喜びの泉 ターシャ・テューダーと言葉の花束

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784889919417

作品紹介・あらすじ

喜びをつかみなさい-シェークスピア、ワーズワース、エマーソン、ソローなど、作家や詩人の言葉に、絵本作家ターシャ・テューダー(1915年生まれ)の美しい絵を組み合わせた『喜びの泉 ターシャ・テューダーと言葉の花束』は、私たちにそう語りかけます。作家たちが賛美するのは、輝きに満ちた自然、あたたかい人の心、夢がもつ力。ターシャの繊細でぬくもりのある水彩画が、それらの言葉の意味を身近に感じさせてくれます。彼女の孫たちのかわいらしい姿や、子供時代のターシャも登場します。「喜びを感じる義務ほど、軽んじられている義務はない」と、ロバート・ルイス・スティーブンソンも言っています。『喜びの泉 ターシャ・テューダーと言葉の花束』は言葉と絵で、無邪気な子どもの心と思い出のなかの小さな楽しみを描いています。知恵と感動のこの一冊を見ていると、私たちのまわりにもたくさんの喜びがあることに気づかされます。

感想・レビュー・書評

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  • ターシャ・テューダーさんの画文集ですね。
    ターシャ・テューダーさんが作家や詩人の言葉が言葉に、美しい絵を組み合わせた作品です。
    「『彼女の孫たちのかわいらしい姿や、子供時代のターシャも登場します。
    「喜びの泉 ターシャ・テューダーと言葉の花束」は、言葉と絵で、無邪気な子どもの心と思い出のなかの小さな楽しみを描いています。知恵と感動のこの一冊を見ていると、私たちのまわりにもたくさんの喜びがあることに気づかされます。』と翻訳の食野雅子さん(1944年生まれ、翻訳家)は語られています。
    花や田園の風景にやさしく囲まれた、子どもたちの表情も生き生きとしています。平和と命の喜びにあふれた心温まる画文集です。箴言も馴染みのある作家ばかりで、生きる手だてを語りかけています。
    喜びに満ちたひとときをゆったりと味わえました。

  • プレゼントにする

  • 自然を愛してこそ人生、ターシャの好きそうな言葉たちでいっぱい!

  • 原題 The Springs of Joy by Tasha Tudor

    副題 ターシャ・テューダーと言葉の花束

    ・心に平安をもたらすことができるのは、自分しかいない
    byラルフ・ウォルドー・エマーソン 自己信頼

    ターシャ・テューダー「静かな水の物語」を観ていて、紹介されていた

    ・人生は、まじめに議論するにはあまりにも重すぎるテーマであるbyオスカー・ワイルド

    ・私たちは、自分を離れてものを見ることはできないし、
    自分のなかにないものを作品に込めることもできない
    byオスカー・ワイルド 芸術家としての批評家

    ・夢に向かって自信をもって進み、
    思い描いた人生を生きようと努力するなら、
    思わぬ成功を手にするだろう
    by ヘンリー・D・ソロー ウォールデン 森の生活
    (If one advances confidently in the direction
    of his dreams, and endeavors to live the life
    which he has imagined, he will meet with a
    success unexpected in common hours.)
     

    ・私たちは、夢と同じものでできている
    byウイリアム・シェークスピア テンペスト
    (We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep.
    — 第4幕第1場
    我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる)

    ・人生のしあわせは、ささいなことの積み重ねでできているーーー小さな、すぐに忘れてしまうような、あたたかいキス、ほほえみ、優しいまなざし、心からのほめ言葉、そして数えきれない、ちょっとした楽しい考えやうれしい気持といったものだ。
    byサミュエル・テイラー・コールリッジ 即興芸人
    Samuel Taylor Coleridge(イギリスのロマン派詩人であり、批評家、哲学者)

    ・人格の形成に社会が役立つこともあるし、そうでないこともある。想像に孤独が必要なこともあるし、そうでないこともある。byジェームズ・ラッセル・ローエル 文学についてのエッセー
    James Russell Lowell(アメリカ合衆国のロマン主義の詩人であり、批評家、編集者、かつ外交官でもあった)

    ・しあわせなのは、今日の日を自分のものと呼べる人
    明日よ、最悪を尽くせ、私は教を生きたのだからと恐れることなく言える人だけ
    byジョン・ドライデン ホラティウスの模倣
    John Dryden(イングランドの詩人、文芸評論家、劇作家)

    ★・本はよい読者を得て良書となる。よい読者はどんな本のなかにも、ほかの人にはわからないけれど、自分の耳には確かに聞こえる秘密や内緒話のような特別の一文を見つける。本がどれほど有益かは読者の感受性しだい。
    本のなかに、埋もれた宝のように眠っている
    深遠な考えや熱い情熱は、
    それに値する頭と心があって、はじめて発見される
    byラルフ・ウォルドー・エマーソン 成功

    ・季節のなかでいちばん喜びをもたらしてくれるのはーーー夏であり、秋であり、冬であり、春である
    byウイリアム・ブラウン

    世の中の憂鬱は影にすぎない。
    そのうしろ、手の届くところに喜びがある
    byフラ・ジョバンニ

    ・人は自分が置かれている立場をすぐ状況のせいにするけれど、私は状況を信じません。この世で成功するのは、立ち上がって自分の望む状況を探しに行く人、見つからなかったら作り出す人よ。
    byジョージ・バーナード・ショー
    ウォレン夫人の職業

