小公子セドリック

  • 西村書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890139200

作品紹介・あらすじ

素直で人を愛する心を持っているからいつもみんなに愛されてきた、伯爵の冷酷な心を純真な少年の愛がときほぐしていく感動の名作。

感想・レビュー・書評

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  • セーラとセドリックは対に語られることが多いでしょうが、まったく別物です。
    妙にスカッとする場面も。
    児童文学なので、小学生向けに易しく訳した本ではなく、読み応えがあるこういった本の方がお勧めできます。

  • 『小公子』は3冊目。元々のお話が良いのだから、良いのは当たり前かもしれないけど、この西田佳子さん訳のもとっても良かった!優しい言葉使いで子供にも分かりやすい、が幼稚ではない。ジェリーの髪の毛の話しの所は声を出して笑ってしまった。挿絵もとてもキレイでとてもよく、本自体も立派な作りになっていて所有欲をかき立てるw。何度読んでもセドリックの可愛らしさに胸がキューんとなってしまう。バーネットさん、この物語を残してくださって本当にありがとう。

  • 児童文学の中でも大好きな作品。
    主人公セドリックの素直で温かい人間性、それに触れた人がピンチの時に自ずと立ち上がる関係は、読んでいる者も自らを省みずにはいられないと思う。

  • 読書日:2014年3月28日-29日
    Original title:LITTLE LORD FAUNTLEROY.

    壮麗な絵とSedyの天真爛漫さに惹かれてあっという間に読み終わりました。
    この子が伯爵家ではなく、もし王家に生まれたら国民にとって
    これ以上の幸福はないだろうと感じました。

    下町で暮らしていたのに、ある日突然Englandの貴族の公子として暮らす事になったSedy.
    公子になったからと言って相手を見下さず、驕らず、
    誰に対しても敬意と愛情を注ぐ事は尊敬に値します。

  • バーナットの世界で愛されている代表作。
    頑固で嫌われ者だった伯爵が、純真で優しいセドリックと
    交流をもつうち、心に変化があらわれます。
    セドリックの会話のテンポのよさにひきずりこまれます。
    老人とこどもの物語がすきなので、このお話はかなり
    お気に入りです。

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著者プロフィール

フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットは、1849年イギリス・マンチェスターに生まれたが、幼い頃父を亡くし、16歳で一家とともにアメリカへ渡る。1873年、医師のスワン・バーネットと結婚、二人の男児をもうける。1886年『小公子』を発表し大ベストセラーに。1905年『小公女』、1911年『秘密の花園』を発表し、世界的な児童文学作家としての地位を不動のものにした。ニューヨーク州で余生を送り、1924年同地にて死去。

「2021年 『小公女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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