田宮模型の仕事: 木製モデルからミニ四駆まで

著者 :
  • 文春ネスコ
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890369508

作品紹介・あらすじ

工夫につぐ工夫…工夫することが、なぜこんなに楽しいのだろうか。模型づくりは「男の花園」だ。模型ファンの知らない模型屋の話。

感想・レビュー・書評

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  • 田宮模型の社長が書く、田宮模型の歴史

  • 起死回生、それは小松崎茂氏の箱絵であった。その昔、ウォーターラインシリーズ(田宮模型一社だけが出していたわけではないが)でお世話になった田宮模型の戦後史。なお、ウォーターラインシリーズは、小型艦艇はワンコイン100円で買えるほど、ほんとに安かったので重宝した記憶がある。

  • この本の初版は今から20年近く前の1997年。ちょうどプラモデルやミニ四駆にハマっていた頃。読んでいくにつれ、玩具店に入り浸り、改造に改造を重ねたミニ四駆を走らせていた当時の記憶が蘇ってきた。木製模型から始まり、ミニ四駆という一大ブームを巻き起こした田宮模型。そこには田宮模型社長である著者の田宮俊作さんの模型に対する情熱や愛情があった。模型の設計にあたり、実物を求め、世界各地の博物館やトイショーを周ることは模型を愛してなければできないことだと思う。久しぶりにミニ四駆作ろうかな。

  • 並んだ赤と青の四角に囲まれた星のマーク。ワクワクしながらこの本を手に取りました。
    書かれたのは1997年なのでちょうど私がミニ四駆でモノを改造する(手を加える)楽しさを知ったころだと思います。
    「はじめに」の最後にある「模型屋は私にとって、天職なのです。」という言葉からもわかりますが、好きなことを仕事にした著者の言葉だからこそ、しっかりと心に届くものになっているのでしょう。
    “ものづくり”に携わるものとして読んで良かったなと思いました。

    無意識のうちに、―“プライド”が出てしまっていたのです。こだわりというのは、えてして悪いかたちで出てしまうものだなと、反省しました。(P183)

  • プラモデルの王様、田宮模型。小さな町工場からスタートして、大会社に成長するまでの、田宮俊作さんの社史兼自分史。
    戦後、アメリカのプラスチックをつかった精密な模型に影響されて、自分たちでもやりたい、と、はじめたが、苦戦の日々。
    戦車のためなら、大使館にも、戦車通りでも、博物館にでも、戦場までも、いってしまう。ある意味狂っているが、仕事を楽しんでいる部分もある。すくなくとも、昭和時代、田宮模型は私に夢をあたえた。ホビーショーが静岡で行われるのも、この会社のご本家ではないだろうか?

  • プラモデルメーカーのタミヤが木製の模型からプラスチック模型への移り変わりやラジコンカーからミニ四駆まで、社長が語るタミヤの歴史です。

  • なぜ模型作りは楽しいのか。一億台突破のミニ四駆ブームを作った田宮社長が語る「工夫の楽しさ」。世界一の模型会社の秘密が明かされる。

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