完訳 からくり図彙(ずい)

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著者 : 村上和夫
  • 並木書房 (2014年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890633210

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完訳 からくり図彙(ずい)の感想・レビュー・書評

  • 有名な茶運び人形だけでなく、色々なからくり人形の機構が掲載されています。一部に鯨のひげを使っていたり、当時ならではパーツもわかって興味深いです。<芝浦工業大学大宮図書館スタッフT>

  •  機械に何から何までやらせようとするから仕組みが複雑になる。定時法の機械時計も人が手を貸せば不定時法の和時計にできる。時計の仕組みに機転を用いて茶運び人形にする。湯飲みを取るタイミングを損なうと人形は茶を持ったままUターンして戻ってしまう。西欧人なら自動停止する機構を組み込むところ、からくり師はからくりと人間のコラボレーションを遊ぶ。

    『夫奇機を製するの要は、多く見て心に記憶し、物に触て機転を用ゆるを学ぶ。譬ば、魚の水中に尾を揺すを見て柁を作り、翅を以て左右するを見て櫓を製するの類是なり。去ば諸葛孔明は、妻の作れる偶人を見て、木牛流馬を作意し、竹田近江は小児の砂弄を見て、機関の極意を発明す。此書の如き、実に児戯に等しけれども、見る人の斟酌に依ては、起見生心の一助とも成なんかし。』119頁

  • この本は、東芝の創設者である田中儀右衛門が参考にしたらしいからくりの教科書。

    眺めているだけで、楽しかった。
    作りたいと思った。
    本の完訳に加え、実際に現存するからくりの御家の子孫さんが、実際に作る際の注意事項などを写真入りで紹介してくれていて嬉しい。

    なぜ、その現象が起きるかといった理論も説明してくれているし、前後左右から見た図を掲載してくれていて、とても分かりやすい。

    日本人らしいなと思ったのは、人形に着せる袴の作り方なども書いてあって、そこに人間味があっていい。

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完訳 からくり図彙(ずい)の作品紹介

江戸時代の和時計、からくり人形の仕組みを図解した『機巧図彙』は、日本が世界に誇る機械技術の啓蒙書である!三種類の和時計と九種類の座敷からくりが掲載され、多数の詳細な部品図とともに、その製作方法が解説されている。読者はどのような仕組みでからくりが機能するかを理解できるだけでなく、そのからくりを自作することも可能だ。西洋のオートマタ(自動装置)に匹敵する東洋のからくり技術を紹介した本書は、国際的にも貴重な文献として高く評価されている。まさに人と共存する独自のロボット文化を育んだ原点がここにある!

完訳 からくり図彙(ずい)はこんな本です

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