科学哲学者柏木達彦の春麗ら: 心の哲学、言語哲学、そして、生きるということ、の巻
- ナカニシヤ出版 (2000年5月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784888485647
作品紹介・あらすじ
心とは?生きるとは?現代哲学の限りを尽くす元気が出てくる哲学入門。
感想・レビュー・書評
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いままでの3部作と違って、いい意味で期待を裏切ってくれました。これまでの3部作はわかりやすいということが一つの特徴でしたが、今回の特に第2部は難しかったです。しかし、第3部の「生きるとは」は誰もが持つ悩みに柏木を通して著者の考えがにじみ出ているような気がしました。
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富田節ver.4。そうね。
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著者をモデルにした大学教授「柏木達彦」が哲学を対話形式で分かりやすく語るシリーズの第4作目。このシリーズの優れたところは哲学上の「理論」「人物」ではなくひとつの「テーマ」にスポットをあてているところ。それによってあまりにも広く深い哲学の海でおぼれることなく、日常で活用できる哲学的考え方に触れることができます。それでいて全部を読めば哲学全体の概観を得ることもできるので哲学の入門書としてももってこい。また、この巻の第三話「五月になって」は人生に迷った人にも大いに役立つ話ではないかと思います。人生の意義、自分の存在価値について今の人々と同じように悩んだ偉人達の考えは含蓄に満ちています。まだ春には少し早いですが哲学に興味のある人にもそうでない人にもおすすめしたシリーズです。
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