック、Twitter、ブログをやっている人は見といて損しません。

    【長崎大学】ペンネーム:サム

  • ソーシャルメディアマーケティングは、口コミやツールの影響力をいかに最大化してマネタイズしていくかが重要
    ソーシャルグラフネットワークはエンゲージメントに活用できるが、ある程度長期的視点で考える必要がある
    継続的なつながり維持がポイント

  • まあ読みやすかったかなー。
    ていうかんじ。

  • せっかくの好著を、同じ著者の「検証 東日本大震災」という、リアルとかかわりが強いテーマの後で読んだ分、共感が薄く感じられたのが残念。

  • 北米のソーシャルメディア事情が参考になった。

    facebook のすごさを表現するためにmixiをディスらなくてもいいのに・・・。

    マスメディアが持つ最高の武器「黙殺」
     → mixi が殺された


    ソニー 長い時間を費やしてこそ一人ひとりのファンとつながっていける
    無意識というのは、大きな利権構造によって知らず知らずのうちに選択させられている
    島国日本、村八分


    Will it blend ではミキサーを販売して収益
    クラウト

  • ソーシャルメディア時代に成功している人たちへのインタビューが多く掲載されており、自分もやってみようという刺激になる。これからは個人の時代。

    ソーシャルメディア時代に必要なもの
    ・起業家精神と国際感覚
    ・「好きなことを書け、とにかく続けろ」
    自分が得意で差別化できる分野を探す。

    あると有利なもの
    ・英語力
    ・中国語・韓国語
    欧米だけでなくアジアにも目を向ける(急成長市場)

    インフルエンサーの育て方
    ・共感と情熱をもった最初のフォロワーの存在

    デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」 | Video on TED.com
    http://goo.gl/9aiG

  • ガラパゴス化した人には、読んでも正直賛同や変化がもたらされるとは思えない内容。作者も希望はしているが、多分そう思っていないのでは。
    内容は悪くないが、考えさせられるかというとそうでもない。

  • 前半は、既存メディアがTwitterやFacebookといったソーシャルメディアに侵食されている様をアメリカの事例をもとに紹介、
    後半は、それらソーシャルメディアに対し日本がかかえている課題や可能性について著者の見解が書かれている。
    著者の見解もインターネットメディア上からの見解だけではなく、

    社会学的なアプローチから日本の島国気質とソーシャルメディアの関係を言及しているところがあり大変興味深かった。

    ・この手の本にありがちなソーシャルメディア万歳といった偏った書き方はしていない。
    ・専門的な用語はあまり使われていない。
    ・具体的な事例をもとに書かれている。

    といったところから初心者には良い本だと思うが、その反面ある程度ソーシャルメディアの知識を有していて深く理解したい人にはもの足りない内容かもしれない。
    ソーシャルメディアについて理解を深めたい初心者にはおすすめの本である。

  • ソーシャルメディアの今がうまくまとまっており、かつ読みやすい本であった。また、人々の認知度が高いfacebook、mixi、twitterといったもの以外のものものっており、試しにそのHPを見てみる価値はあるといえる。これまできたソーシャルメディアの流れがこのままさらに加速の一途をたどるのかはわからないが、それでもこのソーシャルメディアが新たなるプラットフォームの一つとして、ITの中での地位を確立するのは確かであろう。サービスの向上とともに、よりつながれ可視化されるようになっていくネット環境においても、それを悪い意味でとらえるのではなく、それを生かす形で自分にとっての価値づくりにつなげていくことにこそ、SNSが果たす役割があるのではないかという気がしている。ツールによって自分が変化させられるのではなく、ツールによって自分が変わることで、きっと実体験以上の経験や思いを得ることができると信じている。

  • 一般のソーシャルの意識が変わると思いますが、アメリカと日本のソーシャルが違うというのも踏まえているので、まぁありかと。
    ソーシャル生業にしている人には、斜め読みもありだし、ソーシャル初心者さんにも読みやすくなってました。

    残念なのは、アメリカのソーシャル周りが多いです。
    も少し日本のも触れてほしかったです。

  • 米国在住のブロガのソーシャルメディア論。
    米国事情を中心にしているが、比較的読みやすい。

    「SNS」がリアルな関係をネット上に移したものであるところに重要性があるという指摘はもっともだ。ただ、mixiやGREEはそうではないと言い切るのも行き過ぎな気がする。mixiも最初はメールでの招待制であったはずだ。確かにFacebookとは色んな面で違いがあるが。

    著者は、日本でのソーシャルメディアの立ち上がりが遅れるのではないかと懸念しているが、その理由として挙げているものをあえて並べてみる。

    1. 既存大手メディアの影響力が強すぎる
    2. 人権意識が低い
    3. 政治(や社会)とジャナリズムへの関心が薄い
    4. 個性を認めない「出る杭を打つ」文化の存在
    5. 自営・独立をする人が少ない
    6. 非営利団体に対する支援と理解の欠如
    7. 語学力の低さと国際意識の欠如
    8. PV神話が根深い
    9. 先駆者としての匿名掲示板の存在
    10. 芸能ネタへの偏り

    このリストは、ある意味では日本人の評価に対する常套句であり、偏った見方とも言える。それほど悲観する必要もないのではと思う。TwitterだってBlogだって日本の活動はそれほど低調なわけではない。アメリカだって似たようなところがあって程度の問題だとも言える(語学力以外は)。いずれにせよ、学生時代からSNSを使っていた世代は懸念する必要もないのだと思っている。問題は、それより上の世代がどこまでついていけるのかだろう。

    ソーシャルメディアを使うことが当たり前になる日がそこまで来てはいる。身構えずにさっと乗っていければいいのかと。

  • Twitterを学級会に例えた議論の紹介がおもしろかった。頭の良い人同士だとなんのことを言ってるのかわかるだね。言葉の裏をよんで。

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ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)の作品紹介

ソーシャルメディアとは、「草の根メディア」とも呼ばれ、マスメディアのトップダウンの情報発信の対極に位置する、ボトムアップの情報展開。ツイッター、フェイスブック、YouTube、ブログ、ウィキペディアなどがその代表例だ。そのソーシャルメディア先進国のアメリカでは、既存のマスメディアをまさに呑み込む勢いだという。その波は、日本に、いつ、どのような形で到来するのか?それとも、日本は「ガラパゴス」の道を選ぶのか?北米在住、気鋭のソーシャルメディア・ブロガーが目のあたりにした現実をレポートする本書は、日本における2011年からのマーケティングの方向性を指し示す類まれな近未来図にもなっている。

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