SEという仕事

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891003593

作品紹介・あらすじ

あなたは上司の考えていることが理解できますか?部下の悩みがわかりますか?現場で直面するシーンごとに、新人SE、中堅SE、管理職、それぞれの立場で成すべきことを提言。

感想・レビュー・書評

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  • SEの担当者、プロジェクトマネージャー、その上司(本部長)のそれそれに思いがケース毎に書かれていて、参考になる。ケース毎にそれぞれの立場に身を置きながら考えることができる。好著。

    [private]以下 心に残ったポイント
    ・相手の意見に耳を傾ける P.62
    ?いったん自分の意見を封印し、ニュートラルな立場になる。
    ?相手の意見を肯定的に無条件に受け入れてみる。
    ?そうして客観的に2つの意見を比べ、最終的に判断する。

    ・提案書は論理的に構成されており、なおかつプレゼンテーションとしてストーリー性をもていなければならない。P.89

    ・リスクを見込んだ高い見積もりでコンペに負けた場合(受注機会損失)の方が、価格勝負に出て赤字で受注するようりもずっとましだ。P.91

    ・問題解決の手順 P.95
    ?顧客から現状を正確にヒアリングする。
    ?顧客からあるべき姿を正確にヒアリングする。または顧客にあるべき姿を提案する。
    ?問題点(現状とあるべき姿のギャップ)を指摘する。
    ?解決するための全体計画(業務改善、情報システム導入など)を立案する。
    ?全体計画から実行時間を考慮した個別計画に詳細化して、前後関係や優先順位を考えながら実行順序を決定する(階段を作る)
    ?個々のプロジェクトを実行する。

    ・適切なNOが顧客の信頼を生む。P.105

    ・説得・交渉スキル P.107
     感情・知性・意思の順番でアプローチする。

    ・論理にこだわらない顧客には「結論から先に」説明する。逆に論理にこだわる顧客には、「理由から先に」説明するのが鉄則だ。P.109

    ・PDR構造 P.110
     プレゼンの構造。結論を強調し、相手に印象づける。Preview(まず結論を言う)、Deliver(詳しい論拠を展開する)、Review(論拠と結論を改めて述べる)

    ・インフォームドコンセント P.113
    オフコンかあパソコンに移行するときのメリット・デメリットを事前に顧客に説明したのだろうか?

    ・コンサルタントは実行力。結果がすべて P.123
    コンサルタントに実行力があるかどうかを判断するのは非常に簡単である。これまでにそのコンサルタントが関与してきた企業の「その後」を見ればいい。結果が出ているはずである。[/private]

  • 1 SEという職業
    (SEという職業―だれもが不安を持っている
    SEが持つ不安の解消プロセス
    SEに必要な能力―メタフレーム ほか)
    2 ケーススタディ(4月・新入社員を迎えて
    5月・営業支援
    6月・提案書作成 ほか)
    3 SEスキルを自己チェック(自分はどのくらいのスキルを持っているのだろう?
    ITスキル標準との比較 スキル診断の操作 ほか)

    SEの仕事に必要な知識やスキルはきわめて多い。本書はSEの仕事の各場面の中で、何が必要なのか、なぜ必要なのかを語りかける。
    仕事の各場面は登場人物によるミニストーリとして展開し、それについて上司の視点と部下の視点を対比させながら、その場面で必要な知識やスキルを筆者が解説する。
    各場面がシステムの開発フェーズに沿って進行するため、読者は自分の仕事の段階に合わせて理解できる。また、その過程で「バランススコアカード」「リスクマネジメント」…など、SEに必須な知識が場面に応じて無理なく学べる構成が特徴。筆者がSE研修講師経験を通じて得た現場のSEの声が反映された実践的な1冊。

  • っつか、SEって言葉の範囲が広すぎるんじゃね?
    建築だったら建築士と検査機関と大工と左官と、
    下手したらビル管理人まで一絡げにしているようなもんだしょ

  • 新米からベテランまでSEの仕事内容を架空の会社の事例を元に紹介している。
    どちらかと言うとベテラン向けの内容になっており、SEを目指す者にとっては焦点がぼやけがちでイマイチな内容かも。

    他の書物と比べて特筆すべき点は特に無し。

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著者プロフィール



「2017年 『情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2018年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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