    夢をみるとき、ひとりのように、
    人生も ひとりでいきるもの
    byジョーゼフ・コンラッド 闇の奥

    私たちの見るもの、私たちの姿
    いずれも、すべては夢のまた夢
    byエドガー・アラン・ポー 夢のまた夢

    人はみな月と同じように
    だれにも見せない
    暗い面をもっている
    byマーク・トウェイン 赤道に沿って

    一粒の砂に世界を見
    一輪の野の花に天国を見る
    手のなかに無限を収め
    ひとときのなかに永遠をとらえる
    byウイリアム・ブレーク 無心の前兆

    理想は星のようなもの。手で触れることはできない。しかし大海原を行く船乗りが目印の星を買えるように、理想も変え、それにしたがって進めば、目的地に到達する
    byカール・シュアツ 1859/4/18ボストン、ファナル・ホールの演説

    喜びを感じる義務ほど
    軽んじられている義務はない
    byロバート・ルイス・スティーブンソン

    情熱なくして偉大なことが成し遂げられたことはない
    byラルフ・ウォルドー・エルマーソン 円

    人生は十分に長い、礼儀を尽くす時間は、いつだってたっぷりある
    byラルフ・ウォルドー・エマーソン 社会の目的

    わが身をさいてこそ、ほんとうの贈り物といえる
    byラルフ・ウォルドー・エマーソン 贈り物

    ★この世でもっともすばらしいころは、
    自分は自分のものだと知ることである
    byミシェル・ドゥ・モンテーニュ 孤独について

    ★もし仲間と歩調の合わない人がいたら
    その人の耳には、きっと違う太鼓の音が聞こえているのだ。
    どんなにかすかであれ、どんなに遠くであれ、
    自分の耳に聞こえる音色に従えばよいのだ
    byヘンリー・D・ソロー ウォールデン 森の生活


     

  • 引用文で編まれた絵本。特にソローの言葉が響いた。大人がゆったりとした時間を過ごすための絵本。

  • いつもターシャの絵は、見ているだけで癒されます。

  • 三葛館児童書・大型本 E||TU

    絵本画家のターシャ・テューダーのあたたかく美しい絵と、心に刻んでおきたい名言たちが同時に楽しめる絵本です。
    ターシャ自身が生前支えられたという言葉の数々は、読むだけで心が豊かになるものばかりですし、添えられた挿絵も、ターシャの優しいぬくもりが満ちていて、ページをめくるごとに心癒され、優しい気持ちになります。
    いつも手元に置き、一日の終わりなどに眺めて心に刻みたくなる一冊です。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=49043

  • プレゼント

    祖母から孫への贈り物でした。しかしまだ理解するには早いようで未来への贈り物になりました。

  • 原書で読んだ、いつかこの手に。

  • とても優しい絵と、美しくて強い言葉。元気をくれる本です。彼女の絵にはコーギーがたくさん登場するのが嬉しい。

  • ターシャ本のなかでも個人的にかなり好きなほうだ。絵がきれいだし、言葉にも励まされる。ここで紹介された作家の本を読んでいくのがたのしい。

  • 本当にきれいな絵です。添えられている言葉もターシャの選んだ言葉で、雰囲気がぴったりです。

  • 言葉もイラストもとーっても素敵!

  • 一応、文学少女のはしくれ(?)だった KiKi はこれまでの人生の中で何度か読んでいる本からお気に入りの一節を抜き書きして「言葉の花束」とか「言葉の宝石箱」とか色々な名前をつけてノートに書きためておく・・・・な~んていうことをやっていたことがありました。  でもね、あれってある年齢ではとっても素敵だと思った言葉も年を経た後に読み返してみるとこっぱずかしかったり、「な~にを言っちゃってるんだか!」と思ったりして、結局その書きとめられたノートは手元に残っていないんですよね~(笑)  でね、この絵本は KiKi ではない別の方が書きとめた言葉ということでもあるし、手元に置く本とすべきかどうすべきかどうか、結構悩んだりもしたんですよね。  でもね、この絵本を本屋さんで手にとってみて、この言葉を見つけた時、結局「あ、これは買いだな!」と思ってしまったんです。  その言葉というのは

    喜びを感じる義務ほど、
    軽んじられている義務はない。
    by ロバート・ルイス・スティーブンソン

    というもの。  普通に考えると「喜び」という感情と「義務」という言葉は何となく仲が悪そうな取り合わせだと思うんだけど、子供の頃学校で習った「義務と権利」という概念に想いをはせてみると、スンナリと受け入れちゃえる言葉のような気がしてきたんですよね~。  喜びを感じるような生き方をすることがこの世に生を受けた者の義務・・・・とでも言いましょうか。

    (全文はブログに)

  • 眠れない夜のお供。心が癒され元気が出て、翌日の自分の活力になります。ターシャのしゃれた絵と、ターシャを励ました、宗教的なものでも夢っぽすぎない現実味のある言葉が素敵です。

  • 名言集の類は、誰が挙げているのかがポイント。ただ「いい言葉」が羅列されてあるだけの本には触手が動きませんが、これはターシャ・テューダー選なので、なんていうか、ありがたみが全然違います。

  • だいすきだったひとがくれた

  • 素敵なことばがいっぱい

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著者プロフィール

絵本作家。1915-2008。アメリカ、バーモント州の山奥でガーデニングと動物とのナチュラルライフを満喫。その質素で優雅な暮らしぶり、広大なナチュラルガーデン、心に染み入る言葉の数々は、亡くなったいまも、多くの人々に勇気と感動をあたえている。

「2020年 『ターシャ・テューダーの手帳2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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