荒巻の世界史の見取り図 続 16世紀にょろ19世紀: 名人の授業 大学受験世界史
- ナガセ (2002年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890852666
感想・レビュー・書評
-
『詳説世界史研究』の補足的意味で読んだが、西洋側の歴史解釈に捕らわれないことの重要性を学べ、有益な読書であった。
ナポレオン3世やビスマルクに対する興味が湧いてきた。セバスチャン・ハフナーの著作を読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東進ハイスクールの講師荒巻豊志先生の2冊目の参考書ですが、1冊目と打って変わって大変参考になりました。例えば、ピューリタン革命における「独立派」の名称の由来(カルヴァン派の主張が色濃く出ている)やロックの思想におけるピューリタンの思想の影響など細かいところから、第2次囲い込み(エンクロージャー)において労働者となったのは誰かという問題(従来は農地から追い出された農民という説明だったが、この本ではこの時期に急激に人口が増加し、この増加分が労働者となったと説明する)、第2次エジプト=トルコ戦争の原因など授業での説明が不可欠なところまで、私自身の勉強不足でなおざりにされていたところを詳しく知ることができました。1冊目を読んだときは「あと3冊読むのは時間の無駄かな・・・」なんて失礼なことを思ったのですが、これは4冊ちゃんと読むべきですね。
-
論述対策に最適。難しい中世のイメージが掴みやすい。
-
16〜19世紀の世界史を解説した、非常に読みやすく、ためになる本。特定分野の歴史を勉強し(私の場合は、アロマテラピー)、世界自然体に興味を持ったときに、わかりやすく講義してくれる本は、貴重な存在。