歴史家の自画像: 私の学問と読書

著者 :
  • 日本エディタースクール出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784888883719

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパを日本人の眼で捉えるとはどういうことなのか。ヨーロッパ中世社会を独自の視点で描き出し、多くの読者を魅了してきた阿部社会史。本書では著者の歴史観の形成を「読書」と「学問」を軸にたどりながら、なぜヨーロッパの「個人のあり方」と日本の「世間」が課題として浮き彫りになってくるのかを再考する。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史家の歴史への取り組み方についての自叙伝的なもの。

  • 「個」じゃなく「世間」の日本が好きだなぁと改めて。独史に詳しく、ヨーロッパ史専門の著者のよる、論文・エッセイ・インタビュー等等。宗教や哲学までふまえないと、世界史を理解するのは難しいのねと、改めて感じた一冊です。

  • 読書について、それまでの文章を集めて出版したもの。やはりいつも何かしら私に与えてくれる人物だと、これを読んで改めて思った。歴史を勉強する者にとってもそうだが、そうでない人にも読んで損はない一冊である。

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著者プロフィール

1935年生まれ。共立女子大学学長。専攻は西洋中世史。著書に『阿部謹也著作集』(筑摩書房)、『学問と「世間」』『ヨーロッパを見る視角』(ともに岩波書店)、『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』(講談社)。

「2002年 『世間学への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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