地球のかたちを哲学する

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制作 : Guillaume Duprat  博多 かおる 
  • 西村書店 (2010年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890139187

地球のかたちを哲学するの感想・レビュー・書評

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  • 地球のかたちは、どんなかたち?
    今では、地球がまるい惑星で宇宙をすごい速さでかけまわっている。
    言われてみたら、チビちゃんたちもそれが当たり前で育ってる。
    だけど、そんな「当たり前」の前はこんなに様々な地球が存在していた。

    島みたい。多角形。円形。球のかたち。
    みたことがあるような世界観も、こんなことを!と驚くような世界も。
    チビちゃんとうひうひ笑いながら読む。こどもは割とすぐに飽きてしまうけど、開くと興味津々で寄ってくる。
    人の想像する、考える力に圧倒される本。

  • 昔の人たちは実に様々な「地球のかたち」を思い描いていた。
    象の上に乗っかっていたり、水牛の上に乗っかっていたり、三角だったり、箱の中に入っていたり。
    それぞれの国や地域に伝わる言い伝えってすごいなぁ。
    まったく別々の地域なのに、結構似た「地球」があったりするのがすごい。
    考えた人は似た性格の人だったのか…。
    紀元前に既に球形だと考えていた人がいたのもスゴイ。
    自分ならきっとそんな事考えずに生きていただろう。「なんでもいいや…」って。
    現代に生きる者にとっては、まさに空想妄想大博覧会。
    現代でもまだまだあるんだろうけど、「分からない事がたくさんある」ってなんだかいいな。

  • 科学が発達しなかった時代に世界中の昔の人たちが地球のかたちをどのように想像していたのかを紹介した絵本。哲学というよりも先人たちの想像力に感銘を受けた。

  • むかしの人が考えたちきゅうは、今のちきゅうみたいじゃないと思いました。
    それと、いろんなじだいの人が書いているちきゅうは、それぞれちがうと思いました。

  • ◆きっかけ
    Amazonで『動物の見ている世界』を検索した時にオススメの欄に出てきて 2017/2/24
    ◆感想
    1歳…には早すぎた。めくるのは楽しそう。子供が小学生になったらまた借りたい。2017/3/28

  • 『動物の見ている世界』を読みたかったけど、全部借りられていたのでこれを借りた。これもなかなか興味深い。
    こうしてさまざまな時代の、あらゆる場所の人々による世界の解釈を並べて見ると、世界の捉え方が示しているのは、その人々の思想なのだとよくわかる。

    改めて考えてみると、現在の地球観を知らなかった人々は、迷妄の中を生きていたのではなく、(現代人からどう見えるかはともかく)、限られた知識と自分の目に見える現実を混ぜ合わせて、自分たちの目に見える世界を理解しよう表現しようという試みていたのだ。

    その表現の中には、複雑で大きすぎてその前でうなだれるしかない世界も、自分たちより大きな存在による、より良い計画の中にあるのだと信じることで救われようとする、切実な願いもあった。

    何か恐ろしいことが起きた時に、「私たちに神の御心はわからない。でもすべては神の計画によるものだ」と自分に言い聞かせ、その計画が神を信じる自分たちにとって良い未来だと信じることが生きるために必要だった時代もあったのかもしれない。気が知れないけど。現代の日本でこれを信じていたらやばいわ。付き合いづらそう。

    この願いが天動説の中心にあったのなら、地動説が危険思想とみなされたのも理解できる。まあ、キリスト教については半端な知識しか持ってないから、全く見当違いのことを書いてるのかも。


    ギリシャの人々は、世界の在り方について良い線突いてる。原子について知らなくても、存在するあらゆる物の元になった何かがあると知っていたんだから。と思ったところで、ギリシャ文明が西洋科学の基礎になったと思い出した。原子のアイデアだって、ギリシャ由来じゃん!良いとこ突いてる、じゃないよ(笑)

    でもこの頃(紀元前6世紀)の人々は、自分たちの大地が揺るがないと信じていた。
    地球がすべての中心で揺るがない物という考え方の世界は、単純で隅々まで光が行き渡っていて、すべてが明らかだ。きちんとした秩序と意味の保証されている世界に見える。同時に閉塞感がする。そういう世界は、多様な物の見方を許さないし、「ここ」以外のどこかを夢見ることすら許されない。

    いつの時代の人々にとっても、世界は単純じゃなかった。複雑で手に負えない現実が、安心できる世界であって欲しいと願って、「天動説」という神話を創り出したのではないかな。

