京都狛犬巡り

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著者 : 小寺慶昭
  • ナカニシヤ出版 (1999年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784888484831

京都狛犬巡りの感想・レビュー・書評

  • 知らない著者の名前だと思ったら、実はねずてつや氏の本名でした。
    京都で見られる狛犬を紹介している本ですが、有名な観光寺社とはまた違う場所を訪れているため、小さな知らない寺社が多くて珍しい気持ちになります。

    特にはっきりした定義がない狛犬なので、著者も感性が赴くままに観察しているといった感じ。
    京都以外の寺社についてもいろいろと紹介されていました。

    たとえば熊本市には味噌天神というお社があるとのこと。
    もともとは御祖天神という、響きは同じながらも違う漢字だったものの、国分寺の味噌蔵の守護神となったことで字が変わり、今では味噌を守る全国唯一の神として関係者からの信仰篤い場所となっているそうです。

    北海道神宮は、雪深い場所にあり、冬の参拝が困難になるため、札幌テレビ塔の近くに頓宮が鎮座していると知りました。
    雪国ならではの参拝対応法があるのですね。

    味噌天神と同じ要領で、笠森稲荷がいつしか瘡守稲荷になったパターンもあります。
    「瘡」とは、皮膚病や梅毒などの病気であり、当時流行った伝染病から人々を守る神社となったとのこと。
    同じ響きには同じ言霊が宿るとの古来からの伝統のようです。

    もちろんタイトル通りにさまざまな狛犬の情報も写真付きで紹介され、立派なものから笑えるものまでいろいろあるものだなあと、おもしろく読みました。
    巻末には、著者お勧めの京都狛犬巡りモデルコースも掲載されています。

  • 小野寺慶昭:著。京都の参道狛犬の統計。浪速狛犬、出雲狛犬、白川狛犬などの京都分布を丁寧に調べた本。

  • ねずてつや(小寺慶昭)氏の狛犬本第二弾。京都の狛犬はどこから来たのか、個々の狛犬の材質などディテールにこだわり独自の視点から分析をしている。逆立ちの備前焼で出来ている狛犬・歯が口内を一周していて閉じることのできない狛犬・もはや何がモデルなのか検討がつかない爬虫類系狛犬(?)など著者の狛犬に対する探究心は留まるところを知りません。

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