物語のディスクール: 方法論の試み (叢書記号学的実践 2)

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891761509

感想・レビュー・書評

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  • プルーストの『失われた時を求めて』を解剖し分類しまくるジュネットの熱量を感じられる一冊。
    だから何?、などと言うだけで本を閉じて終わりにするのではなく、使い倒すことが重要。この世に物語がある限り、物語論は続く。

  • かなりの重量感で、お腹いっぱいです。
    一度では到底、読みこなしきれない情報量と分析。

    古典的小説と近代的小説の狭間に、プルーストの『失われた時を求めて』をひきつけ位置づけながら、
    Ⅰ 順序
    Ⅱ 持続
    Ⅲ 頻度
    Ⅳ 除法
    Ⅴ 態
    の観点から論じられている。

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著者プロフィール

○著者 ジェラール・ジュネット
Gérard Genette/1930 年にパリに生まれる。高等師範学校を卒業したのち、高等研究実習院(後に社会科学高等研究院)ならびにニューヨーク大学で長く教鞭を執る。1970 年にツヴェタン・トドロフらと創刊した詩学専門誌『ポエティック』の編集委員を務めつつ多数の著作を発表し、構造主義以降のフランスを代表する文芸批評家、文学理論家として活躍した。特に「物語のディスクール」(『フィギュール』)で提示した物語論は、その後の文学研究に大きな影響を与える。1990 年代以降は分析美学の影響下に研究対象を文学から芸術全般にひろげ、美学に関する著作を発表。晩年には独自の形式をもつ自伝的書物を著した。2018 年死去。代表作に『フィギュール』(全5 巻、1966〜2002 年)、『ミモロジック』(1976 年)、『パランプセスト』(1982 年)、『芸術作品』(2010 年)、『バルダドラック』(2006 年)などがある。

「2022年 『メタレプシス 文彩からフィクションへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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