    私たちは21世紀の人間だ。救いを得たいなら、現実を見てその中で生きなきゃならないと、知っていても良い頃だ。


    ウロボロスはシンプルで美しい。このシンボルは、世界の無限性と人間の有限性を同時に表している。

    世界が無限かは知らないが、始まりも終わりもとらえきれないのだから、ほとんど無限だと言っていい(と思う)。その無限性を尾を飲む蛇の姿で表している。そしてその輪の内側が人の認識できる世界だ。人間は有限な存在なので、有限に区切らないと世界を理解できない。

    こういう指輪欲しいな。

    尾を飲む蛇のイメージは、あちこちの民族が持っていたみたい。古代ギリシャだけかと思ってた。

    紀元前5世紀のインドに住んでいたヒンドゥー教徒は、地球は四頭の象と大きな亀(ビシュヌ神)と尾を飲みとぐろを巻く大蛇の上に乗っていると考えていた。
    この大蛇は、世界の創造にも参加したセーシャだ。 p.15

    ヴァイキングたちは、自分の尾を銜えているヨルムンガンドという蛇が住む海に囲まれた円形の大地が自分たちの住む世界だと信じていた。その大地の中心にはユグドラシルという木が生えている。その木は、生きている人間と死者や妖精たち、巨人たち、神々をつないでいる。古い北欧神話だ。アイスランドのスノリ=ストルルソンがこの神話を13世紀によみがえらせた。 p.37

    20世紀に、アフリカと南米で同じような地球観の話が収集されている。 p.39
    アフリカのマリ共和国南部の、バンディアガラ断崖に住むドゴン族は、パンケーキのように丸くて平らな世界の周りに海があって、その外側にはユグルナという大きな蛇が自分のしっぽを銜えているそうだ。この蛇のいるおかげで世界が続いている。大地の中心には世界の軸があって、この周りをぐるぐるまわっている。この柱を上っていくと、別の世界にたどり着く。
    ペルー、アマゾンの森の中を流れるウカヤリ川の岸辺に住むシピボ族は、地球は平らな丸い板で、大地の周りを尾を銜えたアナコンダが囲っている。大地の真ん中には、宇宙まで伸びる大きな木が生えていて、この世と別の世を結びつけている。シピボ族の神話では、太陽は彼等の祖先の一人で、「父なる神」や「インカ」と呼ばれている。インカ帝国とキリスト教の文化がミックスされてるのか。

    アジアの中心は、中国とインドなんだなぁ。

  • 自分で確かめたわけじゃないし、そのイメージができるまでのお話も知らないし、
    自分で地球のかたちを想像することもないのだけれど……。
    (序文「地球のかたちは、どんなかたち?」)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    地球は丸い、というけれど、
    それは誰かが言ったこと。

    誰も地球のカタチを教えてくれなかった時代に、
    人々は、世界がどんなカタチをしていると想像したのでしょうか?

    三角形だったり、大きな動物に支えられていたり、
    球は球でも中が空洞だったり…。
    古今東西、人間の想像力を集めた絵本です。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    上に書いた以外にも、
    テーブルのように3本の脚で支えられている世界や、
    箱に入っている世界、
    大地の下に「反転世界」がある…などなど、
    奇想天外な世界観がぞくぞく。

    個人的なお気に入りは、
    ゾロアスター教の水を循環させる要塞のような世界と、
    地球空洞説のアンリ・ゴーチェ版、地球の「内側」にも住める…というやつ。

    また本書には載っていませんが、
    調べてみるとあの数学者・オイラーも空洞説を信じていたりします。

    常識にとらわれない荒唐無稽さですが、
    けっして無根拠ではなく、人間の想像力の豊かさに驚かされる一冊でした。
     それではっ

  • なかなか斬新な地球の形がたくさん。
    部族の数だけ地球があるという感じ。

    その一方で古代ギリシャの哲学者は
    「地球は間違いなく球形」だと思っていたとか。

    三角だと思ってる人達が
    「球形だよ、動いてるよ」なんて聞くと
    「いやいやいや、三角やし」と思うよねぇ。
    無理もない。

    面白いなぁ。洋梨の形とかお洒落ぇ。

  • 地球って?
    昔の人たちが考えていた地球
    仕掛けのある絵でうーん、なるほど
    想像が広がって楽しい
    子供たちにも是非
    ≪ まるいかな 平らな地球 ほんとかな ≫

  • 文だけなら星4つだけど、しかけがあるから星5つ。

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