こうも使える自衛隊の装備

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著者 : 江畑謙介
  • 並木書房 (1999年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890631056

こうも使える自衛隊の装備の感想・レビュー・書評

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  • 自衛隊について見る視点が変わる本。

    自衛隊について興味が出てきたら読むとおもしろい。

  • よく自衛隊を災害支援専門部隊に改編しろとか、平和維持活動専門組織にせよという主張がある。
    これは世界の現実から見て、間違っていると断言できる。
    確かに自衛隊は災害救援活動に派遣され、大きな力となっている。
    陸上自衛隊の施設科部隊は土木建設機材を持ち、カンボジアのPKOでも道路建設に活躍した。だが、それらは現代の戦闘組織として必要とされる機能と装備だから、災害支援や平和維持・復興活動にも応用できたもので、土木建築専門集団ではない。
    平和維持活動専門部隊でも、いつどれだけの規模でどのような任務に派遣されるか分からないのに、常に隊員を訓練し、装備を整えておかねばならない。
    平和維持・復興活動といってもいろいろで、その国や場所によって平和維持・復興活動に派遣される部隊の規模、能力などに差がうまれる。
    およそあらゆる事態を予想して、それに対応できる能力を持っているのは軍隊であり、そのような組織を「実際に使わないために」平時から維持するのが正当化されるのは、国防軍だけである。
    「実際に使わないため」が基本的役割であっても、必要な時には使える能力がない限り、抑止力はうまれない。それゆえ、突発する災害や平和維持活動のような任務にも対応できる能力がある。
    軍隊を廃止して平和維持活動専門の部隊や、災害派遣専門組織にした国は、世界のどこにもない。
    にもかかわらず、日本では災害救援専門部隊だの、平和維持活動専門部隊だのの構想が、何の疑問も持たれず、あたかも現実的な案のように論じられてきた。
    自衛隊の装備形態は変わらねばならないだろうし、既存の装備も多様な使い方をされる必要があるだろう。だが、それは国家防衛の武装組織としての自衛隊の本質を変えねばならないというものではないし、戦車やミサイルをなくせというものでもない。
    それを踏まえた上でも、なお自衛隊の装備と使い方には、現実の世界の変化に則した変化をする余地があるだろうと思われる。
    (「おわりに」のP324~P326より)

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