えほんのせかい こどものせかい

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著者 : 松岡享子
  • 日本エディタースクール出版部 (1987年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784888881258

えほんのせかい こどものせかいの感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    子どもを持つ親は、とりあえず子どもがまだ小さいうちに1度は読んでおくと、あとで後悔がないと思います(笑)

    絵本をよむ、物語を聞かせる、ということの本当の意味を伝えてくれてる良書です。

    やはりあくまでも文字は道具。
    文字で表したくなるような豊かな内容が育たなければ、
    識字の世界は浅ましくも狭いものになる。

    なんにせよ幼児教育にかかわる全ての人の必読書でしょう。

    後半のブックリストの絵本は文句なしの傑作ぞろいです。

  • 子どもの本に携っている者として、児童図書、特に絵本に関して漠然と感じていたことをずばり言い当てており、また自分の勉強不足もわかりました。
    「子どものため」と思って出版されたのでしょうが、「子ども目線」になっていない本の多いこと。図書館で借りられない本を整理すると、そのような本がたくさん出てきます。
    子どもに知識や考え方を押し付けようとする絵本、子どものレベルを考慮していない絵本、大人向け(芸術的)にはいい絵なのだが、子どもは興味を示さない絵本。
    大人目線ではなく、子ども目線でいい絵本を探す必要性とヒントが詰まっており、とても勉強になりました。

  • 付録でない本文の切れ味が抜群。子どもへの誤解、曲解をばっさばっさと!子どものための絵本の本質をがっしりと捉えている。

    ・子どもに本を読んでやるとき、その声を通して、物語と一緒に、さまざまのよいものが、子どもの心に流れ込みます。
    ・「お話を語ることは、文学に対して、額縁が絵に対して果たすのと同じ役割をします。」
    ・「心がきょう感じとったことを頭があす理解する」
    ・バートンさんといっしょにいて、わたしは、ものを見る訓練のできている目と、そうでない目との違いを、つくづく思い知らされました。
    ・本のもつ要素からいえば、“あたたかみ”ということ、子どもの要求かいえば、“安心感”ということ。
    ・一見しゃれたふうに、一見子どもの心に近いように見える表現が、かえって子どもに過重な負担をかけている例は、今日、多くの絵本に見ることができる。(主観表現の難しさ)
    ・くりかえしに対して示す子どもたちの反応は、ひとつには、様式美に対する子どもの興味の芽ばえとも見ることができる。
    ・こと感情に関することだけではなく、昔話はあらゆる抽象的な表現をさける。大広間が豪華だったというかわりに、「床も壁も金でできていました」といい、若者は質素に暮らしていたというかわりに、「麻の着物を着、とうもろこしのパンを食べていた」という。すべてを目に見えるところでとらえようとする。

  • 2017.6月。
    先日きんだあらんどさんで買った本。
    絵本の役割、絵本の選び方、絵本の読み方、大人が子どもにできることなどについての松岡享子さんの考え。
    基本的な普遍的な大切なことばかりで、教科書にしたいような本。
    複数の子どもたちへの読み聞かせについても書かれており、これからはじまる幼稚園の文庫活動や、店のおはなし会の参考になった。
    久々にノートに書きながら読んだ本だったな。
    初版が1987年!
    大切な根っこの部分は時代が変わっても変わらないってことだ。

  • 図書館
    ・本を読む世界には文字が読めないと入れない、文字が読めない子どもには読み聞かせで本の世界の門戸を開けてあげる。
    ・読み聞かせはただ音で伝えるだけではない、声から愛情や解釈、理解、好みなど様々なものが伝えられる。
    ・あくまで読み手に徹する、感情を表に出して読むと本の内容ではなく演技が印象が残る
    ・本の読み聞かせは、絵に対する額縁のような役目
    ・物語に没頭させる、説明や質問をしない
    ・教訓や意図を理解させようとしない、大事なのは期待や安心など心の働き「心が今日感じ取ったことを頭が明日理解する」
    ・象形文字の例からも、文字になる前の絵の段階イコール挿絵
    ・文章を読んで頭で映像化するには知識や経験が必要、子どもにはどちらも足りないため物語に入り込むには挿絵が必須
    ・橋渡しの役目だけではなく、そもそもが芸術作品
    ・子どもが選ぶ良い本と、本が子どもに訴える力を信頼する
    ・表紙や見返しは、プロローグ、時間をとって眺めよう
    ・まず絵に集中させる(頁を繰ってすぐに文を読まない)
    ・後半は、有名絵本の効果的な読み方

  • ただのメモ
    ・本より
    ★私見
    ---
    ・子供に好かれるお話のパターンというものがある。
    ・3人(匹)の登場人物があり、3番目が成功する
    ・いい人と悪い人が同じ冒険をし、異なる結果を得る
    ・一本線上のストーリーの繰り返し
    ★確かに思い当たる物語の枚挙にいとまがない

    ・子供は繰り返しの話が好き
    ・読み聞かせカセットテープの「次のページへ進みましょう」が一番気に入られたりする
    ★次の展開を知っている安心感、再現された時の安心感があると違う本でも読んだことがある

    ・図書館に行って家にある本を借りてくることもある
    ・馴染み、親しみへの安心感

    ・子供が理解しやすい文章について
    ・「その家は豪華だった」「その子は悲しんでいた」…抽象的すぎてわからない
    ・「その家は金でできていた」「その子は泣いていた」…具体的でイメージできる
    ★子供が理解しやすい文章はどういうものかについても触れられていて、絵本を選ぶ際の参考になる。最近の絵本は親受けが良いものばかりが目立つと思う。お母さんが死んじゃった絵本とか。もっと子供目線で絵本を選び続けていきたいと思った。
    ★子供と会話する時にも、この本に書かれた文章術のようなものを気にしておくと役立つだろう。
    ---
    ★分かりやすい文章の例として紹介されていた『どろんこハーリー』などを借りた。娘は気に入ってた。保育園の貸し出しコーナーにあったので、古くからある良書なんだな、と再確認した。
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    気になった参考書籍
    『昔話と子供の空想』シャーロッテ・ビューラー
    『子どものために書くこと』バーバラ・ウィルソン

  • 読み聞かせや絵本の勉強にと読みました。
    初めの方は、子どものいるお母さん向けなのかなという印象を受けて、本のチョイス間違えたかと思いましたが、読み聞かせの仕方や本の紹介、読む際のポイントなども盛りだくさんに入ってました。
    この本の出版自体は結構古いけど、絵本や子どもに関わる様々な人にとってとても勉強になる本だと思いました。

  • 絵本を読み聞かせするなら読んでほしい。というか絵本か子供にかかわる全員におすすめしたい。

  • ・Amazonで絵本に関する本を何冊か調べて、よさそうだったので買った本。
    ・「絵本の読み聞かせは子どもとのコミュニケーションである」
     だから、子供が「絵本読んで~。」と何度せがんでも、できる限り応じてあげるべき。
    ・本中にあった読み聞かせの仕方、絵本の選び方は、参考になった。
    ・本に取り上げられていた絵本は、海外の絵本が多く偏っていたような気がする。
    ・本でも紹介され、著者が書いた「おふろだいすき」という本を買ってみたところ、割と長くて親にとっては困ってしまうし、ストーリーも??なのだが、最近の子供のお気に入りです。

  • この前、長男が産まれ、1歳から八年間、一日二冊ずつ読んできたとして(同じ本があるけれど)計算したら5000冊を越えていて、「チリも積もれば山となる」って本当だな、と思った。

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